職人がつくる!幾何学模様が美しい大湊文吉商店の組子トレー

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

BECOS代表
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日本の伝統工芸『組子細工』をご存じですか?伝統工芸というと和風で古いイメージが強いかもしれませんね。でも、幾何学模様が美しい組子はデザイン性が高くモダンな雰囲気が現代のインテリアにも意外にマッチするのが魅力です。

組子は釘を使わずに細木を組み付ける独自の技法で作られ、平安時代から仏像の装飾などに使われてきました。

今でも障子や欄間などの装飾に使われているほか、屏風やパーテーション、などの家具やコースターなどの小物類にも組子が取り入れられています。

そんな組子で注目されているのが大湊文吉商店です。

目次

大湊文吉商店とは

新潟県にある『大湊文吉商店』は、創業100年を超える伝統総合インテリアメーカーです。

明治初頭に初代大湊文吉が和紙に柿渋から抽出したものを塗った渋紙を製造したのがはじまりで、二代目からは、加茂の地場産業であるタンスや建具を製造販売するようになりました。

和風なモノだけにとどまらない、和洋折衷なデザインのパーテーションや家具インテリアを手掛けていますが、創業からの伝統を大切に守りながら一点一点丹念な手づくりを続けています。

平成17年からは、新潟県発の海外ブランド『百年物語』にも参加しており、2019年には第10回デザイン東京『国際デザイン製品展』にも出展します。

  • 企業名:大湊文吉商店
  • 創業年:1858年
  • 所在地:新潟県加茂市秋房1-26
  •  事業内容:屏風・和家具・仏具などの木製品、和紙製品の製造
    PICK UP
    【トレイ】木目込み (ナチュラル) M | 江戸木目込み | 柿沼人形
    【トレイ】木目込み (ナチュラル) M | 江戸木目込み | 柿沼人形
    伝統工芸品を日常使いする贅沢

    雛人形などの節句人形に使われる木目込(きめこみ)の技術を用いて作られているトレイ。

    彩鮮やかなアクセサリートレイは、インテリアアイテムとして日常に華を添えてくれます。

    程よいクッション性があり、大切なジュエリーなども安心して置くことができます。

    大きめサイズなので、腕時計など毎日使うものを収納するトレイとしても役立ちますよ。

ものづくりの心が生きる組子の技術

細い木の桟が幾重にも重なりあう組子は、木を接着やくぎ打ちをせずに『組む』だけで作られるため、わずか0.1ミリの違いでも組み合わせられなくなってしまい、作り直さなければならないほど繊細な世界です。

細く引き割った木に、溝・穴・ホゾ加工を施して鉋 (カンナ) やノコ、ノミなどで微調整しながら作り上げていく作業を正確に行うには、熟練の技術が必須なのです。

また、組子の文様は200種類を超えると言われており、細かくカットした木片パーツをコツコツと組み込んでいく気の遠くなるような作業です。

そのため、すべての紋様のデザインを把握し、組子の技術を習得するには、とてつもなく長い年月がかかると言われています。

受け継いでいきたい組子づくり

昔は『徒弟制度』というものがあり、多くの職人が学びながら働いていました。

しかし今はそのような制度はほとんどなくなり、職人の親の跡を継ぐ人、デザインの仕事や建具職人が独学で組子づくり行うなどさまざまです。

しかし、組子細工に関心を持つ若い人は多く、大湊文吉商店も組子のオーナメントや小衝立づくりなどのワークショップを開いており人気は上々です。

それでも組子を始めとする日本の伝統工芸の後継者不足は深刻です。

素晴らしい組子の技術を絶やさずに受け継いでいきたいものですね。

職人のこだわりが冴える!組子づくりに使われる道具

組子細工をつくるときは、技術はもちろんですが使われる道具選びもとても大切です。

木は鉋(カンナ)を使って削りますが、その種類だけでも数十種類を超えると言われ、組子づくりに鉋は欠かすことのできない道具です。

穴あけや溝づくりには、さまざまな太さや大きさ、刃先の作りの異なるノミを駆使して行います。

木工機械も複数台使い分けている作業所が多いそうですが、現在は広い工場で作れなかったり人手不足でスピードを求められたりすることも増え、デジタル加工の機械も取り入れられるようになりました。

組子の素材選びにもこだわる職人

組子に使われる木は、杉やヒノキなど『針葉樹』と呼ばれる木目が目立たずまっすぐに育つ木が選ばれます。

大湊文吉商店の組子製品に使われているのもすべて、針葉樹であり高級木材として知られている秋田杉です。

組子は塗装せずに白木のまま仕上げることが多いため、鉋をかけたときの仕上がりが美しい針葉樹が適しているのです。

しかし、針葉樹ならばどんな木でもよいというわけではなく、組子に適した良い木材を求めて自ら産地に出向き、納得のいく木材を買い付けしに行く職人も多くいます。

BECOSがおすすめする組子トレー

BECOSがおすすめする組子トレー その1
大湊文吉商店 『和膳 麻の葉』

【トレイ】和膳 麻の葉 (M)※天板アクリル | 組子

格子模様をベースに、日本古来の神聖な紋様である『麻の葉模様』が2つ組み込まれたシンプルモダンなデザインが特徴です。麻の葉模様は六角形の幾何学模様で、丈夫でまっすぐに伸びる麻の葉 (なんと4か月で4メートルも伸びるのです) が持つ生命力と成長力から、赤ちゃんの産着に用いられてきた縁起のよい柄です。

縁起の良いデザインでもありますので、自宅使いはもちろんのこと引っ越しや結婚祝いのギフトとしてもおすすめします!

大湊文吉商店
【トレイ】和膳 麻の葉 (M)※天板アクリル | 組子

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BECOSがおすすめする組子トレー その2
大湊文吉商店 『和膳 麻の葉(S)』

【トレイ】和膳 麻の葉 (S) | 組子

先ほどのものよりも小さいサイズの組子トレーです。麻の葉柄は三角形の集合体ですが、三角形にも邪気を払う魔除けの意味があると言われています。防水加工が施されているのでお手入れも簡単です。

清潔感のある白木は、高級木材の代表格である秋田杉100%素材です。お酒を出すおもてなしの席やパーティーなども華やかに演出できますね。

大湊文吉商店
【トレイ】和膳 麻の葉 (S) | 組子

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BECOSがおすすめする組子トレー その3
大湊文吉商店 『コースター』

【コースター】秋田杉 麻の葉 | 組子

こちらは組子細工コースターになります。トレーに比べて小さいですが、普段のお食事シーンをさりげなく華やかに飾ります。お茶を置くコースターとしてはもちろん、コースターの上にお菓子などを置いてお客様をおもてなしするのも素敵です。

縁起の良い組子の模様が美しいコースターなので、ご慶事やご長寿のお祝いとして贈り物におすすめです!

大湊文吉商店
【コースター】秋田杉 麻の葉 | 組子

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まとめ

日本の伝統工芸品『組子』はほかの木製品とは違い、職人の技術が光る繊細な美しさが特徴です。

組子に使われるパーツの数によって、シンプルにも華やかにも表情が変わるのも魅力ですね。

一つ一つ手作業ではめ込まれていく細やかな組子の木片は、接着剤や金具などを使わずにつくられているので、見た目の繊細さとはウラハラにしっかりと丈夫で長く使えますよ。

日本の職人の技術が生かされた品物を使ってみたい、贈ってみたいけれど何を選んで良いかよくわからないとき、こんな組子トレーはいかがですか?友人知人だけでなく、お世話になった方への贈り物としてもきっと喜ばれますよ。

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