
毎日のお食事を彩る存在として、食器の持つ魅力も欠かせない要素です。食材をより引き立てる食器を使用しているだけで、お食事も楽しく美味しくいただけものです。
食器にもいくつか種類があるのですが、和食をより引き立てる存在として越前漆器が特におすすめです。
深みのある美しさが魅力的であり、多くの人に愛用されています。
では、越前漆器はどのような特徴があり、食器を選ぶ際のポイントとしてどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、越前漆器の魅力やおすすめのアイテムを紹介します。
越前漆器を選ぶ特に気をつけたい2つのポイント
越前漆器は、鯖江市の三大地場産業と呼ばれている、眼鏡、繊維、漆器の一つで特に河和田地区において盛んに行われています。
大和・飛鳥時代において、継体天皇が今立郡味真野の郷に訪問した際に、冠の塗り替えを片山町の塗師に頼んだときに黒漆の椀も併せて献上しました。
その際に、光沢の見事さに深く感銘を受けて大いに奨励されたことが越前漆器の始まりです。
1960年代頃からプラスチック素地を導入して、シルクスクリーンによる絵柄の印刷技術も活用することで大量生産が可能となって、業務用漆器の8割以上を生産する産地として圧倒的なシェアを誇っています。
そんな越前漆器を選ぶ際に、重視すべきポイントを2つに厳選して紹介します。
食洗機で使用できるか
日本の伝統工芸品の場合、頑なに技法を踏襲していくものもあれば、時代の流れに応じて新しい技法を取り入れるものもあります。
越前漆器は後者に近い位置づけで、シルクスクリーンによる絵柄の印刷技術を取り入れているのが特徴です。
また、漆に関してもより剥離しにくいマルチロール漆を取り入れているものがあります。
食器は毎日使用するものですので、洗浄が欠かせないものですが食器洗浄機で洗えるかどうかで選ぶのも重要です。
先に紹介したマルチロール漆の場合は、食器洗浄機でも乾燥機も使用できるのが魅力的です。
よって、選ぶ際には漆の塗り方に注目して選ぶことをおすすめします。
華麗な装飾性があるか
単色でシンプルなデザインによって、漆塗りの美しさを楽しめるものもおすすめですが、越前漆器の場合は華麗な装飾性がある食器も人気です。
主に京都の蒔絵師を招き蒔絵の技術を導入した歴史があり、金の技法も取り入れて華やかさがあるのが特徴です。
今でも職人さんが丁寧に描いている食器も数多くありますので、単純に装飾の美しさが実感できるかどうかで選ぶのも良いでしょう。
おすすめの越前漆器の食器6選
ここでは、特におすすめしたい越前漆器の食器を6個紹介します。
盛器 木製 尺5 乱引四足金陵盛器
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日本食の代表格とも言えるのがお寿司ですよね。
そのお寿司をより美味しくいただける魅力的な食器として、このアイテムがおすすめです。
木製懐石盛器ですが、食器裏の四隅に脚がついていて高級感を演出しています。
朱塗りの上から黒を塗り重ねて、その一部を磨いて下の朱を出した曙塗りを採用しています。
キズがつきにくいのが特徴となる、荒彫カンナ目塗りとなっているのにも注目です。
微妙に流線型となっているのも美しく、伝統工芸品らしい芸術性があります。
価格: 31,380円 (税込)
サイズ: 450mm×358mm×37mm
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盛器 木製 7.6寸 丸菊皿 盛皿 溜 漆塗 越前漆器
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菊の花のような懐石用の木製丸皿となります。
表層に透明な漆を塗って仕上げた漆調の溜塗が印象的で、高級な食材にも引けを取らない存在感を示すことができます。
サイズは7.6寸と程よいものとなっているので、活用の幅が広がります。
上品な光沢があり、見た目の美しさが際立っています。
価格: 18,180円 (税込)
サイズ:230mmΦ✕16mm
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宮内庁御用達 お椀 木製 日本製 来客 越前漆器
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越前塗りで有名な河和田の山で、なんと300年育ったけやきの木を使った逸品です。
丸山久右衛門商店の先々代が育てたけやきを使って製作しており、高台の底をわざと塗らずに仕上げているのがポイントです。
購入時点で美しいのですが、塗り直しが可能ですので代々引き継いで利用することも可能ですよ。
価格: 16,500円 (税込)
サイズ: 140mmΦ✕104mm
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盛器 木製 8寸 ダイヤ鉢 溜漆塗 漆塗 盛皿 越前漆器
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こちらは、越前漆器の特徴がよく現れているダイヤ鉢木製懐石盛器です。
角張ったデザインですが、棘がある感じではなくマイルドに仕上がっています。
角部分もしっかりと漆塗りされていて、細部にまで手を抜いていないのが素晴らしいです。
価格: 14,080円 (税込)
サイズ:240mm ×240mm×37mm
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宮内庁御用達 漆器 盛器 ボウル 盛鉢 鉢 大皿
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大きめのお皿となっていて、多くの種類のお料理にも対応できます。
手に持った時の温もりが最高で、使い良さはおもてなしの場面には欠かせません。
多くに場面で使用でき、口当たりの良さは安らぎを与えてくれるのが良いですね。
価格: 11,000円 (税込)
サイズ:180mmΦ×47mm
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木製 漆塗り 深鉢 フリー ボウル type2102 S 朱
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ゆったりとした曲線ながらもシャープなフォルムが印象的な食器です。
木地は布張りの分を考慮して、少し薄めに挽いています。
和モダンな雰囲気が最高で、若い方にも人気となっています。
カラーバリエーションも多くあるので、お気に入りのものから選べるのも良いですね。
カフェオレボウルとして使用するのもおすすめです。
価格: 9,350円 (税込)
サイズ:112mmΦ ×67mm
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まとめ
越前漆器は、古き良き伝統を受け継ぎながら新しい技術も積極的に取り入れています。
また、ユニークな装飾を付けた食器が多いのも特徴で、インスタ映えするものも多くあります。
比較的丈夫にできているので、長持ちさせやすいので一生モノの食器を選んでみてはいかがでしょうか?