本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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開店・開業祝いや結婚祝いなどの祝い事に際して贈り物をするときには、熨斗(のし)がついた祝儀袋や品物を贈ることが多いですよね。
そんな熨斗(のし)が包むようにしているものは熨斗鮑(のしあわび)といわれるもので、実は鮑です。
そんな熨斗鮑ですが、どういった経緯でできたのか気になりますよね?
そこでここからは、熨斗鮑ができた由来や熨斗鮑の作り方について詳しく解説していきます。
ちなみに、この記事を読めば
についてしっかり理解することができます。
ぜひ、最後まで読んでいってください。
まずは、熨斗鮑とは何かということから解説していきます。
熨斗鮑というのは熨斗の原点となったもので、もともとは鮑の肉を薄く剥がして引き伸ばし乾燥させたもののことです。
ただ、現在では本物の鮑を使う熨斗鮑はほとんど作られておらず、代わりに黄色にデザインされたビニールが代用されるようになりました。
それでも祝い事の際に熨斗鮑をつける文化というのは今日まで残っています。
もともと熨斗鮑に使われている鮑は栄養価の高いことから不老長寿の薬ともいわれており、神様へのお供え物として活用されていました。
また、そのときに鮑を「伸(の)し」乾燥させていたことから熨斗と呼ばれるようになったともいわれています。
日本で熨斗鮑が誕生したのはかなり古く、日本書紀(720年)にある記載が最初です。
伊勢神宮への献上品として鮑を贈るために薄く切って乾燥させた(腐るのを防止するため)のが熨斗鮑の始まりといわれています。
また、それ以外にも肥前国風土記(8世紀)には、民が命乞いをするために木の皮を熨斗鮑に見立てて作ったという話が残っており、かなり古くから熨斗鮑の文化があったことが分かります。
その後、鮑の栄養価の高さから非常食として用いられたり、熨斗鮑を作成する際の「伸す」という行為が喜びや寿命を延ばすという意味にとらえられ出陣時の縁起物として扱われたりした歴史があります。
ちなみに、今の熨斗鮑と同じように贈り物として使われ始めたのは室町時代あたりで、武家での結納に使われていたようです。
ただ、庶民レベルまで文化として熨斗鮑が広がったのは、江戸時代になってからではないかといわれています。
今現在、熨斗鮑というのは本物の鮑ではなく、印刷された黄色い紙で代用されるケースが多いですが、それでも祝い事を喜んで贈り物をするという文化はこれからも続いていくことでしょう。
熨斗鮑の作り方は伝統技法とされており、長年作り続けてきた職人によって受け継がれています。
熨斗鮑を作るには、まず鮑をそぎ落とすように切り出します。
その後、軽く干して引き伸ばす作業を行い、熨斗鮑を調整。
もう一度乾燥させたら完成です。
今では熨斗鮑を作っている人も少なくなっていますが、伊勢神宮周辺では献上するために今でも熨斗鮑が作られています。
ちなみに、鮑が高価で手に入らない昔の庶民の人たちは、鮑の代わりに木の皮や魚のしっぽなどで代用していたといわれており、それが今の折熨斗のルーツになっているとされています。
折熨斗というのは熨斗鮑がルーツになっているもので、長六角形の紙の包みの真ん中に黄色い紙もしくは樹脂が入っているもののことをいいます。
この黄色い紙こそが熨斗鮑を模したものということですね。
この折熨斗の作り方としてはまず、以下の材料を用意します。
材料を用意出来たら、白い和紙を下にしてその上に赤い和紙を重ねます。
そしたら、両端を織り込んで六角形になるように形を整えてください。
その後、真ん中に黄色の紙を挟んで包み込み黄色の帯で真ん中を止めたら完成です。
本来は熨斗鮑を使うところですが、熨斗鮑は高級でなかなか手に入らなかったことから折熨斗が生まれました。
最近ではより形が簡素化されつつあり、折熨斗がなく印刷されただけのものも増えてきています。
ただ、折熨斗は日本の古くからの文化でもあるので、贈ってあげると祝いの気持ちを伝えることができるでしょう。
一般的にお祝いの贈り物や祝儀袋には熨斗紙を使用しますが、この熨斗紙にはだいたい熨斗鮑が印刷されてあることがほとんどです。
結婚祝いや進学祝い、開業・開店祝いなど慶事であれば、熨斗鮑が入っているもので問題ありません。
ただ、弔事には縁起物を意味する熨斗は不適格なので、水引だけが印刷されたものを選ぶようにしましょう。
また、慶事であっても、魚介類や肉類など生ものの場合にも水引のみのものを選んでください。
熨斗鮑は生ものを意味するので生ものにつけてしまうと意味がかぶってしまうので注意が必要です。
ここまでで、熨斗鮑の基本について解説しつつ、熨斗鮑の由来や作り方まで紹介してきました。
熨斗鮑は日本ではかなり昔から儀礼や贈り物として重宝されているものです。
ただ、最近では本物の鮑を使う熨斗鮑は少なくなっており、印刷されたものを使うのが多くなっているのも事実。
ただ、今現在も熨斗鮑を鮑で作成して文化を継承している人もいるので、ぜひ本物の熨斗鮑も見てみてくださいね。
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