本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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カーボン鍋はおいしくお米が炊けると聞いたけど、なかなか購入に踏み切れない……と悩まれていませんか?
実際に使ってみないと、物の良し悪しはわからないもの。
カーボン鍋は高価なものが多く、使う機会も少ないため、悩んでしまうのも当然です。
そこで、こだわりの日本製品を熟知したBECOSJournal編集部が、炊飯器とカーボン鍋の比較検証を行ないました!
この記事では、同じお米と水を使用して、炊飯器とカーボン鍋でご飯を炊き上げ、徹底比較した結果を解説しています。
ぜひ、最後までご覧くださいね。
今回比較したのは、象印の炊飯器とエスシーアンドエスシーのカーボン鍋です。
実際に使用したものを紹介します。
メーカー……象印マホービン(ZOJIRUSHI)
型番……NW-JT10-TA
素材……鉄
金額……32,800円
特徴……・圧力IH方式で、ご飯の甘みと旨味を引き出す
・釜の外側に鉄をコーティングし、発熱効率を高めている
炊飯器の特徴は、何と言っても手軽さ。
スイッチひとつでご飯が炊けるので、どの家庭でもしばしば使われています。
こちらの炊飯器は圧力IH方式なので、ご飯の甘みや旨味を引き出すのが特徴です。
家庭によくある炊飯器は、便利に使えるのが魅力です!
メーカー……エスシーアンドエスシー
素材……カーボンクラファイト
金額……160,000円
特徴……・炭火調理を行なったような旨味が閉じ込められた仕上がり
・無水調理が可能
カーボン鍋は炭鍋とも呼ばれ、その名の通り、炭を使って作られた鍋。
3ヶ月以上高温焼成をして純度を高めた強度の高い素材を使っており、半永久的に使用できて、とても丈夫です。
熱伝導率が高いため、土鍋の半分程度の時間でお米を炊き上げられ、ふっくらおいしく炊けると定評があります。
お肉やお魚がおいしく調理できると定評のあるカーボン鍋。
お米はどのくらいおいしく炊けるか気になるところです!
ここでは、今回実際に行なった、基本的なご飯の炊き方を紹介します。
普段の生活でも使えるので、ぜひ参考にしてくださいね!
手軽に炊ける炊飯器も、手順をしっかりと守ることで、よりおいしく炊き上げられます。
炊きたい量のお米を計り、ボウルに入れます。
お米を計るときは、炊飯器用(お米用)のカップを使用してください。
計るときは、表面を指で平らにならすようにして、すりきりで計ることを意識しましょう。
※調理用の計量カップとお米用のカップは、容量が違うので注意してください。
ボウルにたっぷりの水を加えて、2〜3回かき混ぜ、水を捨てます。
もう一度水を入れて、かき混ぜるようにして洗い、水を捨てます。
『水を入れる→かき混ぜるように洗う→水を捨てる』を3〜4回ほど繰り返しましょう。
※水が透明になるまで繰り返さなくてもかまいません。
研いだお米を釜にうつし、規定量まで水を加えます。
炊飯器にセットしたら、30〜2時間ほど水に浸しましょう。
水に浸す時間は水温によって変化しますが、夏場は30分、冬場は2時間程度を目安にしてください。
炊飯器の炊飯ボタンを押して、炊き上がりを待ちます。
炊飯器のご飯は、炊き上がったらできるだけ早くほぐします。
ご飯粒をつぶさないように、底からふんわりと軽く混ぜるのを意識してくださいね。
炊飯器はスイッチひとつで炊けるので、手間がかからなくて最高です!
土鍋やカーボン鍋でご飯を炊くときは、炊飯器とは少し手順が異なります。
以下を参考にしてくださいね。
炊きたい量のお米を計り、ボウルに入れます。
お米を計るときは、お米用のカップを使用してください。
計るときは、表面を指で平らにならすようにして、すりきりで計ることを意識しましょう。
※調理用の計量カップとお米用のカップは、容量が違うので注意してください。
ボウルにたっぷりの水を加えて、一度水を流します。
もう一度水を入れて、お米を軽く握るようにして40秒ほど研ぎ、たっぷりの水で洗い流します。
11℃以下のきれいな水を入れて、お米を10分ほど浸します。
浸水させた米をザルにあげて水を切り、20分〜2時間ほどザルの中でお米を休ませます(時間はお好みで)。
お米を休ませている間は、キッチンペーパーなどをかぶせておきましょう。
休ませた米を鍋に入れ、水を入れます。
お米を研いでからザル上げまでの間で米の量が増えるので、水の量は以下を目安にしてください。
・かため→お米の量と同量
・やわらかめ→お米の量より1.25倍の量(例:お米2合なら水は2.5号分)
最初は強火で加熱します。
(カーボン鍋の場合は、蓋周りが吹き出して、白い跡がつくのを目安にしてください。)
沸騰したら弱火にして、水がなくなるまで火にかけます。(5〜7分ほど)
蓋を開けて水がないことを確認したら、火を止めて7〜8分ほど蒸らします。
お米がふっくらとして、粒がたっていたら炊き上がりです。
底から返しながら、全体を切るように混ぜましょう。
※ご飯が固ければ、再度蓋をして蒸らしてください。
さすがカーボン鍋で炊いたご飯。
つややかさが写真からも伝わります!
ここからは、炊飯器とカーボン鍋で炊いたご飯を食べ比べた結果を紹介します。
おいしいご飯の要とも言える、以下の項目を重視して比較しました。
・見た目
・食感
・甘み
炊飯器
・お米の一粒一粒が立っている
・ツヤはあまりなく、少しパサパサしているように見える
カーボン鍋
・しっとりとしたツヤがあり、お米の一粒一粒が輝いている
・少し、おこげのような部分があるのも嬉しい
見た目は、お米の輝きを感じられるカーボン鍋の圧勝です!
炊飯器はお米の粒立ちを感じられるものの、カーボン鍋で炊いた方が、しっとりとしたツヤ感を感じられました。
また、カーボン鍋で炊くと、火入れならではのおこげも楽しめます。
飯盒や土鍋のようながっつりとしたおこげは難しそうですが、その分失敗はしづらいでしょう。
炊飯器
・水分が中に含まれており、パサパサしている感じはまったくなかった
・「ふつう」を選択して炊くと、弾力があり少し固めに仕上がる印象
カーボン鍋
・とても柔らかに炊けているが、歯ごたえはしっかり残っている
・水分をたっぷりと含んでいて、お米の一粒一粒を噛むたびに感じられる
見た目では炊飯器がパサついていましたが、食べてみるとちゃんと水分を含んでおり、パサパサした感じはありませんでした。
カーボン鍋は見た目以上の水分量。お米の一粒一粒にたっぷりと水分を含んでいますが、柔らかなだけではありません。
噛むたびに、お米の弾力をしっかりと感じられます。
どちらも水分は含んでいましたが、弾力を感じたい方はカーボン鍋の方がおすすめですね。
炊飯器
・お米の良い香りを感じられて、とてもおいしい!
・お米の粘り気はなくあっさりしているが、本来の甘さを感じられる
カーボン鍋
・お米本来の甘味がしっかりと際立っており、とてもおいしい!
・お米の粘りがあり、水分量が多くしっとりしている
どちらもおいしくお米は炊けましたが、お米本来の甘さをより感じられるのはカーボン鍋。
しっとりとした食感がお米の持つ粘りを出すことで、よりお米本来の甘さを際立たせてくれています。
お米の粘りや甘さを感じたい方には、カーボン鍋がおすすめでしょう。
今回、実際に炊飯器とカーボン鍋を比較して感じたメリットとデメリットを解説します。
炊飯器は手軽で人気ですが、実際に使ってみると以下のようなメリットとデメリットがありました。
・失敗なく安定したおいしいご飯を食べられる
・予約タイマーや早炊きなど、さまざまな機能がある
・保温ができる
普段から使っている人が多い炊飯器のメリットは、やはり手軽においしいご飯が炊けるところです。
スイッチを押すだけで、放っておいても機械が炊いてくれるため、安心してお米を炊けます。
・性能が良いものほど高額
・長く保温するとおいしくなくなる
・炊飯釜を洗うのがめんどう
炊飯器は、基本的な機能のみであれば、さほど高価にはなりません。
しかし、より便利でおいしいご飯が炊けるものを選ぶと価格が上がる傾向にあります。
炊いた後の炊飯釜にはご飯がくっつきやすいため、洗うのが少しめんどうに感じるでしょう。
手軽で簡単に炊きたい人には、炊飯器ですね。
安定したおいしいご飯が食べられるのは、やっぱり嬉しい!
カーボン鍋はお米を炊く以外にも、調理全般使えて便利に使えますが、実際に使ってみると以下のようなメリットとデメリットがありました。
・火入れが早いので、省エネになる
・洗いやすい
・IH対応に対応している
カーボン鍋は、炭でできている特徴を生かして、ふっくらとおいしいご飯を炊き上げられました。
IHに対応しており、熱伝導率の良さが火入れのスピードアップにもつながるため、省エネ効果も期待できます。
また、カーボン鍋は表面加工が施されているので、鍋にご飯がくっつかず、使用後に洗うのが楽なのも嬉しいポイントですね。
・鍋やフタが熱くなる
・時間を気にする必要がある
・長時間水につけるとサビの原因になる
カーボン鍋は、熱伝導率の良さから鍋やフタが熱くなってしまうため、ヤケドには気をつけましょう。
炊いている間は時間を計り、吹きこぼれてしまうと掃除をする必要があるなどの手間もかかってしまいますが、その手間こそがご飯をおいしくしてくれます。
また、カーボン鍋は、長時間水につけるとサビてしまうので、取り扱いには注意してくださいね。
少し手間がかかっても、ふっくらとしたおいしいご飯が食べたいならカーボン鍋ですね。
省エネ効果が期待できるのも、嬉しいポイント!
手軽で安定したおいしいご飯が食べられる炊飯器と、炭の力でふっくらとした粒立ちが楽しめるカーボン鍋を徹底比較しました。
カーボン鍋は、手間がかかるものの、炭が持つ遠赤外線効果によって、水分をたっぷり含んだおいしいご飯が楽しめます。
炊飯器は、いつでもおいしいご飯が炊けて、機能によって便利に使い分けられるのが嬉しいポイントです。
どちらにも、メリット・デメリットがあるので、自分の好みや重視する点を考えて選ぶと良いしょう。
この機会に、毎日の主食であるお米を、おいしく食べる生活を始めてみてはいかがでしょうか?
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