
長寿を祝う、おめでたい米寿のお祝い。「長生きしてくれてありがとう」「これからもずっと元気でいてほしい」というメッセージを伝えたいもの。
でも米寿のお祝いをしたいけれど、どんなプレゼントがよいか迷ってしまいますよね。
おめでたいことなので、知っておきたいマナーもありそうで心配にもなります。
そんなあなたのために、米寿のお祝いの気持ちをしっかり伝えるポイントやよろこばれる厳選プレゼント11選をお伝えします。
米寿の意味と由来
米寿のお祝いは、長寿国といわれる日本の素晴らしい風習のひとつです。
厚生省が発表している日本の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳。
海外と比べても、スペインの女性の平均寿命85.84歳をこえる堂々の世界一です。
米寿をむかえる方のこれまでの人生に思いを馳せながら、感謝の気持ちを伝える絶好の機会です。
まずは米寿の意味や由来をおさえて、心からお祝いする準備をととのえましょう。
米寿とは何歳?
米寿とは88歳のお祝いです。
漢数字の「八十八」を組みあわせると「米」の字になることに由来しています。
米寿など長寿のお祝いごとは、数え年と満年齢のどちらで祝うのか疑問ですよね。
以前は、生まれた年を1歳とする数え年で祝うことが一般的でした。
ですが最近では、普段から使いなれている満年齢で祝うことが増えています。
米寿をむかえる方やそのご家族と相談して決めるとよいですね。
ちなみに2019年に米寿をむかえる方は、
・数え年であれば1932年(昭和7年)
・満年齢であれば1931年(昭和6年)
にお生まれの方です。
米寿のお祝いには黄色や金色の贈り物を
米寿などの長寿のお祝いにはテーマカラーがあります。
たとえば60歳の還暦は赤色、古希の70歳は紫色などです。
米寿は黄色や金色、金茶色といわれる色がテーマカラーです。
この色の由来は諸説あります。
「米」に関連し、稲穂がみのったときの色に由来するというのが一説。
また古希の70歳が紫色という高貴な色であるのに対し、それを超える色が金色であるとも。
黄色や金色は縁起のよさや若々しさを感じさせる美しい色です。
米寿をむかえる方を思い浮かべながら、ぴったりの贈り物を考えてみましょう。
米寿だけじゃない、いろいろな長寿のお祝い
米寿だけでなく、人生の節目となる長寿のお祝いはいろいろなものがあります。
大人の教養のひとつとして、もう一度おさらいしておきましょう。
・還暦 60歳
十干十二支(じっかんじゅうにし)が60年で一巡し、生まれた年の干支に戻ることから「還暦」と呼ばれます。
還暦のテーマカラーは赤色。
赤ちゃんを連想させる赤色を身に着けることは、もういちど生まれ変わることを意味します。
まさに第二の人生のはじまりといえますね。
・古希 70歳
唐の時代の詩人、杜甫(とほ)の「曲江詩」(きょっこう)という詩に由来する古希。
その詩の「人生七十古来稀なり」という一節から生まれた言葉です。
テーマカラーは高貴な紫色です。
還暦、古希など十年ごとの長寿のお祝いごとは中国から伝わったとされています。
それに対し、77歳の喜寿、88歳の米寿は日本が発祥だといわれています。
・卒寿 90歳
「卒」の字の略字「卆」は「九十」と読めることから、卒寿は90歳のお祝いです。
米寿の次のお祝いは卒寿ですね。
テーマカラーは再び紫色。
紫色は長寿のお祝いでもっともよく登場するテーマカラーです。
米寿のお祝いをするには
「米寿のお祝いをしたいけれど、いつ、どうお祝いしたらいいの?」という疑問は当然。
おめでたい人生の節目である米寿。
お祝いする人も、お祝いされる人も気持ちよく、思い出に残るイベントになるようにいくつかのポイントをおさえておきましょう。
米寿のお祝いで気をつけること
米寿のお祝いは、米寿をむかえる方のお誕生日に合わせてお祝いするのが一般的。
とはいえご高齢のため体調や家族のスケジュールを考慮し、柔軟に考えるのがスマートですね。
プレゼントを贈る場合は、お年寄りだと感じさせるようなものはNG。
テーマカラーである黄色や金色のフレッシュなイメージのプレゼントが喜ばれます。
杖や補聴器、香典返しによく使われるお茶などはさけましょう。
お花を贈るときは、お葬式をイメージする菊の花は控えるのがマナーです。
米寿のお祝い金の相場は?
米寿のお祝い金を贈る場合は、ご祝儀袋は紅白か金銀などで蝶結びのものを選びます。
金額は、子どもからは2~3万円、孫からは1~3万円、親戚であれば5千円~1万円を目安にするとよいでしょう。
贈り物をする場合は、表書きののしは「長寿御祝」「祝米寿」「寿福」などとします。
米寿のお祝いメッセージ
米寿のお祝いには、まごころのこもったメッセージが何よりです。
日ごろ伝えられない感謝の気持ちや、これからの健康を願う思いを伝えましょう。
米寿をむかえる方の笑顔にいつも元気をもらっていること、卒寿、白寿をめざしてずっと長生きしてほしいという気持ちを素直に言葉にすればOKです。
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント11選
米寿をむかえる方へお祝いの気持ちを伝えるプレゼント。
ハッピーな黄色や金色のよろこばれる贈り物を厳選しました。
心温まるメッセージとともに贈れば、忘れられないお祝いになること間違いなしです。
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その1
江戸木目込人形の職人がつくる大人気の招き猫
従来の木目込にはない、絹地や革、スワロフスキーなどをあしらった華やかな一品に仕上がりました。2016年、経済産業省の”The Wonder 500″(世界にまだ知られていない、日本が誇るべき優れた地方産品)に選ばれた、その実力は折り紙付きです。
柿沼人形
【江戸木目込み】柿沼人形 招き猫 風水 (金) 金運
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その2
唯一無二の柄が美しい天然素材の手ぬぐい
紐などで生地を巻いて縛り、わざと染め残りやムラを残すよう染め上げあげるので、同じ柄はふたつとない唯一無二の品です。ハンカチ代わりやお弁当包み、スポーツタオルとしても幅広く使えます。
ヨアケ
【京鹿の子絞】ヨアケ 篭染手ぬぐい (いちょう) (化粧箱付)
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その3
上品かつ繊細で華やかな模様の切子グラス
手磨きが決め手。唯一無二の極上の煌き凛然切子!イエローとスカイブルーのコントラストが美しい凛然コレクションのグラスです。グラスの内側を覗くと、青く澄んだ海のような美しさを感じられます。細かな模様と大胆なカットが織りなす万華鏡のような輝きは、液体を注いだ時、さらにその輝きを増します。
凛然
【切子】凛然 コレクション グラス 波音 -nami ne-
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その4
寿の刺繍入り黄色のお祝い枕
中央部がへこんだ形状で、後頭部と首にフィットしやすく、好みに合わせて自宅で気軽に高さ調節できる便利な仕様になっています。
東京西川
お祝い 枕 55X35cm
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その5
牡丹唐草が施された利休バッグ
お茶席の訪問着などフォーマルから小紋や紬などのカジュアルな着物、洋装まで幅広く対応できるバッグなので、贈り物としても喜ばれるでしょう。
創美苑
牡丹唐草 利休バッグ
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その6
松坂牛を加工した珍しい財布
松阪牛の革の加工を許されているのはバンビのみであり、ここでしか手に入らない長財布です。最高級の松阪牛革に含まれる油脂が独特のツヤ感を生み、使い込むほどに光沢が増してきます。実用的なお財布は、男女共に喜ばれる贈り物ですよ。
バンビ
【松阪牛革】さとり (バンビ) 日本製・ラウンドファスナー長財布 (密柑)
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その7
花が咲いたような模様が特徴のマグカップ
柔らかな曲線のカップは、しっくりと手に馴染みます。派手すぎない落ち着いた色味なので、上品な佇まいで、食卓に彩りを添えてくれますよ。
陶葊
【京焼-清水焼】陶葊 花結晶 (金花) マグカップ
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その8
夕日が照らす黄金色の海を表現した花瓶
こちらの花瓶は、夕日が照らす黄金色の海を表現した品。金箔は水面に映える太陽、その上に巻き付けたガラスは波間を表現しています。津軽の短い夏に見られる一瞬の景色を切り取りました。
北洋硝子 (アデリア)
【津軽びいどろ】北彩 フリル花瓶
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その9
大胆な金箔のラインが美しいビアカップ
職人が1つひとつ手作りした温かみのある素地は、金箔の輝きを際立たせています。ビールはもちろんですが、フリーカップとして日常使いしていただける贈り物です。
九谷焼
金箔ラインビアカップ
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その10
職人が作る和のフォトフレーム
こちらは、会津塗 × 江戸木目込みのコラボアイテム。江戸木目込人形の技法で作られた「木目込みフォトフレーム」は、西陣織を木目込んだ華やかな逸品です。木目込人形は、桐塑(とうそ)という型へ刻んだ溝に布を埋め込んで作られます。フォトフレームも同じ手法を用いており、シルバーはクールなイメージでインテリアに馴染みます。枠は会津塗で仕上げており高級感もばっちり。大切な人へ、大切な想い出写真を添えてプレゼントするのもオススメです。
柿沼人形
【江戸木目込み】柿沼人形 木目込みフォトフレーム
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント その11
黄金色に輝く磁気の聖杯
こちらは、黄金色に輝くゴージャスな磁器のワイングラス。磁器はガラスや金属に比べ保温性が高く機能的です。お酒だけではなく、ホットコーヒーや紅茶などの温かい飲み物でもご利用ください。
丸モ高木陶器
【美濃焼】Gold Wine 陶Glass
まとめ
米寿をむかえる方が歩んでこられた88年の人生には、忘れられない思い出が詰まっています。
お生まれになった1931年、昭和6年は、なんと満州事変勃発の年です
その後の激動の時代を過ごしてこられたことに思いを馳せてみましょう。
まごころのこもったプレゼントやメッセージは、幸せな人生の1ページになるはずです。
一生に一度の米寿のお祝いにぴったりの贈り物で、ぜひ素敵なイベントにしてください。