
住まいについて考える時、「やっぱり、和室が欲しいな」と、思うことはありませんか? 日々の暮らしの中に畳があると、畳表の感触やい草の香りに、ほっと癒されますよね。
シンプルでモダンな和室を目指して、インテリア・小物選びにこだわってみましょう。
和室のインテリア・小物選び、難しい? 迷う?
でも実際、和室を使うとなると、「インテリアはどうしよう…」と迷うことも。
実はちょっとしたポイントを押さえるだけで、ぐっと、和室がおしゃれになります。
コーディネートの実例をみながら、6畳ほどの和室でも、格調高い空間に仕上げる方法を考えます。
【組子】大湊文吉商店 乱れ組子行燈 麻の葉
- サイズ:W21×D21×H22.5cm,
- 重量:1,500g/3.3 lbs
- 価格: 85,000円(税抜)
日本古来の文様、麻の葉がデザインされた置き型のスタンド照明です。壁面に美しい光の模様を描きます。木材は純国産高級木材「秋田杉」、高級建具に用いられる「組子細工」でつくられています。キューブ型がおしゃれですよね。
【行燈(あんどん)をより生かすためのポイント】
・シンプルな壁(できれば漆喰(しっくい)、塗り壁など。無地の和風クロスでも)
・家具類は主張しないシンプルなフォルムのものでまとめる
・他の小物類はモノトーンで統一
この3つのポイントを押さえると、行燈の光の、複雑な模様がより際立ちます。4.5~6畳ほどの和室でも、奥ゆきが感じられますよ。
【金沢箔】箔一 アートパネル ぬくもり (S,M,L)
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サイズ:S : 30*30*1.2cm, M : 30*60*1.2cm, L : 30*90*1.2cm,
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重量:S:720g(1.6 lbs)、M:1,440g(3.2 lbs)、L:2160g(4.8 lbs)
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価格:16,000円(税抜)
櫛引きの金沢箔のパネルです。一枚でもすてきですが、何枚か並べると、空間がいっそう華やぎますよね。レイアウトは横一直線に並べたり、上下に変化をつけたり、好みや気分に合わせて。
和室を寝室として使う場合、ベッドの上にレイアウトすると、格調も感じられる、落ち着いた雰囲気になります。
【パネルを生かすためのポイント】
・窓のない一面の壁に配置する
・天井照明の光が、直接干渉しない位置に配置する
壁はやはり、無地でシンプルなものがよいでしょう。また、天井照明が直接照らすとまぶしく、せっかくのパネルが安っぽく感じてしまいます。特に天井にダウンライトを配置している場合は、注意しましょう。
- サイズ:Φ9.3*H27.0cm,
- 重量:200g
- 価格:8,500円(税抜)
清水焼、陶磁器の置き型風鈴、シンプルでシックなフォルムですね。
騒音の問題などで、なかなか外で風鈴を楽しめない現代。「チリン」という涼やかな季節を感じる音を、室内で聴くことができるのはいいですよね。ブラックとホワイト、2色から選べます。
【風鈴を生かすためのポイント】
・他の小物類をごちゃごちゃ置かない
・小物を置く場合は色のトーンを合わせる
他のインテリア小物にも言えることですが、好きなものは色々と並べたくなってしまいますよね。そこをぐっと抑えて、よいもの一点主義で空間を演出しましょう。おしゃれな和室づくりの基本です。
【津軽びいどろ】北洋硝子 (アデリア) 銀河 オイルランプ
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サイズ:φ70 * H75mm,
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重量:220g
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価格:3,500円(税抜)
小さなガラスに、銀河を感じるオイルランプ。炎のゆらぎが心地よいです。津軽びいどろのきらめきに癒されます。和室の卓上や床の間に置いてもすてきです。
【オイルランプを生かすためのポイント】
・照明は暗めに抑える
・近くに燃えやすいものを置かない
てのひらサイズの可愛らしい形のランプなので、やはり、周りに色々置かないことが大切です。また、火気なので、障子やふすまなど燃えやすいものの、ごく近くに置くのは危険です。和室は燃えやすいものが洋室と比べて多いです。
これから住宅を考えている人は、障子やふすまなども、最近は燃えにくい材料を使っているものもあるので、検討してみて下さいね。
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サイズ:W135 D74 H185mm /W5.31″ D2.91″ H7.28″,
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重量:600g/1.32 lbs
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価格:20,000円(税抜)
有田焼のモダンな磁器。エアブラシによるグラデーションカラーが個性的。スイス人デザイナーが手掛けた、シャープなデザインも魅力的です。
有田の職人の技術、「吹付」が生むグラデーションは、花瓶の表情に変化を生みます。
【花瓶を生かすためのポイント】
・なるべく和花を生ける(枝ものも)
・季節を意識した花選び
生花があると空間が華やぎますが、よりこだわった花選びで、和室を特別ないやしの場にしませんか。春なら桜を一枝、秋はリンドウや野菊など。茶の湯の精神をさりげなく感じさせる花選びは、住まう人の品格の演出にもなりますよ。
【有田焼】2016/ トマス アロンソ ベース L (ブラック)
- サイズ:φ100 H212mm /φ3.94″ H8.35″,
- 重量:570g/1.26 lbs
- 価格:6,000円(税抜)
モダンでシンプルなフラワーベース。和室以外でもしっくり空間に馴染みます。北欧インテリアとの相性もよく、和室に北欧ミックスのインテリアを取り入れたい人にもおススメです。
こちらのフラワーベースは、あえて、洋花でチャレンジしてみましょう。シックな色合いのラナンキュラスや、フリンジ咲きのチューリップ、ダリアやクリスマスローズなども、よく合います。
【フラワーベースを生かすためのポイント】
・ほかに洋を感じさせるものを置かない
・花色はトーンを合わせる
以上のポイントは押さえましょう。
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サイズ:M:190×250cm、L:190×300cm
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重量:6,000g
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価格:298,000円(税抜)
賃貸や全洋室物件など、もともと和室のない住まいにも、やはり、ほっとなごむ和の空間が欲しいですよね。
職人の手仕事を存分に感じることができる、い草ラグはいかがでしょう。国産の厳選い草を、通常の2.2倍も多く使っており、肌触りがとてもなめらかです。
畳の縁にもこだわっていて、久留米織が使われています。5年間の保証付きなので安心ですね。
【い草ラグを生かすためのポイント】
・床はシンプルなもので。(できればナラやサクラなどの無垢材、クッションフロアであれば無地)
・ソファやテーブルを近くに置く場合、できれば木材ベースのものを選ぶ
和テイストと北欧インテリアはとても親和性が高いです。よりおしゃれな空間に仕上げることができるので、意識して取り入れてみると楽しいですね。
まとめ
職人がひとつひとつ、ていねいに心を込めてつくったものは、それだけでとても美しいです。Made In Japanのインテリア小物は、和室をモダンでおしゃれな空間にするために、欠かせないアイテムといえます。
まずはひとつ、お気に入りの「とっておき」を選んで、上質なくつろぎのある、和の空間を楽しんでくださいね。