本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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現在では美術品としての価値も高い「兜」と「甲冑」。今回は5人(徳川家康、伊達正宗、真田幸村、直江兼続、源義経)の人気武将の兜を解説していきたいと思います。
闘いにおいて必要なのは、責める武器と守る楯です。日本史の合戦において、武器は鉄砲や刀であり、楯の役割をしたのは「兜」や「甲冑」でした。
身を守るという本来の目的から次第に自身を誇示する目的も持ち合わせるようになり、次第に芸術品のように進化していった日本の兜と甲冑。
今回は「兜」に絞ってその魅力や意味について紹介していきたいと思います。
一升瓶に着せる甲冑で、伝統工芸技術の結晶と言われるほど高度な技術が詰め込まれています。
初節句のお祝いとしてお子様にお酒と一緒にプレゼントして、二十歳の記念日に一緒に晩酌をしてはいかがでしょうか。
戦国の世を駆け抜け、戦国武将の中でも人気の伊達政宗。
出生祝い、成人祝い、還暦祝いなど様々なシーンでおすすめです。
また外国人の方への贈り物としても非常に好評をいただいております。
世界一詳しいボトルアーマーの解説記事はこちら。
甲冑や兜と言えば一番身近でわかりやすいのが端午の節句の五月人形です。頭部を守る兜と胴部を守る鎧を合わせて「甲冑」と呼びます。
普段しみじみと見る機会はないので、せいぜいテレビや映画などで見るくらいですが日本の甲冑は独特な形をしています。その作りと役割を細かく検証してみましょう。
「兜鉢(かぶとばち)」は、頭部を守る金属や皮でできた基本的な部分です。
装飾や付属品を取るとヘルメットになります。そのヘルメットの前面についている庇が「目庇(まびさし)」です。元来の庇の役目どおりに雨や風などを除けたりするのに加え、額の攻撃を防ぎます。
「兜鉢」の側面から後ろにかけて付いている部分を「錣(しころ)」といい、板状に繋ぎあわせているもので後頭部や首などを守る働きをします。
枚数が兜によってまちまちで三枚の物を「三枚兜」、五枚の物を「五枚兜」と呼んでいます。
「錣(しころ)」を「目庇(まびさし)」あたりから、くるりと折り返した形になっているのが吹返(ふきかえし)です。
これは単なるデザイン的要素ではなく、視界を広げるためのものでした。側面を「錣」で全体的に覆ってしまうとどうしても視界が遮られてしまうため、横からの敵や様子を見やすくするために工夫された形にしたものです。
兜の顔の部分についているものが「面頬(めんほお)」です。基本的には当然顔の部分を守る役目ですが、敵を威圧する役目も備わっていました。
現代の私たちから見ると怖くて不気味にさへ見えるその面は、元々そういう役割を持たせていたということになります。
何より兜の主役といってもいいのが「立物(たてもの)」です。兜の鉢の部分に付ける一番目立つ飾り物です。
シンプルで一般的デザインだったのが、角のような物を左右に付けるものです。
これは「鍬型」といい、農具の鍬を具象化したものです。
昆虫のクワガタムシの名前の由来になった兜の立物です。「立物」を付ける場所は特に決まっていたわけではなく、全面に付けるのを「前立」、側面が「脇立」、後ろが「後ろ立」、それから特にこの「立物」が大きいものを「大立」と呼ばれていました。
武将にとって甲冑は自らを誇示し主張するものでもあったわけですから、武将たちはそれぞれ様々な工夫や装飾をほどこし個性を出しました。
中でも変わり甲冑として名高い人物たちがいます。彼らはもちろん甲冑だけでなく日本史を彩る重要な人物たちばかりです。形と中味が伴っていたということでしょうか。現在でも人気の武将たちの兜をご紹介します。
後200年以上続いた江戸時代の基礎を作りあげた武将です。甲冑は夢枕に立った大黒天をイメージして自らデザインしたと言われる真っ黒な甲冑で、兜も大黒天の頭巾がモデルになっていると言われています。
大黒天というと一般的には大黒様と呼ばれる七福神の一人で打ち出の小槌を持ったふくよかな神様を想像しますが、もともとは軍神として崇められていた存在でした。
前立てが左右対称の美しいシダの葉になっています。
正式には「黒漆塗大黒頭巾形兜(くろうるしぬりだいこくずきんがたかぶと)」といい、別名が「歯朶(しだ)の兜」と呼ばれています。
シダの葉は常緑で枯れることがないことから、子孫繁栄や長寿を示し縁起が良いと言われていました。
徳川家康のつくった江戸幕府が250年以上続いたのもこのシダのおかげかもしれませんね。
時代が違えば天下をとっていたのではとまで言われた勇猛な武将。伊達ものと言われたその言葉どおり甲冑もシンプルで洒落たデザインです。なんといっても有名なのが反り返った長い月の立物。
バランスといい邪魔にならないぎりぎりの長さといいみごとなものです。
徳川家康が最も恐れ、戦国一の武勇を誇った真田幸村。なんといっても有名なのが全身を赤で統一した「赤備え」。立物は大きな長い二本の鹿の角です。前面には六文銭の飾りが付いています。
上杉景勝に家老(家臣の最高位)として仕え、義と愛を重んじた武将、直江兼続。関ヶ原の合戦後の減封された藩の立て直しに尽力した人物です。
愛の意味ですが、今で言う「無償の愛」のLOVEという意味の愛ではなく、「愛染明王」の愛に由来します。愛の字の下にあしらわれている雲は、雲の上に仏の名前の一字を記して名前を省略するという風習を表しているそうです。
愛染明王は仏の中でも怒りと武力によって仏教を脅かすものを倒す役割を持っていたことから、転じて軍神として崇められていたそうです。
源義経は壇ノ浦の合戦や東国を平定するための戦いなどで、活躍。義経は幼い頃に過ごした鞍馬山に住まうという鞍馬天狗に兵法を教わったと伝えられています。兵法・軍略の天才として活躍しつつ、兄の代理として京都の政務に当たるなど幅広く活躍しました。
兜そのものは古墳時代からあったと言われています。しかし現在の魅力的な甲冑の姿が現れたのは日本史の合戦だけです。
群雄割拠の特殊な時代がもたらした日本の文化の一つといっても過言ではありません。日本のような島国は常に武将同士が肩を隣り合わせた緊張状態がありました。兜は合戦では防御だけでなく、敵方に自陣営の栄光や威光を示すシンボルとして働きました。刀なども含めて、日本の甲冑は闘うための道具としてだけではなく当時からすでに芸術品の要素を持ち合わせていました。
何百年も大切に保存され受け継がれてきた事実が、その重要性と美しさを物語っています。
戦国武将の中でも人気の伊達政宗のボトルアーマーです。初節句のお祝いとしてお子様にお酒と一緒にプレゼントして、二十歳の記念日に一緒に晩酌をしてはいかがでしょうか。
徳川家康とともに日本の歴史上重要な人物の一人である伊達政宗をイメージしたデザインは、贈り物としてもおすすめです。伝統工芸「江戸甲冑」の技で、職人が一つ一つ手作りした逸品です。プレゼントやご自宅用におすすめです。
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天才的な軍事能力で連戦連勝を続けた源義経のボトルアーマーです。独特の風貌と優れた武勇によって、多くの人々から敬われていました。日本の英雄の中でも特に大人気で贈り物にもぴったりです。
源義経の独特の甲冑姿を再現した逸品で、忠保ならではの職人技が光ります。緻密なディテールや美しい彩色、存在感あふれるフォルムは、歴史好きや武将ファンはもちろん、美術品や工芸品を愛する人にもおすすめです。
忠保 (ZIPANG)
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不動の一番人気は『徳川家康』です。天下泰平を成し遂げた人物として、5月人形であれば子どもの健やかな成長を願って徳川家康の兜や鎧を選ぶ方がいるようです。徳川家康の兜に関連している商品はこちら。続いて人気なのが当時洒落た兜として侍たちを魅了した伊達政宗と、『真田丸』で人気の仁義の猛将真田幸村です。この記事では他にもいろいろな武将の兜について解説しているので、ぜひ見てみてくださいね。
兜の前立てとは、戦国武将の兜において、顔の前部分を保護するために付けられた金属製の装備の一部です。また、前立てには武士の家紋や装飾が施されることが多く、武士の地位や所属を示す意味も持っています。転じて、兜の前立てには武将ごとのポリシーなどが込められることが多いです。詳しくはこちらで紹介しています。
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