
MADE IN JAPAN 限定
オンラインストア BECOS


MADE IN JAPAN 限定
オンラインストア
BECOS

京扇子とは、主に京都で作られている扇子です。京都扇子団扇商工協同組合の会員だけが『京扇子』という名称を使うことが認められています。
扇子作りの工程は、竹の加工から紙の加工や貼り付けまで多岐にわたります。京扇子では各工程に特化した職人たちがいて、それぞれが協力し合うことで高品質な京扇子が作り上げられています。また、つくりが繊細なためこれまではどちらかというと女性向きとされていた京扇子ですが、現代では様々なデザインが販売されているので男性の愛用者も少なくありません。
江戸扇子は扇面の折り幅が広く、大きな絵が描かれた大胆なデザインが特徴です。
京扇子と違い、1人の職人が全ての工程を担当しています。習得に時間がかかるため込める思いは強く、オリジナリティ溢れるデザインが魅力的です。周りの人が持っていないような特別な扇子が見つかりやすいでしょう。
名古屋は京都と並ぶ扇子の2大産地です。元々は宝暦年間(1751~1764年)に京都から移住してきた井上勘造父子が始めたとされています。
名古屋扇子の特徴は扇面紙の絵柄の色で、その多くは重い色合いやはっきりとした鮮やかな色が使われた絵柄が目を惹きます。また、京扇子の主な用途が舞や茶道、婦人物なのに対し、名古屋扇子は祝儀、儀式用や男性物の扇子を多く取り扱っています。
各地で作られる扇子の多くは、滋賀県の扇骨を使用しています。
扇骨の産地として有名な滋賀県ですが、なかには扇骨だけでなく扇子の製造までを手がける老舗があります。また、扇骨のなかでも全国シェア90%にのぼる「高島扇骨」は、滋賀県伝統工芸品にも指定されています。
東京都荒川区にある創業150年の老舗・江戸扇子専門店。現在ではわずか2~3店になってしまった江戸扇子専門店です。江戸後期から使われる技法を受け継ぎ続けて、現在は5代目。皇族や歴代の歌舞伎役者の扇子も手掛け、現代に至っても江戸扇子の伝統と技を守り続けています。
黒をベースに、唐草紋様が全体に配された男物の扇子。シックなカラーでありながらも、はっきりと描かれた紋様が華やかな印象を持ち合わせています。伝統柄を用いていますがモダンな印象なので、若い男性にもおすすめです。
雲錦堂 深津扇子店
男持 唐草 黒 煮黒
落ち着いた紫色が、大人の女性にぴったりの逸品。和装はもちろん、洋装の時にもあわせやすく、扇子をどこにでも持ち歩きたいという人におすすめです。
雲錦堂 深津扇子店
女持 氷割れ 紫 唐木竹
1918年創業の京都の老舗扇子店。扇子とフレグランスを融合させた「色は匂へと」など、伝統に新しい風を吹き込むものづくりが特徴。「京の伝統」と「大人の粋」にこだわり、扇子が完成するまでの86の工程をそれぞれ専門の職人が分業して担当します。2016年からは4代目の若女将も扇子づくりに携わるようになり、これまでの伝統に新風を吹き込み、全く新しい扇子づくりにチャレンジしているブランドです。
薄い和紙の三層重ねが美しい男物の京扇子。シックななかにもハイセンスな配色と力強いデザインが魅力です。ビジネスシーンを含む幅広い場面で活躍してくれそうですね。蒸し暑い夏の夜に、雅な京扇子で涼を感じてみてはいかがでしょうか。
大西常商店
男物 紙扇 霞 渋色
香りが消えたら、香りの付け直し(500円)を行うこともできるので、長く愛用することができますね。大切な人へのプレゼントにもおすすめの商品です。
大西常商店
色は匂へと 香りの扇 うつし香 陽ざし×沈丁花香
「日本のアイデンティティーを表現する京扇子」を目指し、2016年に始動した「米原康人」は、伝統を受け継ぐ最新鋭の扇子ブランドです。日本人独特の美的感覚を「箔」で表現した扇子には、伝統の中にも現代的感覚がちりばめられています。「扇子にファッション性を持たせる」ものづくりからは、未来へ受け継がれる扇子の新たな可能性が感じられます。
天の川の輝きを表現した京扇子。扇を開くと和の香りがほのかに広がります。きらりと光る金箔の中にも、儚さや切なさなどの日本らしい美的感覚が感じられます。その箔の輝きが醸し出す高級感が、大人の品格に磨きをかけてくれるような逸品です。
米原康人
箔図 天の川
清々しい水浅黄の色合いと独特の形が特徴の扇子。フランスで発達した絹扇子の形状を京扇子に取り入れています。仕立ては京扇子の老舗・宮脇賣扇庵。末広がりな扇子は縁起が良く、プレゼントとしてもおすすめです。
米原康人
箔彩 hakuiro 水浅葱 焼煤竹 7.5寸
大正元年創業の名古屋の老舗扇子店、末廣堂。名古屋扇子の伝統技法を受け継ぎ、扇骨・紙・折・仕上げ等の各工程において、伝統的手作りの製法を守り抜いて商品の数々を生み出しています。名古屋友禅(型染)の技術を使った扇子や漆絵扇子など、さまざまな職人技が詰まった製品が特徴。伝統を受け継ぐだけではなく、その時代に合わせたオリジナリティあふれる扇子を手がけるブランドです。
細かく描かれた模様は、扇子の絵柄としては珍しい唐辛子。唐辛子には魔除けの意味があり、邪気を払い幸運を呼び寄せる力があると言われています。愛嬌のある絵柄と、スタイリッシュなブラックカラーがとてもバランスのいい、モダンな印象の扇子ですね。年齢を問わず男性へのプレゼントにもおすすめできる逸品です。
J.Flavor * 末廣堂
男持 7.5寸 名古屋友禅 唐辛子 扇子袋付
麻の葉は、成長が早く真っすぐにどんどん成長していくため、お子様の健やかな成長などを願う際に人気のデザインです。しっかりした作りでありながら価格もお手頃なので、普段使いにピッタリですよ。
J.Flavor * 末廣堂
女持 6.5寸 漆絵 麻の葉 扇子袋付
「箔一(はくいち)」は1975年に創業したブランド。金沢の伝統工芸品「金沢箔」を、贅沢に扇面に貼り付けた扇子が人気です。手作りで貼られる箔によってでき上がる扇子は、ひとつとして同じ模様のない唯一性の高い逸品。
伝統的な技法とモダンなデザインを組み合わせた銀河模様の扇子。箔の自然に割れる表情や特性が、夜空に輝く銀河とその先に広がる何億光年を想像させます。ずっと眺めていたくなるような、美しい扇子です。
箔一
ちらし美 銀河 Ginga
うっすらと月がまだ輝いている夜明けの空が絶妙な色合いで表現されており、抽象的なデザインながら風情漂う仕上がりになっています。男女・年齢とわず使えるため、贈り物としてもおすすめの逸品です。
箔一
扇子 箔美 有明 Ariake (男女兼用)
「染の四季」は500年の伝統を受け継ぐ加賀友禅の創作ブランド。着物だけでなく、「身近な四季の移ろい」を感じられる新たな染の作品をつくっています。暮らしの中に「自然のささやかな仕草」を感じられるような繊細な扇子が人気です。
手染めの美しい加賀友禅の扇子。扇子としての実用性はもちろん、インテリアとしてもおすすめです。ふくろうと月のデザインは、夏の終わりにベランダに出てふと秋の足音を聞くような、四季の移ろいを感じさせてくれます。
染の四季
ふくろう
グラデーションが美しい男女兼用の扇子。加賀友禅らしい淡い表現と優しい色合いは、まさに日本の春を思わせる逸品です。扇面のグラデーションに対して扇骨は落ち着いた色合いで、全体の印象を引き締めてくれます。
染の四季
はるの
「宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)」は文政6年(1823年)創業の扇子専門店。200年近く続く老舗中の老舗で、伝統的な飾扇や舞扇、夏扇など様々な種類の扇子が取り揃えられています。店構えも京都らしい趣のある佇まいで観光客の観光ルートとしても人気。有名セレクトショップなどとも積極的にコラボをしていて、おしゃれで浴衣にも洋服にも合う扇子を多く作っています。
東京オリンピックのエンブレムデザインを手がけた野老朝雄氏が、扇子のデザインを手がけています。伝統を感じる柄を使いながらも、どこかモダンで粋な印象ですね。男女とわず持ちやすい、ファッショナブルな扇子です。
RAKUKEI(宮脇賣扇庵コラボ)
洛色MON-YOH 6.5寸 水の清滝
宮脇賣扇庵による仕立ての京扇子。京都の情景を写した「洛色」は、その色に込められた思いや物語を感じさせます。全ての折り目に漆が施され、デザイン性と耐久性を両立しています。落ち着きの中にもプライドが光るような「嵯峨の欄」の色合いをお楽しみください。
RAKUKEI(宮脇賣扇庵コラボ)
洛色URUSHI 嵯峨の欄
「京扇堂(きょうせんどう)」は天保3年(1832)創業の老舗扇子店。一般的な夏扇子から飾扇、舞扇までさまざまなライアップが取りそろえられています。扇面紙に絵付けができる体験プランも用意されていて、自分だけのオリジナル扇子がほしい人にもぴったりです。
透かしがモダンな桜柄の扇子。裏に張られた薄絹が絵柄を透けて見せます。切り絵のような細かい桜は、和服だけでなく洋服にも合うモダンな印象。老舗の京扇子でありながら、普段づかいでもコーディネートのランクを上げてくれるような逸品です。
京扇堂
GS-3 額透かし扇 桜
創業300年の老舗・京扇子ブランド「山二(やまに)」。伝統の技術はもちろん、新しい製品づくりにも定評があります。中でも「ポケット扇」は、胸ポケットにもすっぽり収まる伸縮式のコンパクト扇子。ブランドのテクニックが詰め込まれています。
椿と丸いフォルムがかわいい2色展開の扇子。可愛らしい椿の紅白と葉っぱの差し色は、コーディネートのワンポイントになってくれるはず。あまり扇子になじみのない女性にもおすすめのデザインです。扇袋がセットになっていて持ち運びやすい扇子です。
扇子の山二
華つばき
「白竹堂(はくちくどう)」は、享保3年(1718年)創業の扇子専門店です。キャラクターとのコラボや左利き用の扇子など、多様な商品が取り揃えられています。名入れができるのでプレゼントとしても人気です。扇子作りの体験プランなどもあり、様々なニーズに応えてくれる老舗扇子店となっています。
夏らしい2種類の模様が選べる京扇子。爽やかな模様は「本藍染」で、天然の藍の原料「すくも」と灰汁(あく)を使って染めあげています。化学薬品は不使用で、天然素材のみの伝統的な技法で染められた逸品。藍本来の深みのある色合いが熱帯夜にも彩りを加えて、涼を感じさせてくれます。
白竹堂
本藍扇子セット
「伊藤常(いとうつね)」は、嵐山・清水・五条に3つの店舗を構える老舗の扇子専門店。店舗の外観は京都らしく雰囲気のある町屋です。実用から高級飾り扇子まで、いろいろな扇子を扱っています。伝統の扇子だけでなく、「洗える透明扇子」や「抗菌扇子」など時代に即した製品づくりが特徴です。
クールな表情の猫が描かれた扇子。扇面にはうっすらとした和紙のテクスチャ―が感じられ、しっかりと和の雰囲気が感じられます。デザイナー・山崎満さんとのコラボ作品です。無類の猫好きや扇子で個性を出したい方におすすめ。
伊藤常
白猫扇子
「次の千年を継ぐ京都感性創造企業」をうたう「舞扇堂(まいせんどう)」。1200年の歴史の中で、美しい京の四季が織りなす繊細な美意識を意匠や形にとどめてきました。実店舗は祇園店・きよみず店・錦市場天の3店舗。それぞれが京都の観光地に位置していて、旅行ついでに立ち寄りやすいです。
3種類の古典柄が選べる京都らしい紙扇子。渋めの色合いと独特の余白で表現した逸品です。光沢のあるパール地の扇面は大人の男性にふさわしい上品な風合い。絵柄にはそれぞれに思いが込められており、プレゼントとしてもおすすめです。
舞扇堂
風林火山
「伊場仙(いばせん)」は、天正18年(1590)年創業の扇子・うちわの販売店。伊場仙の浮世絵は海外の美術館にも展示されるほど高い評価を得ています。創業当時は幕府から御用を賜って和紙や竹製品の製造を行うなど、古くから活躍してきた老舗。通販でもおしゃれな扇子が購入できるもの魅力です。
隈取のデザインがかわいい扇子。よく見ると色が優しく滲んでグラデーションになっていて、浮世絵の美的センスを感じます。色使いもシンプルで余白が多いので、気軽に和のファッションに遊び心をプラスできる逸品。
伊場仙
江戸扇子 No.18 隈取
「末廣堂(すえひろどう)」は、大正元年(1912年)創業の老舗扇子店。伝統技法を用いた名古屋扇子が数多く取り揃えられています。オリジナリティのある扇子でイベント・ギフト用としての需要も高い扇子専門店です。
桔梗と淡い色合いが上品な扇子。シンプルなデザインで、幅広い年代の女性の和服に合うでしょう。ひとつのものを大切にしたいなら、長く愛用できて飽きの来ないデザインがおすすめです。
末廣堂
萩・桔梗扇子 6535
1585年に今の滋賀県「近江八幡」にて創業した「西川庄六商店(にしかわしょうろくしょうてん)」。今で言うところのセレクトショップで、扇子を中心に幅広い商品を扱っています。日本らしい温かみのあるデザインの扇子は外国人にも人気。
5色展開の丸い扇子。色の名前も風流で、白・天色(あまいろ)・夏虫色(なつむしいろ)・蕎麦切(そばきり) ・麻色(あさいろ)の5色。扇面には明治から改良を重ねてきた 「近江ちぢみ」 が使用し、日本で数少ない布扇子職人の手によって仕上げられています。
西川庄六商店
近江ちぢみのふわり扇子
「鈴木扇子店」は、歴史ある高島扇骨を使った近江扇子を扱う老舗。オーダーメイドや名彫り加工の扇子も販売しており、プレゼント用としても人気があります。どちらかというと伝統的なデザインの扇子が多く、お気に入りを長く使いたい人におすすめです。
竹と雀の絵柄がシックな扇子。淡いコントラストと小さめの扇面は、年配の大人の男性にも似合う落ち着いた雰囲気です。老舗ならではの洗練されたデザインが、大人としての品格を上げてくれるでしょう。
鈴木扇子店
02066 雀
今回ご紹介したブランドの中には、オンラインショップで扇子を購入できる老舗店舗もたくさんあります。店舗に足を運ぶ場合に比べて選択肢の幅が広がるので、好みの扇子が見つかりやすくおすすめです。
扇子は初めのうちは固くて開きにくいものですが、長く使っていくうちに馴染んできて開閉しやすくなるもの。ぜひ「ずっと使いたい!」と思えるようなお気に入りの一品を見つけて、雅で粋な日本文化を楽しんでください。
\ BECOS編集部が厳選 /
伝統工芸品おすすめランキング発表
\ BECOS編集部が厳選 /
伝統工芸品おすすめ
ランキング発表