動画付きで基本がよくわかる!包丁の正しい持ち方・使い方

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

編集部 板倉
編集部 板倉

毎日のお料理に欠かせない包丁ですが、“正しい持ち方”を意識されたことはありますか?切りたい食材の硬さや包丁の種類に合わせた握り方ができれば、包丁を痛めたり、食材の風味を無駄に落とすといった心配がなくなるので、お料理がさらに美味しく、楽しくなりますよ!

今回は包丁の持ち方・使い方をわかりやすくご紹介したいと思います。是非参考にしてくださいね。

目次

知っておきたい!包丁の持ち方4種類

「包丁の持ち方なんて、どれでも同じじゃない?」「どんな食材を切る時でも一辺倒!」という方も多いかと思いますが、実はこれ、大きな間違いなのです。食材や刃を痛めずに包丁を使用するには、食材の特徴に合わせて持ち方を変え、適切な力を刃先に伝える必要があります。

ここでは食材を切る時に覚えておきたい基本の持ち方2種類と、皮むきや野菜の削ぎ切りといった目的に合わせて抑えておきたい持ち方2種類をご紹介します。包丁を正しく持つことは怪我の防止や疲労の軽減にも役立つので、是非取り入れてみてくださいね。

まずは包丁の各部名称をご紹介します。包丁の使い方を知る上で、名称を知っておくとより理解が深まりますよ。

洋包丁の各部の名称

和包丁の各部の名称

はじめにマスターしたい!基本の持ち方2種類

持ち方①:固い食材を切るなら「押さえ型」

肉のような繊維の硬い食材を切るのに適しているのが「押さえ型」です。人差し指の腹と親指で刃元の中央を挟むようにしっかりと握り、残り3本の指で柄を包み込むように握ります。

人差し指と親指で刃元を挟み込むことで刃が左右にぶれることなく、力をしっかりと入れることができます。

持ち方②繊細な食材を切るなら「指差し型」

刺身のような繊細な食材を切るのに適しているのが「指差し型」です。包丁の峰に人差し指を乗せ、残り3本の指で柄を握ります。人差し指を使って微妙な力加減ができ、繊細なコントロールが可能に。出刃包丁や刃渡りの長い柳刃包丁を使う時などに向いていますよ。

刺身包丁のように長い刃はしっかりと峰に人差し指を当てて、親指で刃元を支え、刃がぶれないようにするのがポイントです。

『握り型』ってどうなの?


通称「ラケット握り」とも言われる「握り型」は柄をしっかりと握ることができ、力が込めやすいのが特徴です。一方で、刃が左右にぶれやすく、包丁を痛める原因にもなり得るので、日常的に取り入れることはあまりオススメできません。魚の頭や冷凍食品といった非常に硬いものを切るときのみ取り入れるのが無難です。

アゴと刃元を上手く使えるように口金部分に親指と人差し指を巻きつけて握るようにしましょう。

切る以外の目的に!応用編で知っておきたい持ち方2種類

持ち方③:果物・野菜の皮を剥くなら「皮むき型」

握り方は押さえ型と同じです。人差し指の腹と親指で刃元の中央を挟むように握り、残りの指で柄を包み込むように握ります。包丁を持っている方の親指で皮と刃先を押さながら、人差し指・中指も使って包丁をコントロールします。包丁を動かすのではなく、食材を動かすのがポイントです。

持ち方④:魚の下処理や野菜の削ぎ切りに「逆包丁型」

握り方は押さえ型と同様で、包丁のみを反転させたように持ちます。魚の皮引き、ごぼうの削ぎ切りなどの時に覚えておくと重宝します。

持ち方以外にも大切にしたい!包丁を上手に使うための3つのポイント

包丁を上手に使いこなすためには、正しい持ち方と合わせて、立ち方や左手の添え方も理解しておくことが重要です。基本として覚えておきたい3つのポイントをご紹介します!

【POINT①姿勢】まな板に対して斜め45度の立つ

調理台のヘリから握りこぶし1個程度の距離を取り、まな板に対して平行に立ちます。次に、包丁を持っている側の足だけ半歩程度後ろに引き、体がまな板に対して斜め45度になるように立ちましょう。

調理台からこぶし1個分の距離を取り斜め45度に立つことで、手が動かしやすくなり、首や肩にかかる負担を軽減することができます。

【POINT②左手の添え方】第一関節より指先が出ないように意識して

食材に添える側の手は、人差し指・中指の第一関節を食材に付け、 人差し指と中指の背を包丁に当てながら切りましょう。指先が第一関節より前に出ないようにすることで、指先を包丁で誤って切るといった事故を防止することができます。

【POINT③包丁の動かし方】肉や野菜は「押し切り」刺身は「引切り」

包丁の動かし方は基本的に「押して切る」か「引いて切る」の2種類です。手前から向こう側に押して切る方法は力が入れやすいので、肉や野菜といった硬いものを切るのに適してきます。一方、包丁を向こう側から手前に引いて切る方法は、必要以上に力を込めることができず、包丁の自重だけで食材を切るので、刺身のような繊細な食材の風味を損なわず、切るのに適しています。


包丁の刃っ先をまな板に当て、包丁を向こう側に押すように意識しながら、刃の根元を下ろします。「反り」の部分を食材に当てるように意識すると力が入れやすくなりますよ。


包丁の「刃元」を食材に当てて、手前にすっと引きながら食材を切ります。

編集後記

いかがでしたか?普段何気なく使っている包丁ですが、基本的な握り方や使い方を見直すことで、料理の腕前を底上げすることができますし、お気に入りの包丁を傷めることなく、長く愛用することができますよ。正しい知識を身につけて、料理を楽しんでくださいね!

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