備前焼の6つの魅力を探る!日常使いしやすいおすすめのアイテムも紹介

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

宮本ゆうき
ライター宮本

岡山県備前市で作られる、有名な備前焼。「名前は聞いたことがあるけど、歴史的な焼き物ということ以外は知らない…」という方も多いのでは?

そこで、この記事では備前焼が持つ魅力と選び方について解説。

さらに、こだわりの日本製品を熟知しているBECOSJournal編集部が厳選した、備前焼アイテムも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

備前焼が持つ6つの魅力

備前焼の魅力①
土と炎のみで作られている

備前焼の最大の特徴は、釉薬を使わずに“土と炎だけ”で作られることです。

一般的な器の多くは、釉薬というガラス質のコーティングを施して仕上げますが、備前焼にはそれがありません。そのため、焼き上がった器には土そのものの素朴な色合いや質感がそのまま表れます。

鉄分を多く含む備前の土は、焼成の過程で独特の茶褐色を生み出し、深みのある風合いをつくり出します。手に取るとしっとりとなじみ、自然のぬくもりを感じられるのも魅力のひとつです。

釉薬や装飾に頼らず、自然の力だけで美しさを生み出す――それが備前焼ならではの魅力と言えるでしょう。

備前焼の魅力②
できるまで分からない備前焼特有の窯変

備前焼のもうひとつの魅力は、焼成中に自然と生まれる「窯変(ようへん)」です。

備前焼は、1,200~1,300℃の高温で7〜14日間、昼夜を通してじっくりと焼き上げます。その過程で、器を置く位置や炎の流れ、灰のかかり具合によって、表面の色合いや模様がひとつひとつ異なります。

同じ条件で焼いたつもりでも、取り出すまでどんな表情になるかは誰にも分かりません。だからこそ、世界に二つとない作品が生まれるのです。

赤みを帯びた部分や、灰が溶けてできた自然な模様など、窯変の偶然がつくり出す表情を楽しむのも、備前焼ならではの醍醐味です。

備前焼の魅力③
作家の個性にも注目

備前焼は、作家ごとに表れる独自の作風も魅力のひとつです。

すべてが手作業で作られる備前焼は、使う土の配合や焼き方、窯変の出方によって仕上がりが大きく変化。そのため、同じ備前焼でも、作家によってまったく違う表情を楽しめます。

長い伝統を守り続ける人間国宝の作家から、現代の暮らしに馴染むデザインを提案する若手作家まで、表現の幅は実に多彩です。

気になる作家の作品を眺めながら、自分の感性に合う一品を見つけてみるのも楽しいですよ。

備前焼の魅力④
世界にたったひとつの特別な焼き物

備前焼は、すべての作品が“世界にひとつだけ”の存在です。

土づくりから焼き上げまで、作家の手で丁寧に仕上げられる備前焼は、使う土の種類や窯変の出方によって、ひとつとして同じものが生まれません。まさに偶然と技の積み重ねが生み出す一点物です。

たとえば、いつもの水を備前焼の器で飲むだけでも、少しだけ特別な気分を味わえるでしょう。そんな小さな幸せを日常に添えてくれるのも、備前焼ならではです。

備前焼の魅力⑤
経年変化も楽しめる

備前焼は、長く使うほどに表情が変わり、味わいが深まっていきます。

表面には小さな凹凸があり、使い込むうちに角がやわらかくなって、しっとりと手になじむように変化。日々の食卓で少しずつ変化していく様子は、自分だけの器を育てていくような楽しさがあります。

時間とともに風合いが増していく備前焼は、使う人の暮らしに寄り添いながら、静かにその美しさを育んでいく焼き物です。

備前焼の魅力⑥
実用的で使いやすい備前焼

備前焼は見た目だけでなく、日常使いしやすい実用性の高さも魅力です。ここでは、その主なポイントをコンパクトに紹介します。

  • 水をきれいに保ちやすい
    表面にある無数の小さな気孔のおかげで通気性がよく、水が傷みにくいと言われています。花瓶として使うと花持ちがよく、素朴な風合いが花の色を自然に引き立ててくれます。
  • 保温性・保冷性に優れている
    緻密に焼き締められた備前焼は温度変化がゆるやかで、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく保ちやすいのが特徴。マグカップや料理皿など、温度をキープしたい器にぴったりです。
  • 丈夫で長く使える
    長時間高温で焼き締めることで、生地がしっかりと締まり、割れにくい丈夫な器になります。「投げて割れぬ備前すり鉢」と言われてきたほどで、普段づかいにも安心して取り入れやすいです。
  • 料理をおいしそうに見せてくれる
    素朴な色味が料理の彩りを引き立てるうえ、表面の凹凸によって料理が皿に張り付きにくいのも魅力。乾燥しにくく、見た目と機能の両面から、食事の時間を心地よくしてくれます。
  • ビールやお酒をまろやかに楽しめる
    細かな気孔や凹凸のおかげで、お酒の香りが立ちやすく、ビールではきめ細かいクリーミーな泡が立つと言われています。遠赤外線の効果も相まって、味わいがまろやかに感じられると評判で、ビアタンブラーや酒器としても人気です。

備前焼の選び方は?

備前焼の魅力を知ると、「自分も使ってみたいけれど、どれを選べばいいんだろう」と迷ってしまいますよね。そんなときは、難しく考えずに、自分の感性を大切にしてみてください。

備前焼は、焼き物に詳しくない人でも、見たときの「好き」「なんだか気になる」という感覚で選びやすい器です。周りの評価よりも、自分が手に取ったときにしっくりくるかどうかを基準にすると、自然とお気に入りの一枚に出会えます。

自分の直感で選んだ備前焼は、その分だけ愛着も湧きやすく、長く大切に使っていけます。使うほどに手触りや風合いが変化していくので、「育てていく楽しみ」を感じながら、自分だけの一品にしていってくださいね。

備前焼のおすすめ!
ギフトにも喜ばれるアイテム4選

ここでご紹介する備前焼は、自分用としてはもちろん、ギフトとしても喜ばれるアイテムです。使いやすいものばかりですので、ぜひチェックしてみてください。

備前焼のおすすめ①
毎日使いたくなるマグカップ

【マグカップ】マグカップ | 備前焼 | 恒枝直豆

底から飲み口までがスッと伸びたシンプルなマグカップ。男性でも指をかけやすい持ち手のデザインです。

容量230mlと大きすぎないので、オフィスのデスクでも使いやすいサイズ。普段使いしやすいよう、扱いやすい薄さに仕上げているのもポイントです。

恒枝直豆
【マグカップ】マグカップ | 備前焼

備前焼のおすすめ②
泡までおいしくなるビアタンブラー

【ビアタンブラー】大 | 備前焼 | 恒枝直豆

陶芸家「恒枝直豆」が作る、人気の備前焼ビアタンブラー。表面の微細な凹凸が、きめ細かいクリーミーな泡を生み、角の取れたまろやかな味わいに。

いつも飲む缶ビールが「こんなに美味しかったの!」と驚くこと間違いなし。どれも一点モノのため、スペシャル感も演出してくれますよ。

恒枝直豆
【ビアタンブラー】大 | 備前焼

備前焼のおすすめ③
汎用性が高いコーヒーカップセット

【コーヒーカップ】ソーサ-付 | 備前焼 | 恒枝直豆

土そのものの力強さも感じられるコーヒーカップ。備前焼特有の表面の凹凸には通気性があり、コーヒーの味をまろやかにしてくれます

程よい大きさのあるソーサーは、小皿として使えるのも魅力。土の質感を感じながら、ティータイムを楽しめるアイテムです。

恒枝直豆
【コーヒーカップ】ソーサ-付 | 備前焼

備前焼のおすすめ④
コーヒー好きさんに試してほしいドリッパー

【コーヒードリッパー】ドリッパー | 備前焼 | 恒枝直豆

美味しいコーヒーを淹れるために設計されたコーヒードリッパー。市販のコーヒーポットやマグカップなどに乗せて使える万能さがポイントです。

ドリッパーの穴は横並びに3つで、ゆっくりとコーヒーを抽出。ハンドドリップのコーヒーを気軽に楽しめるのが魅力です。

恒枝直豆
【コーヒードリッパー】ドリッパー | 備前焼

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