素朴な味わいが魅力!川連漆器のお椀・カップ4選

Journal編集長
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毎日の食事で使う食器は、気に入ったものを長く使い続けて日々の食事を楽しみたいですよね。お気に入りの食器があるだけで、家での食事が楽しくなりますものね。

そんな方におすすめなのが、約800年もの歴史をもつ秋田県の伝統工芸「川連漆器」(かわつらしっき)。

コロンとした丸みのある形で素朴な味わいが魅力の川連漆器は日常の食卓でも取り入れやすく、大切な人やお世話になった人への贈り物にとしても最適です。

今回は食卓を彩る川連漆器のおすすめ商品を4点紹介します!

目次

川連漆器って何?

秋田県湯沢市川連町で作られている川連漆器の起源は、なんと約800年前の鎌倉時代!

刀の鞘や武具などに漆を塗ったのが始まりと言われ、現在ではお椀やカップ、重箱や鉢物など日常で使える食器がメインで作られています。

そんな歴史ある伝統工芸品の川連漆器とはどのようなものなのでしょうか?

川連漆器の特徴は「木製」と「漆塗り」

川連漆器の原材料となるのは、国産のブナやケヤキ、栃などの木材。

木製だからこその温かみと丸みのあるデザインが、使うほどに手に馴染むのです。

また、深みのある光沢が美しい漆塗りも特徴で、耐水性や断熱性にも長けています。

中に入れた食材を、冷たいものは冷たいまま、温かいものは温かいまま、長時間楽しむことができますよ。

川連漆器の丁寧な製造工程

川連漆器の風合いは、繰り返し行われる「塗り」から生み出されます。

柿渋と生漆を何度も塗って下地を作ったあと、下塗り(地塗り)と中塗りで色味を整えていき、本塗り(花塗り)で仕上げ。

それぞれの「塗り」の間にはしっかりと乾燥させることがポイントで、温度・湿度による漆の乾き方から色合いを調整する職人技が必要です。

丁寧な製造工程を経た川連漆器だからこそ、シンプルなデザインにも関わらず独特な高級感を放つのでしょう。

川連漆器の使用上の注意

お気に入りの川連漆器を長く使い続けるために、使用する上でいくつかの基本的なポイントがあります。

  • 食器洗浄機や電子レンジには入れない
  • 洗う際は、タワシなどは使わない
  • 長い時間、水に浸けておいたままにしない
  • すすいだあとは乾拭きする

どれも製品が傷まないようにするためのポイントなので、素敵な川連漆器を長く使うためにもぜひ守りましょう。

川連漆器の現在

川連漆器は昭和51年に国指定の伝統工芸品に指定され、平成10年と平成12年の全国漆器展では内閣総理大臣賞を受賞しました。

現在、川連町にある約20の工房でその伝統を守られています。

秋田県湯沢市内の小中学校では給食の食器にも使っている学校もあり、食育の面でも川連漆器が活躍しているそうです。

認知度向上のための産地マークも完成し、若手グループが先頭に立って新商品の開発にも取り組んでいます。

PICK UP
【大谷焼】OTANIYAKI tamura 1784 茶碗 ターコイズブルー
【大谷焼】OTANIYAKI tamura 1784 茶碗 ターコイズブルー
爽やかな海を思わせるターコイズブルー!

パッと目を引く大胆で美しい青が印象的な茶碗です。

長年研究を重ね、釉薬の色むらによる深いブルーと、煌めく結晶を生み出しました。

優しい丸みのあるデザインなので、手にしっくり馴染みます。

ごはん茶碗としてはもちろん、1人前のスープやヨーグルトを楽しみたい時にも、ぴったりのサイズです。

ぜひ日常使いでお楽しみください。

素朴な味わいが魅力の川連漆器お椀・カップ4選

素朴でシンプルな川連漆器は日常の食卓にも取り入れやすいうえに丈夫なため、世代をまたいで普段の食事を彩ってくれます。

特別な人へのプレゼントでも喜ばれる川連漆器のなかでも人気のお椀やカップを4つ厳選して紹介します。

雑煮椀 漆器 川連塗 2客組 セット 朱色 黒色

雑煮椀 漆器 川連塗 2客組 セット 朱色 黒色

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光沢のある朱色と黒色が印象的な2組セットの雑煮椀です。

現地で江戸時代から続いている老舗職人の「阿部健吉商店」製で、古くから伝わる伝統的な技法で作られています。

最も使ってほしいシーンは、一年のうちでも特におめでたいお正月。

この素敵なお椀に盛られたお雑煮は、きっと家族全員を笑顔にしてくれますね。

  • サイズ:直径130㎜、高さ80㎜
  • 原材料:天然木漆塗装
  • 価格:24,200円(税込)

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漆器汁椀(川連)黒 1個

漆器汁椀(川連)黒 1個

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川連町の遠野一家が製作したこちらの汁椀は、外側が黒色、内側が朱色のシンプルでモダンな色合い。

東北地方産の栃を使っていて安心・安全なので、子供たちにも使ってほしいお椀です。

中に入れた汁物が冷めにくいのに、外側は熱くないので持ちやすく食事が楽しいひと時になりますね。

  • サイズ:直径11.8㎝、高さ6cm
  • 原材料:トチ、漆、油(なたね油などの植物油)、地の粉(珪藻土の一種)
  • 価格:3,300円(税込)

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IBURIWANCO 燻椀 三九椀

IBURIWANCO 燻椀 三九椀

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煙で燻す昔ながらの製法で乾燥させたことで素材が割れにくくなる川連漆器。

その特徴を最大限に引き出しているのがIBURIWANCOシリーズです。

「三九椀」とは別名「東京椀」とも呼ばれ、汁椀などよりも一回り大きいサイズなので汁物だけでなく和え物などを入れる小鉢としても活躍してくれます。

朱色と黒色の2カラーあるので、夫婦でお揃いにするのも素敵ですね。

サイズ:直径11.7㎝、高さ5.8cm

原材料:天然木、漆塗装

容量:140ml(満水260ml)

価格:4,950円(税込)

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川連漆器 カップ 小 秋田・川連塗寿次郎

川連漆器 カップ 小 秋田・川連塗寿次郎

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明治初期創業の寿次郎が手作業で作るカップ(小)は、素朴な優しさがただよう風合いが特徴です。

半艶消しの加工をしているため日常生活にも取り入れやすく、お酒や蕎麦猪口として毎日の晩酌のお供にしたいですね。

経年劣化によって色艶の変化を楽しめるので、使い込むほどに愛着が生まれる一品。

サイズ:直径8.9㎝、高さ6cm

内容量:70g

原材料:栃材・漆塗装

価格:5,390円(税込)

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まとめ

日本の伝統工芸品にも指定されている川連漆器は、秋田県湯沢市の職人たちによって一つひとつ大切に作られています。

素朴でシンプルなデザインながら、独特な高級感と重厚感がある川連漆器は、きっと日々の食事を楽しいものにしてくれますよ。

使い込むほどに手に馴染む川連漆器のお椀やカップを、あなたの日常に取り入れてみませんか?

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