紀州塗 2021 10/22 伝統工芸品の解説を見る 伝統工芸品の知識 漆器 紀州塗 2021年10月22日 目次 紀州塗 和歌山県 1288年頃 鎌倉時代 歴史 現在の和歌山県岩出市にある根来寺では寺用の膳や盆などを数千人にも上る僧たちが日常に使う什器を主として、数多くの漆器を作っていました。 技術上の不手際から朱塗りの器にかすりの黒模様が生じ、偶然ながら美しい器が生まれました。 これがかえって趣あるものとして喜ばれ、故意に工夫して表面の朱を研ぎ破るような技法が発展していきます。 その後、この技法での塗りがいつの間にか「根来塗」と称され、変り塗の重要な一手法となりました。 特徴 寺で日常的に使う実用品だったため、根来塗は黒漆で下塗りをし、その上に朱漆を塗っただけで仕上げるシンプルなものでした。 そのため、使用中に表面の朱塗りが摩耗して下塗りの黒漆がところどころ表に現れて朱と黒の文様ができ、それがかえって趣があるとして喜ばれました。 \ BECOS編集部が厳選 / 伝統工芸品おすすめランキング発表 ランキングTOP10を見てみる \ BECOS編集部が厳選 / 伝統工芸品おすすめランキング発表 ランキングTOP10を見てみる 伝統工芸品の解説を見る 伝統工芸品の知識 漆器 紀州塗 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました!