本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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日本酒好きなあなたは、どんな酒器を使っていますか?お気に入りの銘柄を見つけたら、ぜひ酒器にもこだわってみてください。それまで呑んでいた日本酒の味が、より一層美味しく感じられるはずです。
そしてその選び方のコツは、一つ一つ丁寧に専門の職人の手でつくられた日本製の酒器を選ぶことです。
見た目の美しさはもちろんのこと、使いやすくて大切にずっと使い続けたくなる日本酒の酒器が揃っているブランドを紹介します。後半には日本酒の製法によって異なるおすすめ酒器の選び方についても解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
日本酒は世界中の人に愛されるお酒というだけでなく、その趣のある酒器もとても注目されています。
職人技が光る酒器ブランド8選をご紹介します。
元々は美術品の材料としてのみ使われていた金箔という素材を、もっと身近なモノに使えないだろうかと生み出された金沢箔工芸品を販売しているのが「箔一」です。
工芸品と言っても伝統だけを重んじた堅苦しいものではなく、現代の暮らしにマッチした革新的なデザインや素材、独自の製法が特徴です。
硝子の中に金箔を閉じ込めた、美しい酒「貫入」をはじめ、金箔入りの化粧品や食用金箔を使ったお菓子など幅広い金箔製品を取り扱っています。
天然木のけやきを素材に、漆を何度も刷り込んで深みある色味に仕上げた酒器。金箔の月がやさしく光る盃です。
お酒を満たすと、まるで水面に月が写り込んだかのような風情ある印象に。サイズは直径約10cmのLと、直径約7.9cmのSの2種。Lサイズは一品を盛るお皿としてもおしゃれに使うことができそうですね。
箔一
おぼろ月 盃
漁業用の浮き球を作っていた北洋硝子は、宙吹き技法によってつくられる美しい硝子製品の製造開発を続け、1977年には美しい色ガラスを使用した津軽びいどろを生み出しました。
青森県の大自然の中で丁寧に作り上げられる津軽びいどろの魅力は、それぞれの作品が日本の四季を絶妙な色合いで表現しているところです。
春・夏・秋・冬で使い分けたくなる酒器や食器を始め、花瓶や箸置き、インテリアに最適のオイルランプなどもあります。
ぽってりとした質感と澄み切った透明感が魅力で、幅広い世代から愛されるブランドです。
「津軽びいどろ」は、日本の四季を表現した、職人による手仕事ならではの美しい彩りを楽しめるシリーズ。
瑞々しく輝くグラスと片口の酒器セットは、散った桜の花びらが水面いっぱいに広がり浮かぶ様子を表したピンクベースと、水が滴るアジサイの様子が表現されたブルーグリーンベースの2色展開。ガラスの酒器はお酒の味が変化しにくいため、大吟醸などの雑味の少ないお酒を飲むときにおすすめです。
北洋硝子
アデリア 花うつし 酒器セット
陶葊は、京焼の種類の一つである清水焼の窯元です。草花のモチーフを中心に、酒器・皿やマグカップなどの食器類を「色絵付け・花結晶・天目・染付」の4つのカテゴリーで展開しています。
中でも、結晶釉によって器の表面にパッと花が咲いたような花結晶シリーズは、シンプルな中に独特の個性があり、2つとして同じ模様が作れないという魅力で人気を集めています。
白地の陶器に、青みがかった銀色の華やかな結晶釉が塗られた酒器3点セットです。
表面に浮かぶ花のような模様は、酒器の焼入れ後に結晶が出る特性を持った特別な釉薬によるもの。模様の現れ方はひとつひとつ異なるため、世界にひとつだけという特別感も味わえます。
陶葊/とうあん
花結晶 銀藤 とっくり 3点セット
金属を熱して液体状にしたものを型に流し込んで冷やして作る鋳物(いもの)を製造していた能作は、もともとは仏具の製造をしていた会社です。
その後、花器や茶道具などの製造を始め、2000年にはベルや風鈴などインテリア雑貨の開発も手掛けるようになりました。
錫(すず)、青銅、真鍮(しんちゅう)などを使い、高い純度でつくられた本物ばかりです。
使い込むほどに味わいの増す、金属製の酒器をお探しの方におすすめのブランドです。
錫100%の片口とぐい呑の酒器セットは、シンプルでモダンな印象。錫はお酒の雑味をとってまろやかな味にしてくれるという特性があるので、日本酒好きな方へおすすめの逸品です。
熱伝統率が高いため、冷酒を楽しむ場合にはごく短時間冷蔵庫で酒器を冷やしておくと、お酒を冷たいままいただくことができますよ。
能作
片口 大 & ぐい呑 2ヶセット
江戸時代後期に京都から普及した京錫にルーツを持つ老舗。
2012年に厚生労働大臣より「現代の名工」の表彰を受けた今井達昌氏率いる職人集団の作る、贅沢に錫を使用した酒器は実用面で優れているだけではなく、錫の分子は粗く水やお酒の不純物を吸着し味をまろやかにする効果があります。
伝統的な技術の継承を大切にしながら、20年以上前から時代の変化にあった商品開発を続けているブランドです。
容量200mlの錫のタンブラー。手になじみよいサイズ感で、毎日の晩酌に活躍するタンブラーです。
シンプルなデザインなのでどんなシーンでも使いやすいのがポイント。ビールや冷酒など、好きなお酒を夫婦や家族で楽しみたいときに使いたいですね。桐箱入りのため贈り物として選ぶのもおすすめです。
大阪錫器
タンブラー 煌(小)
江戸時代の昔から新潟で漆器業をルーツに持つ、小林佛檀店の四代目当主。
仏壇の制作・修復をメインとしながらも、漆技術を使った新しい商品開発にも力をいれ、新しいアイテムとして酒器を開発しています。
先代が創り上げた高い技術を要する「金ずり技法」唯一の伝承者であり、2005年に開催された日本国際博覧会(愛知万博)にて展示した仏壇は、各国から高い評価を得ています。
伝統的な漆塗りの漆器という形は留めつつも、その表情にこれまでの漆にはなかったメタリックな質感をプラスし、それでいて原料である木材の木目が引き立つように仕上げる、という2つのことに同時に挑戦しています。
伝統的な漆塗りに錫の粉をあわせて、メタリックな表情を生み出している酒器です。
漆器といえば、色が濃いものが多いですが、うつくしい木目を活かしているのもこのカップの特徴。約100gと軽量なのも使いやすいポイントです。焼酎のロックや水割りを、このカップでゆっくりと味わいながらいただきたいですね。
小林仏壇店
塗師Kiyo カップ 2点セット
1971年岡山県倉敷市に生まれの備前焼作家のブランドです。
「生活の中で使うと少し楽しい」そんな器を作っているブランドです。
備前焼は、表面に微細な気孔が空いていて、そこに含まれる空気によってお酒の香りをいっそう引き立てます。
質の良い陶土で一点づつ成形し乾燥させたのち、絵付けもせず釉薬も使わずにそのまま焼き上げており、普段使いできるよう心がけて作られた器は、独特の温かみを感じられます。
窯への詰め方や窯の温度などによって自然に模様が表れるため、同じ模様、同じ色の作品はない全て1点もので貴重なものばかりです。
恒枝直豆(つねきなおと)氏は備前焼の陶芸作家。煙を抑えて穴窯で焼かれる酒器は、オレンジ色を基調としたあたたかみのある色調が特徴です。
絵付けなし、釉薬も使わずの素朴な印象ですが、良質な土の力強さ感じます。すべてが1点モノでそれぞれに個性をもちつつも、いつもの生活に馴染む酒器をお探しの方におすすめです。
恒枝直豆/つねきなおと
【ビアタンブラー】大 | 備前焼 | 恒枝直豆
千年受け継がれた「木心乾漆」に習い、独自の技術で造形する輪島塗 練乾漆の製品と輪島塗を製造するブランドです。
楽工房ならではの「練乾漆®」という技で、能登の里山の苔むす岩肌・古木を表現した「KOKEMUSU®」シリーズが人気。
KOKEMUSUは、上塗工程で朱合漆の下に緑色の漆を施し、時が経つとともにだんだんと美しい苔色に変化するサプライズのある漆器です。
芸術性だけでなく、もちろん、漆元来の特性(口当たりが良い、殺菌力がある、軽くて丈夫。氷が溶けにくい)も持ちあわせており、機能性も優れています。
「時とともに苔むすカップ」です。使い続けるうちにだんだんと美しい苔色が表面に現れてくるため、経年変化を楽しむことができます。
デザイン的にはとても重厚感がありますが、実際に使ってみると非常に軽く口当たりが良いのが特徴。乾燥した気候でも割れることがないよう強度を高めて作られているため、プレゼントにもおすすめの逸品です。
輪島塗 ぬり工房 楽
KOKEMUSU おちょこ・ぐい吞
酒器を選ぶときにはまず、日本酒について知っておくことが大切です。
日本酒には純米酒と本醸造酒の2種類あり、その中でさらに大吟醸酒や純米吟醸など8種類に分けられます。
それらを踏まえて、日本酒の酒器選びのコツをつかんでいきましょう。
日本酒は精米や熟成、製法によってその味と香りが変わります。大きく分けると次の4つです。
燻酒や熟酒は比較的香りが強め、爽酒や醇酒は香りが控えめの日本酒です。
日本酒そのものが持つ味と香りから、自分に合った銘柄が決まっていきますが、時にそれらを冷やしてみたり、熱燗にしてみたりというアレンジや、合わせる料理やおつまみによって器選びは変わってきます。
一般的には、大吟醸や吟醸酒の香りを楽しみたいな…と思ったときは、呑み口が広がったラッパ型がおすすめです。
生酒などはお猪口などの小さな器でクイッと。
純米や生酛は素焼きなどの素朴で和風なものが似合う…。などと言われています。
しかし、「呑みたい人が好きな酒器」をインスピレーションで選ぶのも悪くないものです。
ガラス製や土物から作られている陶器、石物から作られる磁器、アルミや真鍮などの金属系など、日本酒を飲むための器の素材は実にさまざまです。
ガラス製などはその透明感を生かして、キンキンに冷やした冷酒を楽しむのに最適ですが、中には耐熱性のものもあります。
見た目の素材だけでなく、熱に強いものかどうかや、食洗器にかけられるかどうかなど、手入れの仕方などについても知っておくとその酒器と長く付き合っていけるでしょう。
おすすめの酒器ブランドと、酒器の選び方をご紹介しました。
忙しい現代ですが、お気に入りの日本酒を呑むときには、日常をちょっと忘れられるような、目にも美しい日本酒用の酒器で、ゆっくり癒しのひとときを味わってみませんか?
自分の好みの日本酒にはどんな酒器が似合うのか、思いをはせるのも楽しみの一つです。
日本の職人たちが丁寧につくり上げたこだわりの酒器で呑むことで、その味わいはさらに格別なものになるでしょう。
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(3レビュー)
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