国内塗箸のシェア80%以上「若狭塗箸」の特徴と魅力

Journal編集長
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みなさんは若狭塗箸をしっていますか?国内塗箸のシェア80%を誇っており、塗箸を利用したことがある方の多くがこの若狭塗箸を使ったことがあるでしょう。

若狭塗とは福井県で伝わる手法で漆器などに用いられています。

若狭塗箸は江戸時代に生まれたと言われており、400年続く歴史のある塗箸です。ちなみにシーボルトも若狭塗も持っていたと言われています。

若狭塗箸について詳しく紹介する前にまずは「若狭塗」というもの自体を詳しく紹介したいと思います。

若狭塗について

若狭塗とは福井県小浜市周辺で作られている漆器です。

若狭塗の起源は江戸時代初期で若狭湾のそばに領地があった小浜藩の御用職人が、美しい海底の様子を図案化し中国の漆器作りを基に「菊塵塗(きくじんぬり)」を考案したのが最初といわれています。

ちなみに若狭湾は天橋立や木比松原などが景勝地が多く、観光地としても大変人気があります。

 

若狭塗の特徴について

若狭塗は卵の殻や貝殻、松の葉などで模様を作り、その上に漆を塗り重ねて研ぐ「研ぎ出し技法」を行っています。

そのため、漆器の中でも独特な風格と重厚感があるため、美術品としても珍重されています。

水や熱に強いため日用品、特に若狭塗箸が普及し、現代まで残り続けています。また、若狭塗は基本的に職人1人がすべての工程を行うため、職人の個性が出やすいのが魅力です。

若狭塗の歴史

若狭塗は江戸時代初期の慶長年間(1596年~1615年)に小浜藩の漆塗り職人の松浦三十郎が若狭湾の海底の模様をデザインし、中国から伝わった漆器を参考にして作ったのが始まりだと言われています。この原型を改良した「菊塵塗」や弟子が編み出した「磯草塗」などの技法が誕生しました。

そして万治年間(1658年~1660年)に現在の技法が完成し、この技法を当時の小浜藩主が若狭塗と名付け、足軽の内職として作られました。

若狭塗は小浜藩の財政を支える中心産業となり、多くの優秀な職人たちによって美しい図案が数多く作られました。

江戸時代中期から後期には若狭塗の最盛期を迎え、明治時代以降も特産品として人気になりました。現在は現代のライフスタイルにあった新しいデザインも生み出されています。

お殿様に愛されていた

若狭塗は若狭藩の藩主である酒井忠勝が寛永11年(1634年)に命名し、手厚く奨励しました。酒井忠勝は若狭塗を珍重し、酒井家秘宝の技術にするだけでなく、他の藩へ技術が流れるのを禁止しました。

ちなみに若狭塗は公家や武家、裕福な商家で使う調度品として扱われていたため、お椀などの庶民的な生活道具がありません。文久2年(1862年)に皇女和宮が徳川家に嫁いだときは、若狭塗の塗り物を支度品として持っていました。

このように若狭塗はお殿様に愛され守られていたから今まで残っているのかもしれませんね。

若狭塗箸について

若狭塗箸は若狭塗が施されたお箸のことです。では若狭塗箸とはどのようなものなのでしょうか。

江戸時代から続く若狭塗箸の歴史

若狭塗箸は若狭塗が誕生した江戸時代に誕生しました。塗箸時代が登場したのが江戸時代ですので、それに合わせるかのように若狭塗箸が登場したのです。

ちなみに箸が日本に伝わったのは弥生時代の末期で、中国から日本に箸が伝えられたと言われています。

ただし、当時の端は細く削った竹をピンセットのように折り曲げた形で、神様が使う神器とされていました。

そのため、神様の末裔である天皇だけが使うことを許されており、一般の人たちは手づかみで食事をしていました。

その後飛鳥時代には遣隋使によって中国から食事の作法が伝えられ、貴族が箸を用いるようになりました。奈良時代には二本一組の箸になり、貴族だけでなく一般人も使うようになりました。

鎌倉時代には現代に伝わる日本独自の箸の食事方法が完成し、箸で食べやすいような日本料理の元が室町時代に完成しました。

江戸時代に入って初めて漆を塗った塗箸が誕生しました。同じころ若狭塗が誕生し、若狭塗箸が流通するようになりました。

現在では化学塗料の開発により塗箸の大量生産が可能となり、若狭塗箸が数多く流通していきました。

若狭塗箸の生産量は?

若狭塗の生産量は年々増加しており、15年前は4,640万膳だったのが近年で7,200万膳にもなり、塗り箸の全国シェア8割を誇っています。

箸の専門店などでも漆塗りの箸はほとんどがこの若狭塗でつくられた箸だと言っても過言では無いかもしれませんね。

 

おすすめの若狭塗箸を紹介!

桐箱入 貝きりこ 23.5cm

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伝統工芸士の古井正弘氏作の伝統的な若狭塗のお箸です。貝がとても綺麗な若狭塗箸です。

寸法:23.5㎝

価格:10,800円

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桐箱入 貝きりこ 21.5cm

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先ほど紹介した古井正弘氏作の若狭塗のお箸で、小さめの21.5㎝です。先ほどのお箸と同じ模様なので夫婦の箸としてそろえるのにぴったりです。

寸法:21.5㎝

価格:10,800円

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 古代若狭塗 糸がらめ 23.5cm

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古代若狭塗箸の復刻モデルです。伝統工芸士の羽田浩一氏によって江戸時代に作られた古代若狭塗箸が再現されました。

寸法:23.5㎝

価格:27,000円

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【若狭塗】星の光

【若狭塗】星の光

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従事の形にカットした螺鈿細工が美しい若狭塗箸です。卵殻や色漆の複雑な模様が合わさり豪華です。特別な方へのプレゼントにおすすめです。

寸法:黒(23.5㎝) 赤(20㎝)

価格:32,400円

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【古代若狭塗】 磯時雨

【古代若狭塗】 磯時雨

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若狭塗の原型の古代若狭塗のお箸です。色漆が複雑に塗り重ねられ、金箔で宝石のような輝きを放っています。

職人が手間暇をかけて作った逸品です。

寸法:23㎝、20.5㎝

価格:43,200円

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【若狭塗】 金と銀

【若狭塗】 金と銀

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ありそうでない箸全体が金色や銀色で塗り上げられたゴージャスな一善です。金銀のペアでおめでたいお祝いの贈り物にもおすすめです。

寸法:23,0㎝、21,0㎝

価格:13,392円

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若狭塗箸 錦菓子箸竹三面塗 22.5cm

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熟練の職人が1本1本丁寧に手間隙かけて作り上げた若狭塗箸です。美しい光沢のある漆箸です。

寸法:22.5㎝

価格19,440円

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【食洗器対応】砂金(桐箱2膳入り)

【食洗器対応】砂金(桐箱2膳入り)

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何度も塗り上げて若狭塗の技法をふんだんに使って絶妙な感覚で施される研ぎの中からほのかに見える金が豪華です。

滑り止め加工があります。

価格:11,130円

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朱合松風(桐箱2膳入り)

朱合松風(桐箱2膳入り)

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若狭の海をイメージした若狭塗。透けるような飴色の漆で仕上げた光沢のある漆です。四面に天然アワビ貝があしらわれ、どこから見ても宝石のように輝きます。まるでジュエリーのような高級感のあるお箸です。

価格:8,970円

>朱合松風(桐箱2膳入り)をもっと詳しく見てみる。

まとめ

若狭塗り箸は、使い込むことで漆の色合いが変化し自分だけの風合いになってきます。値段は高い箸ですが、長く愛用することで愛着も湧いてきます。

ぜひ、お気に入りの一膳を探してみて下さい。

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