本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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ナチュラル志向の人々が街中を行き交い、楽しそうに手にしているもの。そんな絵図を思い描かせるものが、トレンドのマイ・タンブラーです。
タンブラーには数多くの種類や用途があり、エコロジー社会においてますます主流となっていく可能性を秘めています。
今回は、日本全国の魅力的なMade in Japanを発掘する「BECOS(ベコス)」が、日本の伝統工芸「漆塗り」を主テーマに、漆器のタンブラーが持つ利点やおしゃれな商品をご紹介します。
漆器とは、加工された紙・木材・金属などの素地(きじ)に、漆を何度も上塗りする工芸品の総称です。これらは食器だけではなく、服飾品やインテリアをはじめ幅広いカテゴリーを持つに至っています。
塗料であるウルシノキの樹液は、かねてより接着剤として使われてきたもので、耐水性や防腐・防虫効果が高く、器物が長持ちする特徴があります。
そんなウルシノキは東南アジアに広く分布していますが、日本の漆こそ名高く、最高峰というよりほかにありません。なぜなら、日本の漆には「ウルシオール」という成分が豊富にあり、漆塗りの潤いや質感は群を抜いて美しいからです。
日本の「侘び寂び」の精神とも通じる内世界があり、諸外国では漆器こそ「JAPAN」の代名詞であるかのように表現されています。
漆器の発端は縄文時代早期にさかのぼると見られ、事実6000年〜9000年前の各都市遺跡から、漆塗りの装飾品が出土されました。
古来より漆工技術は脈々と受け継がれ、中世では仏教の繁栄にともなって仏具や建造物などの加飾を担ったと考えられています。特に藤原一族が建立した「中尊寺金色堂」は、漆芸術の頂点とも評され、今なお目を見張るような輝きを悠然と放っています。
また町人文化が咲き誇った江戸期になると、さまざまな漆芸家が台頭し、蒔絵(まきえ)などを施した生活雑器が一大文化を築き上げました。
それが今や、漆工品は代表的な伝統工芸として世界に発信され、芸術作品やアートとして飛躍し続けています。
漆工品は、日常使いとしても優遇される代物です。耐久性や保温性が高いため、器の中身が冷めにくく、持ち手に伝わる熱をも和らげてくれます。
そのほかの工芸品と比べても割れにくく、欠けにくいことがいえ、一部がほころびてしまっても漆を上塗りして蘇らせることができます。また漆は使うごとに艶が深まり、その時々で質感を豊かに見せてくれるものです。
一般的な漆器の取り扱い方としては、直射日光と過度な乾燥・湿気を避け、汚れを「乾拭き」でさっとなぞります。保存の際は、装飾を傷つけないように、漆器同士を上下に重ねておくのがベターです。
タンブラーとは単なるカップグラスを指すこともありますが、通常は頭に蓋があり、ボディが2層構造になっている保温容器のことです。
環境保護の観点からタンブラーが再評価され、エコボトルやランチボックス、花器、小物収納としても用途が広まりつつあります。なかでもコーヒーショップにマイ・タンブラーを持ち込む自然派スタイルは、現代的なファッショントレンドでもあります
そんなコーヒーボトルが、漆塗りの技巧をまとい、互いの長所を活かし合ったものが「漆器」×タンブラーです。漆の繊細な肌触りと高い保温性が組み込まれ、タンブラーの性質を補強するのに一役買っています。
また、和のこだわりを連れ歩くことで心が癒やされ、日常のふとした時に伝統工芸ならではの重みを感じさせてくれます。
タンブラーの種類は手広くありますが、「漆」が組み入るだけでも品質は別物になります。こちらでは、漆器の長所がふんだんに取り込まれたおすすめのタンブラーをご紹介します。
1500年もの歴史を持つ越前漆器を極める職人・土田直東氏と、サーモマグがコラボレーションした逸品。密閉性の高いスクリュー蓋が付いているので、保温・保冷性に優れおでかけにもぴったりなモバイルタンブラーです。
漆のしっとりとやさしい質感にいつでも触れることができ、慌ただしい毎日の中にホッと一息つける癒しのひとときを与えてくれます。落ち着いたレッドカラーと、和をイメージした可愛らしい柄がどんなシーンにもマッチ。デスクの片隅に置いておくだけで、小粋なイメージを演出してくれます。
匠市
【モバイルタンブラー】thermo mug × 土直漆器 うるし宝尽くし (レッド) | 越前漆器 | 匠市
こちらも、越前漆器職人・土田直東氏とサーモマグのコラボレーションタンブラー。タンブラーには実にさまざまな素材やデザインがありますが、他とは一味違った高級感の漂う漆器タンブラーをチョイスして、毎日の暮らしに和の趣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
こちらは、年齢や性別を問わず使いやすいブラックカラーに、青海波や小鳥が描かれた和モダンなデザイン。お茶を飲む時間も、ちょっと贅沢に感じられそうな逸品です。しっかりとしたスクリュー蓋が付いているので、密閉性・保温性・保冷性も申し分なく快適に使用できますよ。
匠市
【モバイルタンブラー】thermo mug × 土直漆器 うるし波千鳥 (ブラック) | 越前漆器 | 匠市
創業115年の「小林仏壇店」の4代目当主・塗箔師Kiyo氏が、仏壇制作の技術を生かして作り上げた逸品。漆の新たな商品を生み出すチャレンジの中で完成したのが、これまでとは一味違うメタリックな質感の漆器タンブラーです。
木材の美しい木目をしっかりと生かしながらも、錫粉を使うことで伝統的な漆塗りにはない輝きをプラス。しっとりと落ち着いた佇まいとモダンな雰囲気を持ち合わせた、高級感のあるタンブラーです。100gと軽く使い勝手が良いので、いつもの晩酌にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
小林佛檀店
【新潟漆器】塗師Kiyo (小林仏壇店) タンブラー|BECOSオリジナル
京都にて江戸時代末期の1830年頃に創業し、漆・漆器ひとすじで製品を作り続ける「井助商店」。漆器の持つ木のぬくもりや漆のうるおい、装飾美など本来の魅力を生かしながらも、現代の生活に馴染むシンプルモダンなデザインを追求しています。
こちらは、漆器の魅力が詰まった「KOROMO」シリーズのタンブラー。上部は木目がほんのりと透けて見える「目はじき」の技法、下部は木目を生かして仕上げたモダンなデザインです。木製タンブラーは、熱いものを入れても持ちやすく、口当たりもまろやかなのが大きな魅力。黒と朱をセットにすれば、結婚祝いなどにも最適です。
井助商店
【カップ】KOROMO 湯呑 | 漆器 | isuke
経済産業大臣より伝統的工芸品として指定を受けた「大阪浪華錫器」の技術を受け継ぐメーカー・大阪錫器。こちらは、大阪錫器と漆の産地である津軽がコラボレーションして生まれた「錫漆シリーズ」のタンブラーです。
錫のまわりに漆を施すことで、熱伝導性の高い錫の特性と保温性の高い漆の特性が融合し、新感覚の漆器タンブラーが誕生。錫は、飲み物の不純物を吸着してまろやかに仕上げてくれるため、いつものお酒の味わいをより美味しく引き立ててくれるでしょう。手間暇かけて作られた最高級タンブラーは、特別な日のギフトにもおすすめ。
大阪錫器
【タンブラー】津軽仕上げ 微粒面 空と海 | 大阪浪華錫器
こちらも、伝統工芸品である「大阪浪華錫器」の技術を用いた大阪錫器のタンブラー。漆の名産地である越前とコラボレーションして生まれた、錫と漆のいいとこどりをした新感覚の逸品です。
錫は熱伝導性が非常に高く、燗はより熱く、冷酒はよりひんやりと美味しく頂けます。さらに水分中の不純物を吸着する効果もあるので、いつものお酒が一味違ったものに感じられるでしょう。錫・漆の独特の艶と輝きを楽しめるタンブラーは、おもてなしにも最適です。
大阪錫器
【カップ】越前仕上げ 白檀 ジエロ 赤 | 大阪浪華錫器
130年以上の歴史を誇る山本漆器店は、国産天然漆のみを使用して文様を描いていく「八雲塗」の伝統を守り続けています。八雲塗は、長い年月をかけて文様が浮かび上がるように発色していくのが大きな特徴。使うほどに愛着の増す、一生モノの漆器です。
こちらは、どんなシーンにもマッチする木製漆塗りのシンプルなタンブラー。熱い飲み物を入れても持ちやすいので、お年寄りやお子様にも使いやすい逸品です。しっくりと手に馴染む木のぬくもりが、いつもの食卓をちょっと贅沢に感じさせてくれますよ。飽きのこない上品なデザインなので、ギフトにも最適です。
八雲塗やま本
【フリーカップ】羽反(大) | 八雲塗
美術装飾品であった金沢箔を、生活で身近に使える製品に落とし込んだ「金沢箔工芸品」。これを全国に広めたのが「箔一」です。箔一は、日常生活に金箔を取り入れることで、人々の心に豊かさや感動をもたらすことを願っています。
こちらのタンブラーは、薄く削り出した天然木に、金箔でおぼろ月を表現した華やかで上品な逸品。漆を何度も施すことで、深みのある艶を与えています。手に取るだけで風情を感じられ、心にうるおいを与えてくれるタンブラー。和食・洋食どちらにも合うモダンでスタイリッシュなフォルムも魅力です。
箔一
【カップ】おぼろ月 漆 (L) | 金沢箔 | 箔一
こちらは三者三様の匠の技を集結させた、漆塗装が温かな印象のタンブラーです。「燕の研磨技術」と伝統工芸「山中塗」、福井県の「越前和紙」がコラボレーションし、1つ1つの工程が手作業によって重んじられています。
熱燗やホットは飲みごろが続き、冷酒や水割りは涼やかに、ほどよい冷たさをキープしてくれます。
漆磨(シーマ)シングルカップ 白檀 赤/黒 L
確かな伝統の技で純銅製品を作り続ける「新光金属」が、純銅鎚目タンブラーを本漆で仕上げた逸品。金胎漆器と呼ばれ、やわらかくもキレのある銅の風合いと漆の深みのある質感を楽しめます。
銅は銀に次いで熱伝導率が高いとされ、冷たい飲み物をよりひんやりと喉ごしよく仕上げてくれます。いつものビールやアイスコーヒーが格段に美味しく感じられるでしょう。また、赤漆による下塗り後に黒漆を塗り、部分的に下地を研ぎ出す「曙塗り」を採用。使い込むほどに艶と発色が増し、大切に育てたくなるタンブラーです。
新光金属
金胎漆器 タンブラー 大 / 曙(あけぼの)
どこも一様ではない漆の加飾具合が奥深く、見る者を心酔させる作品です。石川県加賀市の「山中漆」と燕三条の研磨技術により、用の美と機能性を兼ねたタンブラーに仕上がっています。
カップの内側には螺旋状の磨き筋があり、ビールやカプチーノなどの泡立ちが細かくなるように工夫されています。まるで飴色のダルマを思わせるフォルムが愛らしいタンブラーです。
漆塗り二重構造ロックカップ ステンレスタンブラー
漆器は、諸外国にて「JAPAN」の異名をとるほどに、日本人の精神が内在した工芸品です。滑らかな手触りと、優雅な面持ちがいつの時代にも魅了され、さまざまな漆工文化が花開いたことで知られています。
今や漆器は現代的なニーズにも上手くはまり込んでおり、その成果の一つとしてタンブラーとのコラボが挙げられます。
漆器のタンブラーは耐久性や保温性が高く、見た目も麗しいため、トレンドのマイボトルとして活用するのがおすすめです。
1位
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