
最近、モダンなお皿や食器で人気の「肥前吉田焼」について、厳選したモダンでおしゃれなお皿を紹介したいと思います。
淡い青色と美しい光沢が特徴的な肥前吉田焼は、400年も前から代々受け継がれている焼き物で、江戸時代に佐賀藩が吉田山で磁器を焼かせたのが肥前吉田焼の始まりだと言われてます。
この肥前吉田焼は海外にも多く搬出され、その貿易の際に肥前吉田焼が割れないように浮世絵の練習に使った紙を使ったことで海外で浮世絵が広まったそうです。
現在では、昔ながらの肥前吉田焼から現在風な肥前吉田焼まで様々なデザインが展開されており、肥前吉田焼の楽しみ方も格段に増えました。
今回は、そんな肥前吉田焼の食器としても、小物置きとしても、インテリアとしてもオシャレなモダンで美しい肥前吉田焼の小皿を紹介します。
肥前吉田焼の特徴
淡い青色と何とも言えない程よい光沢が特徴的な肥前吉田焼は、古くから海外に輸出されるほど優れた品物で世界的に有名な逸品です。
昔の日本では、肥前吉田焼の食器は有名な焼き物食器と比べると、どの家庭にもある生活向けな低価格の食器で、確立されたスタイルは存在しませんでした。
ですが、プラスチック性の食器や大量生産ができる技術が誕生した今では、ツルツルとした触感の淡い青色が肥前吉田焼の特徴として定着しています。
生活向けな焼き物であった肥前吉田焼は、湯飲みや食器などのテーブルウエアを始め、他の有名な焼き物では作られていないような花瓶や置き物まで多種多様な商品が販売されており、現代でも今の生活に合った日用雑貨が多く作られています。
食器以外の用途でも使える肥前吉田焼
陶器、磁器と聞くと「昔の食器」、「高そう」というイメージがすぐに思い浮かぶことでしょう、ですが肥前吉田焼は昔から生活用の低価格な焼き物であったため、焼き物食器が高価な現在でも比較的低価格で購入することができます。
今回は低価格で購入しやすく、プレゼントにも購入しやすい肥前吉田焼の小皿を紹介します。
肥前吉田焼の手入れ方法
肥前吉田焼は日常的に使える焼き物食器で、普通の食器と同じように洗剤で洗うことができます。
更に電子レンジや家庭用食洗器も使用できますが、IHや直接火にかけたりオーブンに入れてしまうと割れてしまうことがあります。
肥前吉田焼のモダンでおしゃれなお皿7選
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その1
色褪せないブルーのグラデーション
1953年から創業する副久製陶所は、3代にもわたって器を焼いており、現在では夫婦二人で肥前吉田焼を作成しています。
そんな副久製陶所が作る食器は、昔ながらの肥前吉田焼の味を残しながらも、現在の生活やインテリアにも馴染む美しくシンプルなデザインが特徴で、呉須と呼ばれる淡く美しい塗料が使用されています。
副久製陶所の肥前吉田焼は、薄い青色から濃い紺色まで少しずつ色合いが違う豆皿が5枚セットになっており、食器として使用するのも良し、各部屋や場所に小物置きとして置いておくのも良し、いろいろな用途で様々な場所で使用することができます。
副久製陶所
【お皿】GOSU 豆皿 (5点セット) | 肥前吉田焼
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その2
料理を引き立てる深みのある青色
こちらは、美しい青色の発色を楽しめる副久製陶所の小付5点セット。古くから使われている青色の顔料「呉須(GOSU)」は、素焼きの状態で色を付けるため色褪せることがなく、いつまでも深みのあるブルーを楽しむことができます。
季節や天候によって色合いが変化するのも、GOSUの魅力のひとつ。お漬物やおつまみ、デザートなどを盛り付けるのに重宝するサイズ感なので、日々の食卓できっと活躍してくれることでしょう。電子レンジや食洗機にも対応しています。
副久製陶所
【お皿】GOSU 小付 (5点セット) | 肥前吉田焼
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その3
レトロな水玉柄が食卓をにぎやかに
竹笹堂は創業以来、木版画や印刷がメインの企業で、その技術やデザイン力から肥前吉田焼の新たなデザインを確立しました。
肥前吉田焼の和モダンな雰囲気と、水玉模様の現在的なデザインが融合した画期的なデザインが2010年にグッドデザイン賞にも選ばれ、「肥前吉田焼は水玉模様」というイメージが定着し始めています。
竹笹堂の水玉模様がかわいい肥前吉田焼の小皿は、2枚セットでとても購入しやすい金額となっており、水玉模様のかわいらしい化粧箱に収められているのでプレゼントにも最適です。
竹笹堂
肥前吉田焼 小皿2枚組
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その4
リラックスタイムを彩るナチュラルデザイン
「224 porcelain」は、佐賀県嬉野市に生まれた肥前吉田焼ブランド。こちらは、224 porcelainとKUSU HANDMADEがコラボレーションして作られた、香りを楽しむためのインテリア用プレートです。
ミニマルなデザインとやさしいカラーリングが、リラックスタイムをより豊かにしてくれる一枚。ナチュラルな佇まいで、お部屋のインテリアをワンランクアップさせてくれますよ。別売りの「くすのきアロマディッシュ」や「ブレンドオイル」とセットで使うのがおすすめです。
KUSU HANDMADE×224porcelain
吉田焼アロマディッシュプレート
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その5
かわいいおにぎり型で心も温まる
ユニークな作品に定評のある馬渕晃氏がデザインした小皿。白米をイメージした真っ白な三角に、お醤油を注ぐとおにぎりが浮かび上がる遊び心たっぷりの一枚です。熟練の職人が、天日干しされた生地を釉薬につけひとつひとつじっくりと焼き上げるお皿は、本物のおにぎりのような温かみを感じられますよ。
おにぎりの海苔の部分はお醤油、余白の部分はわさびなどの薬味をのせることができ、使い勝手も申し分なし。毎日の食卓はもちろん、ホームパーティーなどで使っても会話が弾みそうですね。
224porcelain
おにぎり 小皿
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その6
手書きの文様が食卓のアクセントに
テーブルコーディネートに小粋なアクセントを添えてくれる和モダンな豆皿。伝統柄をアレンジした素朴な模様は、すべて手書きされたものです。手書きならではのにじみや濃淡が、ホッと落ち着くような趣を感じさせてくれますよ。
メインのお皿のそばにちょこんと置きやすい小さなサイズ感で、お醤油皿にもぴったり。麺類の薬味をのせたり、梅干しやお漬物などをのせるのにも適しています。豆皿は、色柄が違うものを並べてもおしゃれに仕上がるのでぜひコレクションに加えてみてくださいね。
副千製陶所
みじん唐草 角豆皿
肥前吉田焼のおしゃれなお皿その7
伝統的なイゲとレトロカラーが上品
肥前吉田焼の繁栄を祈願する吉浦神社のお膝元で、約70年前に開窯した「江口製陶所」。伝統を守りつつも、時代のニーズに合ったモダンな器づくりに定評のあるブランドです。
「イゲ皿」とは、お皿の縁がギザギザとしたデザインでトゲのように見えることから、肥前地方の方言で呼ばれるようになった名称。イゲの部分には箸を置くこともでき、おしゃれなだけでなく使い勝手も抜群です。レトロで深みのあるカラーリングと透き通るような光沢感が、上品な食卓を演出。お料理だけでなく、インテリアアイテムとして鍵やアクセサリーを入れるのもおすすめですよ。
江口製陶所
いげ皿(S) -Classical Color-
まとめ
あわくきれいな青色が特徴的な肥前吉田焼の小皿は、とても丈夫で手入れがしやすく、デザイン性にも優れている日本工芸品です。
日常的に電子レンジや食洗器などでも使用できる点がとてもよく、扱いやすい肥前吉田焼の小皿は、価格も低価格で様々なサイズが展開されており、シリーズで購入したり、プレゼントに最適な逸品です。