伝統工芸支援 WEB事業者 カオスマップ 2021年版

衰退する伝統工芸産業の中で、その復活を目指し、WEBを通じて伝統工芸産業を支援するサービスが増えています。業界の現状を把握し、伝統工芸産業を未来へ繋げるため、伝統工芸産業を支援するWEB事業者をまとめた業界地図（カオスマップ）を作成いたしました。

カオスマップ掲載サービス一覧

NO	カテゴリ	サービス名
1	メディア	ワゴコロ
2	メディア	四季の美
3	メディア	ニッポン手仕事図鑑
4	メディア	COLE
5	メディア	SHOKUNIN
6	メディア	KOGEI STANDARD
7	メディア	職人圖鑑
8	メディア	CRAFTWORKS
9	メディア	とらくら
10	メディア	工芸プレス
11	メディア	KOGEI JAPAN
12	メディア	青山スクエア
13	プロデュース	PARADE
14	プロデュース	HARIZURY
15	プロデュース	和える
16	プロデュース	monova
17	プロデュース	CEMENT PRODUCE DESIGN
18	プロデュース	INOUE
19	プロデュース	GO ON
20	プロデュース	風土
21	サブスクリプション	CRAFTAL
22	サブスクリプション	hibino
23	クラウドファンディング	casanell
24	マッチング	京都工房コンシェルジュ
25	マッチング	にっぽん てならい堂
26	アプリ	ENU
27	M＆A	伝統産業ドットコム
28	特化系EC	JTOPIA
29	特化系EC	大人の焼き物オンラインショップ
30	EC	日本工芸堂
31	EC	壱ポイント
32	EC	伝統本舗
33	EC	職人.com
34	EC	リアルジャパンプロジェクト
35	EC	ツグモノ
36	EC	CRAFT STORE
37	EC	モノゴト
38	EC	WA+YO
39	EC	江戸monoStyle
40	EC	これいい和
41	EC	伝索DENSAKU
42	EC	忠ノ介商店
43	EC	ことごと
44	EC	日本いいものや
45	EC	中川政七商店
46	海外向けEC	NIHON ICHIBAN
47	海外向けEC	Japan Objects
48	海外向けEC	Japan Shop ORYOKI
49	海外向けEC	Yumeya
50	海外向けEC	japancom.de
51	海外向けEC	AKAZUKI
52	海外向けEC	MIYA
53	海外向けEC	My Japanese Home

カオスマップ作成の背景

①衰退する伝統工芸産業

1998年から2017年の20年の間に伝統工芸産業全体の生産額は、約2,700億円から約1,000億円と「3分の1以下」に減少しています。

また、生産額の減少に伴い、伝統工芸士一人あたりの生産額についても「3分の1以下」に激減しています。伝統工芸産業は正に、長年受け継がれてきた技術や伝統が途絶えてしまう危機的な状況におかれています。

②WEBを通じで伝統工芸産業を支援するサービスの増加

IT化の遅れている伝統工芸産業ではありますが、近年、WEBを通じて伝統工芸産業を支援しようという新規サービスが増加しています。それらのサービスを伝統工芸産業の従事者はもちろん、一般事業者にも知っていただくためにカオスマップを作成しました。

③伝統工芸品の素晴らしさを広める

伝統工芸品は、基本的に自然素材のみで作られています。そして修理をしながら長く使う事が前提になっており、大量生産大量消費を前提とした工業製品とは異なり、処分したとしても環境への負荷は非常に少ないことが魅力の一つです。

また、直近の研究結果では漆に殺菌効果が認められるなど、「SDGs」や「ウイルス対策」がトレンドになっている昨今「伝統工芸品を長く、大切に使い続ける」という文化をより多くの方に知っていただくために、カオスマップを作成しました。