普段から使える!別府竹細工のおしゃれなかごバッグ5選

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

Journal編集長
Journal編集長

温泉地として観光客が賑わい人気のある観光地の大分県別府。別府周辺では竹細工が作られており、別府竹細工は伝統工芸品として親しまれています。

伝統工芸品というと飾ったりするものであまり実用的でないイメージを持つ方もいますが、別府竹細工でつくるかごバッグはおしゃれでファッションに取り入れるのにおすすめです。

かごバッグはファッションアイテムとして定番ですが、別府竹細工のかごバッグはあまり持っている人がいないため、他と差をつけることができます。

今回は別府竹細工の歴史や特徴、おすすめの別府竹細工のかごバッグをご紹介します。

目次

別府竹細工について

大分県別府市周辺で作られている別府竹細工はとても古くから作られている工芸品です。

「日本書紀」に最初に記される

別府竹細工は「日本書紀」に記されたのが最初です。

12代目景行天皇が九州熊そ征伐の帰りに別府に立ち寄ったときに、お供の膳伴(台所方)が良質なシノダケが多く自生しているのを発見し、メゴ(茶碗籠)を作ったことが起源とされています。

別府温泉が有名になると土産品として人気が高まる

室町時代には本格的に工芸品として扱われるようになり、行商用の籠が販売のために生産されるようになり、竹細工の市場が整備されました。

江戸時代になり別府が温泉地として全国に名が広まり、各地から別府に集まり温泉を楽しむようになりました。

そして客が滞在中に使用する飯籠や米あげざるなどの竹製の生活用品が売られるようになりました。

竹製品は土産品として人気があり、需要が高まると竹細工市場が拡大し、別府に地場産業として定着しました。

明治時代に高度な技術で作られた工芸品に発展

明治時代になると、別府竹細工は土産物としての域を超えて、高度な技術で作られた工芸品に発展しました。

明治35年には別府工業徒弟学校が別府と浜脇に創立され、多くの竹職人を輩出しました。

そして、昭和13年には大分県工業試験場別府工芸指導所が設立されると、今日まで日本で唯一の竹工芸専門訓練校として多くの技術者を輩出し続けています。

高級竹製品への転換

昭和30年代に入り、安価なプラスチック製品が登場すると、別府竹細工は大きな打撃を被りました。

別府竹細工は一線を画すために、高級竹製品に転換し高度な技術で竹細工を作り上げ、日用生活品とは一線を画していきました。

その結果、美術工芸としての価値を見出して、造形性を高めた竹工芸作家が多く輩出され、昭和42年には別府市の生野祥雲斎が竹工芸で初めて人間国宝に指定されました。

昭和54年に伝統工芸品に指定され、竹資源の有効活用や伝統技術の保護・育成事業に取り組んでいます。

別府竹細工の作り方と竹編み

別府竹細工はさまざまな工程を経て様々な編み方で作られています。

ではどのような作り方をしているのでしょうか。

別府竹細工の作り方

別府竹細工は以下のようにして作られています。

  1. (元竹伐採)竹林から3~4年経った竹を伐採する。
  2. (油抜き湿式)カセイソーダで約15分煮沸して、染み出た油分を拭きとる。
  3. (天日乾燥)油抜きをして、天日乾燥をする。竹の色が黄色に変わる
  4. (切断加工)竹を必要な長さに切断し、その竹を半分に割る
  5. (荒割り)半分に割った竹を、さらに半分に割り続けて、竹ひごの元を作る
  6. (剥ぎ)荒割りした竹を、荒剥ぎ、小割り、薄剥ぎの順に薄く加工して、竹ひごを形作る
  7. (ひご加工)ひごの厚さや幅をそろえる
  8. (面取り)小刀でひごの角をとって、仕上げをする
  9. (底編み)底を編む
  10. (腰立ち編み)底から胴へと立体的に編み上げるために腰を立ち上げる
  11. (胴編み)自分で決めた形を整えながら編み上げる
  12. (首編み)籠に合わせて少しずつ絞りながら編む
  13. (縁仕上げ)縁を仕上げて編み終わり
  14. (染色仕上げ)仕上げに染色加工をする
  15. (艶出し仕上げ)染色された花籠を十分乾燥した後に布を使い磨く
  16. (漆塗仕上げ)生漆で仕上げる。朱合漆や生漆で「錆付け仕上げ」をすることもある

編組について

伝統工芸品は「伝統工芸品産業の振興に関する法律」のものと様々な工芸品が指定されています。

別府竹細工の技法として四つ目編み」「六つ目編み」「八つ目編み」「網代(あじろ)編み」「ござ目編み」「松葉編み」「菊底(きくぞこ)編み」「輪弧(りんこ)編み」が指定されています。

PICK UP
【印伝】J.Flavor × 鹿乃香印伝 名刺入れ とんぼ (赤)
【印伝】J.Flavor × 鹿乃香印伝 名刺入れ とんぼ (赤)
経年劣化を楽しむ、大人のアイテム!

印伝はやわらかい鹿革に肉厚の漆をあしらった伝統工芸品です。



ソフトな触り心地と独特の風合いが魅力で、使い込むほどに愛着が増していくでしょう。



気品ある印伝は、名刺交換の際にぱっと目を引くこと間違いなし。



トンボは「勝ち虫」と言われ、金運アップの縁起物ですのでプレゼントにもおすすめです。

別府竹細工のおしゃれなかごバッグ5選

普段から使える別府竹細工のおしゃれなかごバッグその1
花六ツ目のデザインが華やかな手提バッグ

【受注生産】 花六ツ目編み 竹かご 手提バッグ 山下工芸 ICHIZA

花六ツ目をあしらった可愛らしいデザインで遠目からでもはっきりと柄がわかるひときわ目立つかごバッグです。

二色の竹で作られた華やかなバッグはインテリアとしてもぴったりです。

たけのみせ篁
【受注生産】 花六ツ目編み 竹かご 手提バッグ 山下工芸 ICHIZA

普段から使える別府竹細工のおしゃれなかごバッグその2
長く使うほどに飴色に変化 変化を楽しむ手提バッグ

【受注生産】 網代編み 白竹かご手提バッグ 山下工芸 ICHIZA

丹念に編まれた網代が目を引くかごバッグは漆などの着色をしていないため、使い込むほどに飴色に変化していきます。

底と角がしっかり補強されているため、長く愛用することができます。

たけのみせ篁
【受注生産】 網代編み 白竹かご手提バッグ 山下工芸 ICHIZA

普段から使える別府竹細工のおしゃれなかごバッグその3
和柄のお弁当箱や曲げわっぱとぴったり!ランチバッグ

別府クラフト バッグ かごバッグ ランチバッグn竹籠 カゴ 白竹 真竹 手作り 職人 日本製 一木作 【送料無料】六ツ目ランチバッグ [ ボタン ] 4353

選び抜かれた竹だけを用いて作られたランチバッグです。

持ち手の牛革と袋のボタンがアクセントになっています。

かごバッグに和柄のお弁当箱や曲げわっぱなどを入れて外にピクニックがおすすめです。

匠 竹苑
別府クラフト バッグ かごバッグ ランチバッグn竹籠 カゴ 白竹 真竹 手作り 職人 日本製 一木作 【送料無料】六ツ目ランチバッグ [ ボタン ] 4353

普段から使える別府竹細工のおしゃれなかごバッグその4
ざっくりと編み込まれたやたら編みが素敵なかごバッグ

やたら編み 竹かごバッグ S・M・L/内袋付き/かごバッグ/竹バッグ/乱れ編み/ハンドバッグ/レディース/ファション/革手/国産手作り/日本製/通販

竹の表皮を磨きとったヒゴを使ってざっくりと編み込んでありますが、ダイナミックでありながら優しい雰囲気を感じさせてくれます。

底は力竹と足竹が入っているため安定しています。また、持ち手は使うほど手になじむ本革を使用。3色展開されているため、お好みのものを。サイズも3展開されています。

竹工房オンセ
やたら編み 竹かごバッグ S・M・L/内袋付き/かごバッグ/竹バッグ/乱れ編み/ハンドバッグ/レディース/ファション/革手/国産手作り/日本製/通販

普段から使える別府竹細工のおしゃれなかごバッグその5
鮮やかな黄色が映えてかわいいかごバッグ

籐四ツ目編み横長バッグ

鮮やかな黄色と横長い形が印象的なかごバッグです。

軽さを追求している点が特徴の1つです。

こちらは内布を取り付けず、内側の底面には和紙貼りが施されています。

巾着袋も付いているので、中身を隠して持ち歩くことも可能です。

竹巧彩
籐四ツ目編み横長バッグ

丈夫で美しい別府竹細工をファッションに取り入れよう

別府竹細工は丈夫かつとても美しい工芸品です。

かごバッグは使えば使うほど愛着が湧き、着色をしていないものは竹の色が飴色に変化するなどいつまでも楽しむことができます。

伝統工芸品だと取り入れにくいと思うかもしれませんが、別府竹細工はファッションなど日常生活に取り入れやすいです。

ぜひ別府竹細工でもっとおしゃれを楽しんでみてください。

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