本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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ゴージャス感のあるものより、素朴なものを好む方がいますよね。素朴なものは飽きが来なく一生使えるものが多いのが特徴です。
日本の伝統工芸品の中でも、素朴さをアピールしているものが多数あります。
その中で、木曽漆器は色使いがとてもシンプルな点が特徴となります。
特に、毎日使用する食器にもぴったり合いますよ。
では、木曽漆器とは一体どのようなものであり、食器を選ぶ際のポイントはあるのでしょうか?
ここでは、木曽漆器の魅力やおすすめの食器を紹介します。
木曽漆器とは、長野県塩尻市とその周辺で製造される漆器のことを指します。
流れをくむものとして八沢漆器と呼ばれるものも存在しています。
歴史を紐解くと、室町時代初期の1394年に、富田の塗師であった加藤喜左衛門が富田山籠源寺に納めたという経箱の漆器が、木曽福島発祥だとする説が有力となっています。
1975年2月17日に経済産業省の伝統的工芸品に指定されています。
また、中心的産地である木曽平沢についても、2006年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
ここでは、木曽漆器の食器において重視すべきポイントを2つに厳選して紹介します。
木曽漆器の特徴として、塗が美しいという点があります。
塗りには、主に春慶塗、堆朱、塗り分け呂色塗というものが存在しています。
春慶塗は木肌の美しさを生かす塗り方となっていて、木曽漆器らしい素朴さがあります。
堆朱幾層もの漆によりまだら模様を表わしており、少々派手目な印象があります。
塗り分け呂色塗は、彩漆で幾何学模様を作り出しており、モダンさがあるのが特徴です。
このように、塗り方によって大きく見た目が異なりますので、自分に合ったものを選ぶようにしてください。
木曽漆器は素材の良さを生かした製法を採用していますが、その特徴として堅牢さがあります。
これは、明治時代初期に地元で下地作りに欠かせない錆土粘土が発見されたことによって、他の産地よりもより頑丈にできている傾向があるのです。
今では他の産地と比較して堅牢さという観点では差が少なくなりましたが、長く使う場合には堅牢さも重視して選びましょう。
ここでは、特におすすめしたい木曽漆器の食器を6アイテム紹介します。
軽くて使いやすい大きさの木曽漆器のお弁当箱です。漆をヒノキに摺り込む「摺り漆」という塗装方法で、使い込むほどに漆がなじんで半透明になり、美しいヒノキの木目をさらに引き立てます。
使い続けるうちに色の変化を楽しめるのも漆ならではです。木曽の自然と職人の磨かれた技によって作られた、一生モノの愛らしいお弁当箱です。大切な人への贈り物として、食事やお弁当をより華やかに演出することができる逸品です。
松野屋
すり漆丸小判弁当箱 小
寛政年間に創業し、7代200年の歴史がある木曽漆器の老舗、七代目ちきりや手塚万右衛門によるお椀です。自分で食事を始める2歳児から手に合った器を使ってほしいと考え出されたお椀になります。こちらはふるさと納税の返礼品として受け取れます。
畢生椀は、特別な瞬間やお茶の時間を彩り、心豊かな時間を過ごすことができる一品です。日本の伝統と職人の技が息づく畢生椀は、贈られた方に心に残る特別な思い出を創り出すでしょう。
七代目ちきりや手塚万右衛門
乱曙塗・乱根来塗 畢生椀
繧繝(うんげん)は、「ぼかし」の一種で、色を濃から淡へ・淡から濃へと層をなすように繰り返す技法になります。漆の色が混ざり合い、一つ一つ柄に個性が出るのが特徴です。
シンプルなのに、色鮮やかな色漆が墨流しのような新鮮な美を奏で、柔らかくて温かみがあり、食卓を華やかに演出してくれる器です。伝統工芸の魅力と職人の技が詰まった贈り物として喜ばれます。
木曽漆器
繧繝塗 汁椀
伊藤寛司商店の木曽漆器は、お店の店舗の裏にある土蔵の中で一つ一つ手塗りで塗り上げられています。檜で作られたお弁当箱に漆塗りが施されていて、風情があり軽くて持ち運びやすいお弁当箱です。
伝統工芸の魅力と現代のライフスタイルを融合させた贈り物として、特別な場面で輝く存在となるでしょう。
伊藤寛司商店
摺漆小判弁当深蓋 中
黒漆で塗った上に朱漆を上塗りしたもので、使えば使うほど朱色の下から黒色が少しずつ現れてきてくるのでとても味わい深くなります。雲上鉢の素地として、上質な国産天然木栃材を使用した轆轤ものとなっていて、塗についてはオリジナル技法の乱根来塗を採用してます。
丹念に漆を摺り込み、美しい光沢を生み出しています。贈り物として選ぶなら、その独特な色合いと上品さが受け手を魅了します。
七代目ちきりや手塚万右衛門
乱根来塗雲上鉢 大小組
刷毛目夫婦椀は、日本の伝統的な木工品で、木箱に入っています。塗り分けの色が反対となっていて、モダンな印象のお椀です。ぼかし技法の漆塗りがさらに上質となっていて、木曽漆器の進化が垣間見えます。
外溜塗り、内朱塗りと使い分けている点にも注目で、特別な人に対して日本文化と伝統への敬意を表現する素晴らしいプレゼントになるでしょう。
漆器 よし彦
刷毛目夫婦椀 木箱入
木曽漆器は、主に欅の美しさを生かした塗りが印象的ですね。
シンプルな中にも光る個性があり、食卓を彩ってくれる存在となります。
また、一生使える食器が多いので、慎重に選択してより魅力的な木曽漆器の食器を見つけてほしいですね。
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