
漆には抗菌作用があり、子供用の食器としても扱われてきました。赤ちゃんが生まれて100日目を目安に、「一生食べ物に困りませんように」と願いを込めてお祝いするお食い初めでも昔から漆の食器が使われていますね。
ここでは子供のうちから使える漆の食器8選を紹介します。
お食い初めの食器について
お食い初めは、「一生食べ物に困りませんように」と願いを込めて歯が生え始める生後100日頃に行う儀式です。
そんなお食い初めでは通常、新しいお祝い用の食器を使うのですが、正式には漆器を用いてお膳を設けます。
実は男の子と女の子では使う漆器の色も決まっているのを知っていますか?男の子の場合、外側・内側共に朱色の漆器を使い、女の子の場合は外側が黒、内側が朱色の漆器を使います。
地域によっては色が逆の場合もあるので、ご家族や友人に確認をとっておくと良いでしょう。
また、近年では陶器やプラスチックの食器を使うご家庭も多いので、それほど気にしなくても良いかもしれませんが、子供のためにもしっかりとお食い初めをしたいと思うなら、漆の食器がおすすめです。
子供のうちから育てる漆の食器 その1
栃の木のお椀 朱漆塗【atakaya】あたかや
一般的なお椀よりも小さめで子供用に最適なサイズのお椀です。
こちらの特徴は何といっても薄さ。
その為、口当たりがよくとても食べやすいお椀なので小さい子供にピッタリです。
艶やかな朱色の漆は、拭き漆を3回も繰り返し、さらにそこから中塗り、朱漆塗り仕上げと行っていますが、全て越前漆器産地の職人が丁寧に行っているので、見事な仕上がりとなっています。
atakayaでは名入れサービスを行っています。
実はこれが他とは違うのです。
なんと職人さんによる蒔絵で名入れを行うのです。
しかも使うのは本金・本銀です。
高級感がありサビや変色にも強いので贈り物としても良い仕上がりとなりそうですね。
美しい朱色の漆に、口当たりの良い薄いお椀、1つ1つ職人さんによる手作業で作られた漆のお椀は、食卓を鮮やかに飾ります。
越前漆器 あたかや atakaya
栃の木のお椀 朱漆塗
子供のうちから育てる漆の食器 その2
ひふみ椀 朱摺【山中漆器】
400年以上の歴史を持つ山中漆器で作られたお椀セットです。
山中漆器とは日本一と言われるろくろ挽きが特徴で、その技術を求め他の漆器産地の木地でも山中で挽かれる事があるくらいです。
そんな匠の技術を駆使して作られたこちらのセットは、ご飯椀、汁椀、小鉢がひとまとに重ねられる3つ組のお椀で収納にも便利です。
全て国産の木を使った木製品で加工からすべて国内で行われているので、品質も衛生管理も安心ですね。
また、木製なら子供が落としても割れにくいのでご家族も安心できます。
栃の木製ですので、お子様にも持ちやすい軽さが特徴です。
木材から仕上げまで全て国内で行われているこちらのお椀は、職人による漆仕上げが美しい輝きを放つお椀セットです。
山中漆器
ひふみ椀 朱摺
子供のうちから育てる漆の食器 その3
Baby set つる・かめ・うさぎ【山田平安堂】
「愛情たっぷりの料理をぬくもりあふれる漆器に盛り付けてもらいたい」そんな思いから作られたこちらの「Baby set」は、つる・かめ・うさぎと3組の親子が描かれている3つの椀がセットになっています。
愛らしく、それでいて品の漂う3つの絵は、親子の絆を大切にする山田平安堂の思いを形にして表しているようですね。
1919年に創業した山田平安堂は宮内庁御用達になっているほか、各国の日本大使館で使われる漆器を全て取り扱うなど、その品質の高さは世界に認められています。
そんな山田平安堂が作る漆器は美しく輝き、ぬくもりが感じられる仕上がりとなっています。
こちらの製品はWEB購入すると赤ちゃん用スプーンが付いてくる特典付きです。
こちらも他の製品同様、天然木を使い、漆で仕上げてあります。
山田平安堂
Baby set つる・かめ・うさぎ(蒔絵名入れオプション付き)【山田平安堂】
子供のうちから育てる漆の食器 その4
華やかな光沢のケヤキの漆塗り【祝いの品 品格の輪島塗漆器 輪島染太郎】
木の育つ環境と使う環境が違うと、木製の製品は長持ちしないと言われています。
こちらの飯椀は国産のケヤキ材を使用、そこに天然漆を使用し丁寧に仕上げています。
木の厚みが0.8mmというのだから驚きですね。
そこに輪島塗の職人が熟練の技術で4回の下塗りを行い、さらに中塗り、上塗りと繰り返すことで完成時は1.2mmの厚さになります。
ガラスや陶器では耐久性を保てない厚さですが、熟練の技術と良質な木を使うことで口当たりの良い薄さのお椀を完成させています。
子供でも食べやすく丈夫なお椀なので、物を大切に扱う心を養うにはぴったりのお椀ですね。
無地のデザインなので漆のきれいな光沢がシンプルながらも華やかな印象を与えます。
裏側への金文字での文字入れサービスも無料で出来るのは嬉しいですね。
輪島塗 飯椀(小) 無地 -朱- 桐箱入り
祝いの品 品格の輪島塗漆器 輪島染太郎
子供のうちから育てる漆の食器 その5
朴の木を職人の技術でふっくらとした質感のスプーンに【輪島 キリモト】
輪島キリモトは、朴の木を人の手でえぐり出す加工を得意としています。
小さなカンナを駆使して丁寧な技術で整えられた木地に、「輪島地の粉」を用いた下地を施しています。
「上塗り仕上げ」で天然漆を丁寧に塗を重ねることで、漆ならではのふっくらとした質感が生まれます。
持ちやすい形と、なめらかな舌触りで、お子さま用としておすすめできます。
輪島 キリモト
上塗りスプーン(小)TOP COATED SPOON Small
子供のうちから育てる漆の食器 その6
離乳食でも大活躍!漆塗りのお食い初めセット “0歳からの伝統ブランドaeru”
初めての「食べる」をホンモノで!
生後100日の成長を慶び、将来の幸せを願う伝統行事「お食い初め」に使う食器を漆塗りで作りました。
現代の暮らしに合うデザイン、大人になってもご使用いただけるデザインなので、お食い初めの後も離乳食や普段のお食事に長くご愛用いただけます。
お食い初めのお祝い、出産祝いにおすすめの商品です。
“0歳からの伝統ブランドaeru”
お食い初めセット
子供のうちから育てる漆の食器 その7
あたたかな心を育む漆のすくすくセット【木曽よし彦】
小さな頃から木の器のぬくもりを感じながら、食事を頂くと、あたたかな心が育まれると言われています。
お食い初めから、離乳食の器として、また小学生になってもお使い頂けます。
木目の美しいケヤキをくりぬき、丁寧に漆を塗って作られたお椀です。
熱々の汁物を入れても、外側まで熱が伝わりにくくなっています。
そのため、前かがみになることなく、正しく椀を持てるので、姿勢を良くするとも言われています。
木曽よし彦
すくすくセット
子供のうちから育てる漆の食器 その8
かわいらしい象があしらわれた漆のお子さま椀【京都老舗の漆器店 象彦】
寛文元年(1661年)に創業した350余年続く京都の漆器専門店『象彦』
京の伝統を守り受け継ぎつつ、時代にあった「見て美しく使って楽しい」漆器をつくり続けてきました。
かわいらしい象の絵が金であしらわれた、職人の手によって丁寧に作られた椀。
小さいお子様の頃にふれた「本物」の手触りや温かさは、記憶の中に残っていくことでしょう。
象彦
お子様椀一客(全2色)
まとめ
子供が小さいうちは食器にも気を使う人が多いと思いますが、安心・安全だけでなくデザインも可愛らしいものを選びたいですよね。
漆の食器はどれもシンプルながら上品な輝きを持ち、また丈夫で抗菌性にも優れています。
漆の食器で食事をするのは、子供にとってもその親にとっても物を大切にする気持ちを育ててくれるでしょう。