職人さんがつくる伝統工芸品の魅力と想いを伝えたい

BECOS Journal 編集長の赤津です。

BECOSは、全国から厳選した伝統工芸品・ Made in Japan アイテムをお届けするということをモットーに2018年3月にオープンいたしました。

伝統工芸品というと、ちょっと古臭いイメージでインターネットで販売をするには適していないと思いますよね。 でも、どうしても私は伝統工芸品にこだわって販売をしたいと思っておりました。

その理由は私の生い立ちにあります。 私は、茨城県の南部にある石岡市の出身です。

かつての常陸国の国府が置かれ、関東三大祭りの一つ「石岡のおまつり」が開催される歴史ある町です。

その石岡市で私の祖父は、竹細工という伝統工芸品をつくる職人でした。私は小さいころから、竹とんぼをつくったり、湯呑をつくったりして遊んでおり、ものづくりが身近にある環境で育ちました。

職人である祖父に憧れ、物心がついたころに一番最初に誕生日プレゼントにねだったのが、電動ドリルだったと両親にはいつも笑い話にされます。

そんな、伝統工芸が身近にある環境で育ちましたが、後を継ぐことなく2009年に大学を卒業し東京の士業専門のコンサルティング会社に就職、勤務して3年が経ったころ、祖父の体調が悪くなり2012年の9月に亡くなってしまいました。

祖父が亡くなったことで、石岡市では竹細工の職人は一人もいなくなってしまったということを知りとても後悔したことを覚えています。

両親からは、伝統工芸なんて食べていけないから、就職をした方がよいと勧められ、ほとんど祖父からは竹細工のことを教えてもらうことはありませんでした。



思えば、能面を彫ったり、そばを打ったり、包丁を研ぐのが好きだったりと”手しごと”が大好きなのは祖父の影響だと気づき、将来は日本のものづくりに携わる仕事がしたいと考えるようになりました。

そんなとき、石岡市出身の同級生が伝統工芸の越境通販サイトを立ち上げると知り、BECOSの立ち上げに参画させてもらうことになりました。

取材などで全国の職人さんと話をすると、石岡市だけではなく、全国のどの地域でも伝統工芸の職人は数が減っており、また高齢化の一途を辿っていました。

BECOSをスタートしてからお会いした職人さんでも、亡くなってしまったり、高齢でもう生産ができなくなってしまった職人さんおり、10年後には、忘れ去られてしまう職人さんの技術が本当にたくさんあるのだということを実感する毎日です。

そんな中でも取材をしたり、商品の写真を撮影を続ける中で、今まで全く見向きもされなかった職人さんの商品がBECOSを通して少しずつ売れていくことで、私はもちろん職人さんも元気をもらっています。

本当にありがとうございます。

これからも、お一人にでも職人さんがつくる伝統工芸品の魅力が伝わるよう取材や撮影を通して想いをおとどけしてまいります。

経歴

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茨城県 石岡市生まれ

1986年生まれ。幼少期より、竹細工職人の祖父の仕事を見て育つ。

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士業専門のコンサルティング会社に勤務

2009~2017年まで、東京都渋谷区にある税理士や司法書士、社会保険労務士事務所を専門にするコンサルティング会社に勤務。

Webサイトの制作やインターネットマーケティングの事業部長を歴任。

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BECOSの立ち上げ

2018年にBECOSの立ち上げに参画。BECOS Jonaurl編集長として、伝統工芸に特化した記事の制作や、取材を行っている。

赤津陽一  BECOS Jounarl編集長

1986年茨城県石岡市生まれ。

竹細工職人の祖父を持ち、幼少より伝統工芸やものづくりの現場を見て育つ。日本のものづくりの現状を変えたいとの思いから、BECOS(ベコス)の立ち上げに参画。全国の職人やメーカーに対して取材や撮影、インタビューを行い自分の足で情報を集め、読者へ届けることにこだわっている。