
仕事や日常で誰でも使う事の多いボールペン。安価なボールペンも多いですが、1本くらいはおしゃれなボールペンを持っておきたいと思う人も多いですよね。そんな人におすすめしたい日本製の木製ボールペンを紹介したいと思います!
経年劣化を楽しめる木製のボールペンは、使うほどに深みを増していくので、長く大切に扱いたくなります。
日本の職人が世界に誇れる技術を駆使し作り上げた木製ボールペンを紹介していきます。
目次
木製ボールペンを選ぶ際の3つのチェックポイント
木材の経年劣化をチェック
多くの素材は使うほどに劣化していき、これを「経年劣化」と言いますね。
ほとんどの場合、使い始めが最も美しく次第に輝きを失いますが、木製製品の経年劣化は違います。
使い込むほどに味のある風合いが出てきて、長く使うほどに魅力を増していくのが木製製品の経年劣化です。
具体的にどう変化していくのかと言うと、まずツヤが出てきます。削りたての木材は淡い色をしていて初々しい表情をしていますよね。
しかし、使う事で表面が摩擦されると自然なツヤが出てきて色合いに深みを増していきます。
木材の種類によって変化の仕方は違い、それもまた木製製品を使う楽しみとなってくれます。
主に「色が濃くなる系」「色が明るくなる系」の2種類があります。
タモやオークは使い込むごとに色が濃くなり、ウォールナットやローズウッドなどは色が薄くなります。
使われているインクカートリッジの種類をチェック
せっかくの気に入った木製ボールペンを手に入れたのにインクの交換ができなかったなどといった初歩的ミスをしてしまうとがっかりしますよね。
木製ボールペンの場合、ボールペンメーカーが作っている場合もありますが、ほとんどは工芸のメーカーや材木メーカーが作っている場合が多いです。
基本的に、外部のメーカーからインクカートリッジを仕入れてボールペンを作っていますので、どこのメーカーのインクカートリッジが合うのか事前に確認しておくことをおすすめします。
パーカーやパイロットのものであれば、量販店などにも替えのものが多く販売されていますので安心です。
使うシーンを想像する
ボールペンを買う際に、どのようなシーンで使うのかを想像して買うことをおすすめします。
立ちながらノートにメモを取る場合は、キャップなどがついてないタイプの方が良いですし、ゆっくりと文章などを書く場合には、キャップが付いていたほうが、ボールペン自体の重さの調整などをしてくれる役割もキャップにはありますので、付いているタイプの方がおすすめです。
また、プレゼントとして贈る場合にも同じく相手がどのおような場面で使うのかを想定して選んだほうが良いです。
日本製の木製ボールペン4選
世界で最も高価な希少材 スネークウッド(Snake wood)の木製ボールペン 回転式
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現在、流通している木材の中でもその希少性から世界一高価な木として知られているスネークウッドを使ったボールペンです。
スネークウッドは、クワ科の広葉樹で胸高直径が25cm~30cmほどしかない比較的小さい木です。
そして生育している地域が限られているため、入荷量が少なくとても希少性の高い木材です。
スネークウッドが高価な理由は希少性だけではありません。
独特の柄も理由の1つです。
木目がヒヘビ柄に似ていることからスネークウッドと名付けられていますが、ヒョウ柄にも似ているとされ「レパードウッド」とも呼ばれています。
その個性的な木目は他の木材にはない魅力があるのです。
そんなスネークウッドを使い1つずつ丁寧に手作りで仕上げた木製ボールペンは、独特の存在感と一目でわかる高級感があります。
1つずつ木目も色合いも違うので、まさに世界で一つだけの木製ボールペンですね。
価格:15000円
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本漆売塗り 雲舟シリーズ<ペン休め・正絹西陣織ペンケース付> カリンの瘤【平井木工挽物所】
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昔ながらのろくろを使い木製製品を作り続ける平井木工挽物所。
40年磨き続けた木工職人が同じく日本の伝統工芸である漆塗りの技術を受け継ぐ職人と組んで完成したのがこちらの木製ボールペンです。
本体からキャップまで同じ木片を使っているので、一体感があり流れるような自然なデザインに仕上がっています。
複雑できめ細やかな木目が特徴的なカリンの瘤を使い、さらに木目が最も際立つように職人の技術で漆を重ね塗りし仕上げています。
キャップはねじ切りタイプでしっかりと固定されているので、外出先に携帯してもキャップだけなくなるような心配はありません。
こちらの木製ボールペンは四弁花文・六弁花文・六弁小花文と三種の花文がきれいに咲いた京都「龍村美術織物」のペンケースが付いてきます。
さらに専用の桐箱に入っているので、より高級感が感じられそうですね。
そしてボールペンと同じ素材を使った銘木ペン休めも付いてきます。
価格30240円
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特上黒柿のポールペン・ロータリー【野原工芸】
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国内の木材としては最高級品の1つに数えられる黒柿を使ったボールペンです。
黒柿が最高級品と言われる理由は、独特の縞模様と、黒柿が持つ油分により、使えば使うほど深みのある色艶へと変化する経年劣化にこそあります。
柿の木は通常、「白柿」と呼ばれ、木目のない白い木肌をしています。
小口径でねじれの強い白柿は、木材としての価値がなく木製品に使われることはありません。
しかし、極稀に発見される黒柿は、世界的にも貴重で珍重されている銘木なのです。
奈良時代に聖武天皇の御遺愛品などを収める為に作られた東大寺の正倉院にも黒柿の木工品が多数奉献されています。
そんな世界的にも貴重な黒柿を使い、日本の職人によってシックで趣きのあるボールペンが作られています。
価格:17280円
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FOUNTAIN PEN HEXAGON 【+LUMBER】
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アルミニウムと天然木がコラボレーションした万年筆「FOUNTAIN PEN HEXAGON」は、なめらかな書き心地と使うほどに艶がでて、手に馴染むボールペンです。
メープルとウォールウッドの2つから選ぶことが出来、どちらも木製部分にレーザーで名入れが出来るので長く使う自分の愛用品として、または大切な人への贈り物としておすすめです。
メープル材は衝撃や摩擦に強く、その材質は硬く重いことで知られています。
また「木の真珠」と言われるほど触り心地が良く、乳白色の木肌は経年劣化と共に深みのある飴色へと変化していくのを楽しめます。
ウォールウッドもメープル同様、衝撃に強く重厚感があるのが特徴で、加工のしやすさからも木製の高級家具に用いられることが多い木材です。
褐色の木肌と木目の美しさは、経年劣化によって落ち着いた色へと変わり、味わい深く艶のある雰囲気へと変わっていきます。
アルミニウムから削り出したボディに、メープル・ウォールウッドという木製品として人気の高い銘木を加えることで、革新的でありながら落ち着いた雰囲気のある万年筆が完成しました。
価格:8640円
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まとめ
木製のボールペンは、落ち着きがあり大人の文房具として昔から変わらず人気を集めています。
日本の職人により、良質な天然木を丁寧に加工し作り上げた木製ボールペンなら、贈り物としてはもちろん、ビジネスシーンで長く愛用するパートナーとして自慢できる一品ですね。
木製品は使う木材によって見た目も機能性も違いますが、経年劣化を楽しめる数少ない素材です。
色合いが変わり、触り心地が手に馴染むようになる頃には、ボールペンへの愛着もわき、より大切にしたいと思えるボールペンになっているでしょう。