【回数別】寄木細工の秘密箱・からくり箱8選

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

BECOS代表
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箱根寄木細工といえば、どうやって空けていいか分からない「秘密箱」が有名ですよね。難しいものを空けられたときのスッキリ感は最高です。今回は、スライドさせる回数別に秘密箱を紹介したいと思います。

誰にも見られず、どこかに隠しておきたい宝物はありますか?メモリーボックスの役割を果たしながら、パズルのように紐解くことが難しい伝統工芸品が存在します。それが箱根寄木細工の「秘密箱」です。

こちらでは、そんなミステリアスな秘密箱の世界観と、お土産やギフトとしておすすめの商品に迫っていきます。

目次

秘密箱って?

秘密箱は、一定の操作によってひらく仕組みの木工芸品です。「細工箱」「からくり箱」とも呼ばれ、箱の側面をスライドしたり、引き戻したりして遊ぶパズルゲームを連想させます。

もともと古くは金庫がわりだった秘密箱に、寄木細工の技巧が施されるようになり、伝統工芸品としての色彩が強まったのです。

寄木細工の秘密箱・からくり箱が人気の理由

寄木細工の秘密箱に、和の美しさとロマンを求めるコレクターが後をたちません。

国内外のお土産品として喜ばれる理由は、インテリアとしての枠を超えたところにあります。

秘密箱にはさまざまな「回数」が存在するため、チャレンジ意欲が掻き立てられるのです。回数とは、箱がひらくまでに掛かる操作ステップであり、決められた手順の数を指します。

易しいものでは5~10回程度ですが、あまりに難解な秘密箱となると、何十~何百という関門をくぐり抜けなくてはなりません。

また、そうした複雑なカラクリ構造は、美しい寄木細工と幾何学模様によって巧みに翻弄されてしまうものです。まさに寄木の技法と装飾がなしえた、一つの到達点と捉えられます。

芦ノ湖のほとりにある「箱根寄木細工 関所からくり美術館」にはたくさんのユニークな秘密箱が置かれています。

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これを開けるだけで日が暮れてしまいそうですね。

寄木細工のはじまり

そもそも寄木細工とは、箱根の山々の恩恵を受けた伝統工芸です。箱根山系には豊富な樹種があり、寄木細工はそのさまざまな木材の組み合わせや、色合いの違いを利用して伝統文様を描きます。

伝統工芸としては200年の歴史がありますが、発祥は箱根南部の「畑宿」という宿町です。

そこは古くから、箱根・小田原地方の樹木に恵まれながら、たくさんの木工職人や湯治客が行き交っていました。

そのため土産物として木工芸品の需要が高まり、おのずと寄木細工が始まったとされています。

寄木細工が世界に発信されていった背景には、海にひらけた小田原の解放感とにぎわいがあってこそなのです。

色合い・模様の美しさについて

寄木細工は、木片を寄せ集めて、幾何学模様を描く伝統工芸です。どの作品も着色などはされておらず、鮮やかで豊かな木々の色合いをもとに作られています。

自然界に同じものが1つとしてないように、同種の木材を使っていても、作品ごとに微妙にカラーテイストが違っています。

また、寄木細工の伝統文様は、手作りとはとても思えないほど緻密なものです。木材のみの表現を貫いており、一つの「種板」を作るだけでも職人独自の勘を必要とします。

模様には、亀甲、市松、七宝矢羽、麻の葉など約60種類がありますが、組み合わせや配置の仕方は職人の個性も活きるところです。

おすすめの寄木細工の秘密箱8選

寄木細工の秘密箱には、知恵と遊び心がいたずらに隠されています。外観の美しさもさることながら、巧妙なしかけや機能性には舌を巻いてしまうほどです。

ちょっとした知恵試しや記憶術、からくりの謎解きを楽しめるほか、贈り物としても最適。

こちらでは秘密箱の回数やサイズ、素材、模様の中から、おすすめの商品を厳選してご紹介します。

寄木細工の秘密箱のおすすめ その1
【3回】木目と白い雪化粧が印象的な富士山の秘密箱

【3回】木目と白い雪化粧が印象的な富士山の秘密箱

寄木細工の秘密箱は直方体が一般的ですが、こちらは珍しい富士山型の秘密箱です。木目と白い雪化粧のコントラストが印象的で、木の温もりを感じさせるインテリア小物として飾るとオシャレです。富士山は日本の象徴なので海外へのお土産としても喜ばれるでしょう。

こちらは、3回仕掛けで簡単に開けることができます。気軽に使える小物入れとしても最適です。

寄木細工箱根丸山物産
秘密箱3回仕掛け 富士山

寄木細工の秘密箱のおすすめ その2
【4回】一番人気のオーソドックスな秘密箱

【4回】一番人気のオーソドックスな秘密箱

一番人気のオーソドックスな秘密箱です。簡単に開けることができますので、プレゼントなどに最適です。

大きさもちょっとしたアクセサリーや時計などを入れるのにちょうどいいサイズ感で、秘密箱にプレゼントを入れて渡すのもとても喜ばれます。

寄木細工箱根丸山物産
秘密箱4回仕掛け

寄木細工の秘密箱のおすすめ その3
【6回】モダンで華やかな六角形の秘密箱

【6回】モダンで華やかな六角形の秘密箱

こちらは、一風変わった六角形の秘密箱です。模様の配置がモダンで華やかな印象があり、寄木細工の技らしい精緻なつくりになっています。側面をスライドさせる回数にも、同じく6という数字が採用された作品です。

数字の6や六角形には、美や調和、安定などの意味があるため、例えば婚姻のサプライズなどにも面白がられ、重宝されます。

寄木細工箱根丸山物産
秘密箱六角形4回仕掛け

寄木細工の秘密箱のおすすめ その4
【7回】人気のラッキー7の秘密箱

【7回】人気のラッキー7の秘密箱

7回で開けられる秘密箱です。少し難しいですがコツを掴めば簡単に開けられる回数です。大人の方でも楽しむことができますので、海外の方へのプレゼントなどに人気の回数です。

ラッキー7ということも人気の理由です。

寄木細工箱根丸山物産
秘密箱7回仕掛け

寄木細工の秘密箱のおすすめ その5
【10回】箱根の峠を越える舞妓さんが描かれた秘密箱

【10回】箱根の峠を越える舞妓さんが描かれた秘密箱

こちらの秘密箱には、舞妓さんが箱根の峠を越えていくカットが描かれています。舞妓さんのいる京都にも樹種が豊富な嵐山があり、箱根の山々との結びつきを感じさせる作品です。箱の側面にはモダンな模様があしらわれており、木目には味わいがあります。

10回仕掛けのため比較的ひらけやすく、内容量が大きいことも特徴です。

寄木細工箱根丸山物産
秘密箱5寸10回仕掛け舞妓

寄木細工の秘密箱のおすすめ その6
【14回】統一感のある幾何学模様が施された秘密箱

【14回】統一感のある幾何学模様が施された秘密箱

全体的に統一感のある幾何学模様が施されており、そのことがパズルを難解にさせます。特定箇所をスライドしてひらける仕様に変わりはありませんが、木の継ぎ目が分かりにくくなっているのです。

秘密箱は、もともとが大切なものを仕舞う「智恵箱」であるため、丁寧な気持ちをこめたプレゼントとしても好まれます。

寄木細工箱根丸山物産
秘密箱14回仕掛け 赤麻

寄木細工の秘密箱のおすすめ その7
【18回】モダンで仕掛けが見て取れる秘密箱

【18回】モダンで仕掛けが見て取れる秘密箱

モダンなウッドスタイルにより、日本の伝統文様とは違った真新しさがあります。サイコロやルービックキューブのように、どの辺も同じ8cmの正六面体で、手になじむサイズ感です。あれこれと手の中でスライドさせること18回、そのパズル解きが癖になります。

また、とりわけ面白がられているのが、最終的にからくり仕掛けが見て取れることです。ちょっとした話題作りや本気のトリック解析を楽しむことも一興になります。

寄木細工箱根丸山物産
新秘密箱Ⅲ

寄木細工の秘密箱のおすすめ その8
【54回】模様の組み合わせが麗しい「隠し部屋」がある秘密箱

【54回】模様の組み合わせが麗しい「隠し部屋」がある秘密箱

伝統的な寄木細工の持つ風合いが、インテリアとしても優雅な秘密箱です。木のあたたかみを部屋の中にプラスすることで、空間がやわらぐ効果があります。模様の組み合わせが麗しく、一定のリズムの中にもアクセントがあり、どこまでも調和的です。

ただし、秘密箱をあけることは簡単ではありません。54回の手順と「隠し部屋」の仕掛けは、あまりにも本格的です。

寄木細工箱根丸山物産

まとめ

寄木細工の秘密箱は、アイディアや遊び心が満載の伝統工芸品です。自然の木材を用いたカラクリや模様にはそれぞれの表情があり、木工技術でできる極みとも捉えられます。

触って楽しく、見た目も麗しい。そんな秘密箱の用途には自由があり、普段使いのメモリーボックスやプレゼントとしてもおすすめです。

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