歴史
輪島塗の発祥は諸説あり正しい年代が確立されてはいませんが、 1476年には輪島に塗師がいたことは明らかになっています。
1582年に加賀藩主が能登を巡行した際に、すでに輪島塗の特徴である地の粉が使われており、 輪島独自の加飾技法である沈金は1700年代に完成、蒔絵は1800年代初め会津からもたらされたと言われています。
漆器の販売は塗師屋が商品見本を背負い全国各地を行商してまわり、販路を拡大していきました。
特に、1700年代から講組織による販売が加わり、飛躍的に需要が伸びるとともに品質向上がはかられました。