日本酒が美味しくなるグラスや酒器の選び方|日本酒のプロ(利酒師)おすすめの日本酒とグラス10選

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Journal編集長
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今回は、唎酒師でもあり、新潟の地酒専門店「エチゴバー」の俵山代表に、日本酒に合う酒器の選び方を教えて頂きたいと思います。 私自身も、日本酒が好きで酒蔵にもよく見学に行くのですが、酒器の選び方までは気にしていませんでした。

エチゴバー俵山
利酒師
俵山さん

一言に「日本酒」と言っても、産地や作り方によって全く違った美味しさになります。味や作り方によって、最適な酒器を選ぶことでより日本酒の美味しさを楽しむことができますよ!

日本酒は好きだけど、酒器まではまだこだわっていないという方は、是非この記事をきっかけに酒器選びにも注目してみてください。

日本酒が美味しくなるグラスや酒器の選び方、唎酒師がおすすめする日本酒とBECOS Journalで購入できるグラスも紹介しますので、チェックしてみてください。

それでは本題に入る前に、「唎酒師」について簡単に紹介したいと思います。

目次

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日本酒のプロ!
唎酒師(ききさけし)とは

「唎酒師・利き酒師(ききさけし)」って、何をしている人か一言でいうと「日本酒のソムリエ」です。

お酒を提供する「提供者」として、お客さんに対してシーズンやシーン、味の好みに合わせた日本酒を提案する職業のことを言います。

漢字表記は「唎酒師」が正式名称なのですが、「利き酒師」と表記することもあります。(※以下「唎酒師」と表記します。)

詳しくは、唎酒師の公式サイトをご覧ください。

この資格を持った、俵山さんの経営する日本酒バー「エチゴバー」にて、今回は飲み比べていきたいと思います。

東京の隠れ日本酒バー「エチゴバー」
唎酒師 俵山一成

新潟の三代続く酒屋の長男として誕生。 高校卒業後に上京し、某有名アパレルショップで全国一位の売上を達成。

そこで学んだ接客を生かし、粋な空間で日本酒の素晴らしさを伝える”エチゴバー”を開業。 酒器はもちろん、日本酒の保管方法や温度にもこだわり、東京で飲めない地酒をセレクトしている。

Journal編集長
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どのような日本酒と酒器の組み合わせを教えてもらえるのか楽しみですね!よろしくお願いします。

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日本酒を美味しく嗜む
日本酒タイプ別の違い

実際に飲み比べる前に、事前知識として日本酒のタイプ別の違いについて教えて頂きました。

Journal編集長
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なるほど~。こういうタイプがあるんですね。俵山さん曰く、日本酒の味わいや香りによって酒器や料理を選ぶことで、より一層日本酒を楽しむことができるのだとか。

それでは、ここからは各種類のポイントを押さえていきましょう。

【醇酒】

米ならではの、旨味とコクを堪能でき、ふくよかな味わいが特徴的。飲む温度によって味わいが変わり、冷酒から常温、熱燗(※冷えすぎず熱すぎず)まで楽しむことができます。

~醇酒に合う酒器~

冷酒:薄めの陶磁器製・ガラス製
熱燗:厚みのある陶磁器製

【爽酒】

文字通り、清涼感のあるスッキリとした味わいで、香りは控えめ。「淡麗」と表現されることが多く、低めの温度や冷酒で飲むのが特におすすめ。

~爽酒に合う酒器~

小さめの磁器製・ガラス製・錫製

【薫酒】

フルーティーで華やかな香りを楽しめるのが最大の特徴。比較的軽快な味わいで、口に含んだときの香りの強さはあるものの、後の余韻は短めでスッキリ。冷酒〜常温で飲むのがおすすめ。

~薫酒に合う酒器~

香りを活かすため、口が広めの酒器がおすすめ。最近では、ワイングラスで日本酒を飲むのもポピュラー。

【熟酒】

濃厚な香りと熟成された味わい、そしてとろりとした舌触り。個性的で存在感のある日本酒。

~熟酒に合う酒器~

熟酒を飲む場合、量ではなく味わいを重視することが多いため、熟酒の特徴である香りを活かせる口が閉じた形状がおすすめ。また、個性的な熟酒に合わせて、酒器も個性的なデザインを選び風情を大切にするのも熟酒の楽しみ方のひとつ。

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日本酒のグラス・酒器のタイプ別にみる選び方のポイント

ここからは、酒器の選び方を酒器の形状と素材別に解説していきます。

日本酒を美味しく飲もう【ポイント①】酒器の形状で選ぶ

【おちょこ】

代表的な酒器の中で、最も小さなものがおちょこ。時間をかけて、ちびちびと日本酒を飲みたい人におすすめ。器が小さく、液面と口に触れるまでの空間が狭いため、香りを感じにくく、飲みやすく感じます。また、飲む温度を選びません。

【ぐい呑】

おちょこよりもサイズが大きめで、グイグイと飲めるのサイズ感。おちょこより香りを感じることはできるものの、それでも香りは飛びやすいです。コクのある日本酒と相性が良いとされています。

【金沢箔】箔一 おぼろ月 ボウル8寸 (漆)

【盃(さかずき)】

伝統的な酒器である盃は、口が広く浅いのが特徴的です。その形状から香りが広がりやすく、お酒が口の中にスムーズに流れ込むため、日本酒をしっかりと味わうことができます。

日本酒を美味しく飲もう【ポイント②】酒器の素材で選ぶ

酒器の素材
  • 陶磁器製:日本酒の旨味を最大限に楽しめる。最もポピュラーな素材。
  • ガラス製:日本酒本来の味を楽しめる。見た目の清涼感も魅力。
  • 木製:最大のポイントは木の香りを楽しめること。柔らかい味わいと木の温もりを感じられる。
  • 錫製:イオン効果で日本酒がまろやかになる。熱伝導率の高さも特徴のひとつ。
【京焼-清水焼】大日 HiBiKi 碧彩 ぐい呑み (1個)

【陶磁器製】

日本酒初心者にもおすすめの素材。コクのある日本酒向け。陶器製は磁器製よりも、日本酒の味に丸みを与えまろやかにしてくれる。厚みのあるものは、冷酒から熱燗まで使える万能酒器。

【薩摩切子】satuma 二重被せ 格子オールドグラス 2ヶセット (緑/瑠璃, 金赤・瑠璃) 桐箱入

【ガラス製】

冷酒好きならひとつは持っておきたいガラス素材の酒器。ガラスは無味無臭のため、日本酒本来の香りと味を楽しめます。スッキリとした切れ味の日本酒と良く合います。近年では、耐熱使用ガラスを使用した熱燗対応のグラスも作られています。

木製の酒器おすすめ10選!そのメリットとは?セット商品やオシャレな逸品も紹介

【木製】

木の香りと日本酒を同時に楽しめるのが最大の特徴。素材の香りを楽しむためには、主張の少ない日本酒がおすすめ。クセのある日本酒の場合、木の風味が角を取ってくれる一方で、木の香りが邪魔をしてしまうこともあるので、選ぶ日本酒には注意が必要でもあります。

【錫製】

金属でありながら、錫は金属臭がなく錆びにくい素材。錫の持つイオン効果で、日本酒だけでなくどんな飲み物でもまろやかにしてくれるのが、最大の特徴。熱伝導率の高さから、素早く燗を付けられ、冷酒は冷たさをキープできる特性もあります。

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日本酒を美味しく嗜む
「和らぎ水」とは?

俵山さんが、「和らぎ水」を出してくれました。 和らぎ水とは、いわゆるウイスキーのチェイサーのようなもので、カラダに負担をかけないよう、日本酒を飲む際に適度に飲む水のことです。 ただ、エチゴバーのこだわっているところとして、なんと! 酒蔵から直接取り寄せた、「仕込み水」を特別に提供しているそうです。

後ほど紹介する青木酒造「鶴齢」の仕込み水です 通常仕込み水は、酒蔵にとって酵母と同じく重要なもので、なかなか外には出さないのですが、俵山さんの実家が三代続く酒屋ということで、特別にエチゴバーにも置いてあるそうです。 あまり数はないそうなので、その日いちばんのおすすめの日本酒を飲む際に、一緒に「和らぎ水」として出してもらうのも良いかもしれません。 それでは、鶴齢の仕込み水と共に、おすすめの日本酒とそれに合う酒器を紹介していきたいと思います。

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唎酒師 俵山一成セレクト
実飲!おすすめの日本酒をおすすめの酒器で飲み比べ

実際に、俵山さんにセレクトしてい頂いた10種類の日本酒を、最適な酒器で飲んでいきたいと思います!

どの日本酒も、提携している酒蔵と直接交渉をして仕入れているとのことで、それぞれの蔵の酒造りのこだわりを教えて頂きながら飲み比べていきます。

日本酒を注ぐ様子

コクと深い味わいが特徴
【熱燗】醇酒に合う酒器|その1

まずは、醇酒からいただきます。 醇酒は4つの分類の中でも、いちばん熱燗に向く日本酒とのことで、錫のちろりで熱燗にしていただきました。

おすすめの日本酒①
高千代酒造の「髙千代」

夏にも雪の残る巻機山(まきはたやま)の雪解け水を使った、超軟水で作られる超辛口の日本酒。 自社精米機を使い、扁平精米(縦横均等・等圧に削る)を行っているそうで、それにより同じ精米歩合でもより雑味の少ない日本酒になるのだとか。圧倒的なこだわりを感じます。

高千代酒造「髙千代」を見てみる

おすすめのグラス・酒器①
熱燗の醇酒に合う酒器は「新潟漆器のおちょこ」

深みのあるカラーが魅力の新潟漆器のおちょこ

熱伝導率の高い錫や銅の酒器の場合、熱めに燗した日本酒を入れると、持った時にかなり熱くなってしまって飲みにくいことがあります。 漆器のおちょこであれば、素材は「木」でできていますので持っても熱くならず、また熱燗にした日本酒が冷めにくく、熱燗にぴったりの酒器です。

新潟漆器のおちょこを詳しく見てみる

実際に新潟漆器のおちょこで「髙千代」を飲んでみた

確かに、漆器のおちょこは、熱燗の日本酒を入れても熱くなく飲みやすいです。 完全発酵させた超辛口の日本酒ですが、口当たりは柔らかで、口に入れた際にほんのりとコクを感じ、喉を通ったあたりから辛口ならではの「キリッ」とした辛さが来ます。また、熱燗にすることで、より口当たりがまろやかになります。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

エチゴバーの中でも極辛口のお酒で極辛口でありながら柔らかな口当が特徴です。 冷〜上燗の幅広い温度帯でいただけるのも嬉しいお酒です。

旨味の中にほんのりと甘みを感じる
醇酒に合う酒器|その2

次は、熱燗ではない醇酒も紹介してもらいました。

おすすめの日本酒②
青木酒造の「雪男プレミアム」

まず、パッと見た感じ、パッケージが日本酒とは思えないイケてるパッケージです! 2017年に創業300年を迎えた、歴史と伝統のある酒蔵「青木酒造」が作る日本酒で、契約栽培の岡山市瀬戸地区の雄町100%で仕込んだ純米吟醸酒とのこと。 今でこそネームバリューでは「山田錦」などに負けてしまっていますが、元々の山田錦のルーツをたどっていくと、この「雄町」にたどり着くという歴史ある酒米のようです。 「雪男プレミアム」はネットではどこも完売しているようですが、その他の「雪男」シリーズは入手可能です。

青木酒造「雪男」シリーズを見てみる

おすすめのグラス・酒器②
この醇酒に合う酒器は「備前焼のぐい呑」

土の温かみを感じる備前焼のぐい呑

山田錦のルーツでもある「雄町」は、現在でも90%を岡山県で生産しているということで、同じ岡山県の六古窯にも数えられる代表的な焼き物「備前焼」のぐい呑と片口で飲んでみるのも、また日本酒の楽しみ方のひとつと俵山さんに教えて頂きました。

備前焼を詳しく見てみる

実際に備前焼の酒器で「雪男プレミアム」を飲んでみた

飲んでみると、スッキリしている中にも最後に甘さがあり、個人的にとても好きな味わいです。 雄町の歴史を感じながら、備前焼で日本酒を楽しむのも乙な感じがして、このような日本酒の楽しみ方もありですね!

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

雪男キャラクター10周年を記念した数量限定酒。 岡山県産雄町米を使用した深い味わいの一本で、煮込み料理との相性は抜群です。

おすすめの日本酒③
同じく青木酒造の「鶴齢」

こちらは無濾過生原酒で、青木酒造と深い付き合いのある限られた特約店でしか飲むことができない、レアな日本酒とのこと。 先程の、雪男プレミアムとはまた違った味わいで、柔らかな黒蜜のような甘味を感じる日本酒です。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

ふくよかな味わいと余韻が楽しめる特別純米酒で舌全体でその旨味を受け止める為にも口径が広いおちょこで飲むとより一層美味しくいただけます。

青木酒造「鶴齢」を見てみる

華やかな香りを楽しめる
薫酒に合う酒器|その1

次は、香りの華やかさを楽しむことができる薫酒を紹介してもらいました。

おすすめの日本酒④
久須美酒造の「亀の翁」

かつて不世出の名米と言われながら、害虫などに弱いことから姿を消してしまった酒米「亀の尾」。 久須美酒造6代目が執念で「亀の尾」を探し当て、昭和55年にやっと10本の穂から1500粒の種もみを手に入れ、久須美酒造の努力により、そこから酒造りができるまでに育てた酒米だそうです。

久須美酒造「亀の翁」を見てみる

おすすめのグラス・酒器③
この薫酒に合う酒器は「錫のぐい呑」

お酒の味をまろやかにしてくれる錫のぐい呑

錫は、非常に熱伝導率の高い金属で、注いだお酒とすぐに同じ温度になってくれます。そのため、お酒の温度変化を抑えられ、お酒をゆっくりと楽しむ際にも変質することなく味わうことができるのです。 また、暑い季節には、口当たりも涼やかに感じますので、より一層日本酒が美味しく感じるのだとか。

錫の酒器を詳しく見てみる

実際に錫のぐい呑で「亀の翁」を飲んでみた

まず、持ってみると錫のずっしりとした重みと、ひんやりとした感じがとても気持ちが良いです。 飲んでみると、純米大吟醸ということで雑味がなくスッキリとした味わいで、鼻に抜ける香りがとても爽やかです。ワインのような、フルーティーな甘みも感じる飲みやすい日本酒です。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

亀の翁の口当たりの柔らかさは、綺麗な女性のように透き通っています。錫で飲むことでまろやかな味わいも楽しめますし、熱伝導率が高いため、飲み進めていくうちに温度が上がって味が変化するのも楽しみのひとつです。

香りのなかにスッキリした旨味
薫酒に合う酒器|その2

他にも、薫酒のおすすめ銘柄として「村祐」「あべ」「たかちよ」の3つをご紹介頂きました。

おすすめの日本酒⑤
村祐酒造の「村祐 黒 無濾過本生」

村祐酒造の杜氏兼社長「村山健輔氏」の独特の感性から生まれる、新潟の銘酒「村祐」の超限定高級酒「黒」。 最高級の砂糖「和三盆」をイメージして作られたと言われ、甘味が最大の特徴。

村祐酒造「村祐 黒」を見てみる

おすすめの日本酒⑥
阿部酒造の「あべ 純米吟醸無濾過生原酒」

1804年から、新潟県の柏崎市に蔵を構えて酒造りをしている酒蔵です。 阿部酒造は、代々「内杜氏」という仕組みで当主が杜氏と経営を行っています。 親から子へ脈々と受け継がれる伝統の技によって、こだわりの日本酒が作られています。 阿部酒造の「あべ 純米吟醸無濾過生原酒」は、フルーティーな酸味と甘味が魅力のお酒です。 人気の「あべ」シリーズは、ほぼどこも完売状態ですので、「あべ」シリーズを試してみたい方は、お早めにチェックしてみてください!

阿部酒造「あべ シリーズ」を見てみる

おすすめの日本酒⑦
高千代酒造の「豊醇無盡 たかちよ」

醇酒でも紹介した、髙千代酒造の「豊醇無盡(ほうじゅんむじん)たかちよ」シリーズの日本酒です。淡麗辛口が代名詞の、新潟の日本酒のイメージとは全く違う香り豊かな味わいと甘味が魅力です。 この青ラベルは、おりがらみ(もろみを搾った際の小さなお米のかけらや酵母などの固形物が残った状態)の生原酒を1回火入れしたもので、豊かな旨味と口に入れた際のふくよかな丸みが特徴です。

高千代酒造「豊醇無盡 たかちよ」を見てみる

この3つの薫酒に合う酒器は「津軽びいどろのおちょこ」

涼やかなカラーと温かみ溢れるフォルムが魅力の津軽びいどろの酒器

1949年に、漁業用の浮き玉を製造する工場として創業した「北洋硝子」が作る、青森の伝統工芸品「津軽びいどろ」のおちょこと片口。 熟練の宙吹き(吹きガラス)の製法によって作られる津軽びいどろは、どこか温かみのある風合いを感じます。

津軽びいどろの酒器を詳しく見てみる

おすすめのグラス・酒器④
実際に津軽びいどろで「村祐」を飲んでみた

【津軽びいどろ】 花うつし 紫陽花 酒器セット

想像したよりも甘みがありますね。個人的にとても好きな日本酒です。デザートワインのような甘さの中に、スッキリした味わいもある飲みやすい日本酒です。 薫酒は大吟醸系の日本酒が多いということで、日本酒が変質しないガラス製の酒器がおすすめであることを教えて頂きました。 確かに、雑味のない大吟醸は、お酒本来の美味しさを味わいたいですもんね。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

日本酒のイメージを覆す逸品。透き通る甘さで、上品なスイーツを連想させます。 デザートとのペアリングもおすすめの日本酒です。

この酒器セットをもっと詳しく見てみる

おすすめのグラス・酒器⑤
実際に津軽びいどろで「あべ」を飲んでみた

【津軽びいどろ】 金彩碧瑠璃 酒器セット

こちらは、村祐とはまた違った美味しさで、さっぱりとしたフルーツのような日本酒ですね。とても飲みやすいです。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

最初のアタックは甘みがリードしてくれますが、後半は酸味とかすかなビター感でスッキリとした後味を演出してくれます。 クリームチーズなどの和食以外とのペアリングもおすすめです。

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おすすめのグラス・酒器⑥
実際に津軽びいどろで「たかちよ」を飲んでみた

【津軽びいどろ】 花うつし 花筏 酒器セット

これは、どんどん飲めてしまう危ないお酒ですね!笑 しっかりとした味わいで、ほのかな甘味と酸味があり、何杯でも飲んでしまいそうです。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

スペックは非公開で、グレープフルーツをイメージしたお酒。ジューシーな濃醇甘口酒で、ワイングラスで香りと共に楽しむのもありです。

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爽やかで飲みやすい!
爽酒に合う酒器

次に、爽やかさが特徴の爽酒をいただきます。

おすすめの日本酒⑧
宮尾酒造の「〆張鶴 純」

1819年創業の新潟を代表する蔵元のひとつ、宮尾酒造が作る最高品質の日本酒。 鮭の遡上で知られる三面川の伏流水の湧き水を使い、丁寧に作られています。

宮尾酒造「〆張鶴 純」を見てみる

おすすめのグラス・酒器⑦
この日本酒に合う酒器は「花結晶のぐい吞」

花のような模様が美しい花結晶の酒器

花結晶は、焼窯の中で溶けて冷却する過程で結晶化する釉薬を使用して作られる器です。 そのため、2つとして同じ模様ができない逸品。一口で飲める小さめのサイズも魅力です。

花結晶のぐい吞を詳しく見てみる
花結晶の片口を詳しく見てみる

実際に花結晶の酒器で「〆張鶴 純」を飲んでみた

爽やかさが特徴の爽酒は、一口で飲めるサイズの酒器を選ぶのが良いと教えてもらいました。 飲んでみると、とても飲みやすいお酒で、爽やかな香りと良い意味でクセのない味わいで、お酒単体というよりは、料理と一緒に楽しみたい日本酒です。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

ほのかなお米の旨味とかすかな酸味があり、綺麗にまとまった日本酒でお料理を支え惹き立てます。小さなおちょこでお料理に合わせて一口で飲むのがおすすめ。温度帯も気にしてお出ししています。

熟成された個性派!
熟酒に合う酒器

続いては長期熟成した、クセのある味わいが魅力の「熟酒」です。

おすすめの日本酒⑨
中川酒造の「since1998」

「にいがたの名工」にも選ばれた、中川酒造の先々代の杜氏「佐藤源司(さとうげんじ)氏」が 杜氏人生の集大成として作り上げた、珠玉の吟醸酒です。 名前の通り、仕込まれた吟醸酒は、1998年に瓶詰めされてからゆっくりと長い年月を掛け「ヴィンテージ秘蔵酒」として熟成されてきました。

中川酒造「since1998」を見てみる

おすすめのグラス・酒器⑧
この日本酒に合う酒器は「KOKEMUSU」

能登の里山の苔むす岩肌と古木を表現した酒器

石川県の伝統工芸品輪島塗の「練乾漆®」という技で、能登の里山の苔むす岩肌・古木を表現した個性派の酒器です。 時と共に段々と色が変化し、美しい苔色になります。経年変化を楽しむ酒器として、ヴィンテージ秘蔵酒との相性もバッチリです。

KOKEMUSUの酒器を詳しく見てみる

実際にKOKEMUSUで「since1998」を飲んでみた

KOKEMUSUでsince1998を飲んでみると、まずは漆器独特の口当たりがとても良いです。 手で持つ部分はゴツゴツしていますが、実際に口に当たる飲み口部分はとても滑らかに成形されていて、漆器独特の優しく温かみのある質感です。 since1998は、樽では熟成していないのですが、漆器に注ぎ時間が経つと、まるで樽で熟成されていたような芳醇な香りがしてきます。 古酒独特の強い香りはなく、濃厚な旨味と酸味が調和した味です。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

21年物の熟成酒。複雑な味わいと香りがクセになります。 燻製料理や塩辛との相性は抜群です。経年変化する酒器で飲んでもらうことで、より極上のひとときを過ごせます。熟成でしか出せない味わいを楽しんでください。

複雑な味を作り出す変わり種
「生もと造り」に合う酒器

最後に紹介して頂いたのは、変わり種の「生もと造り」の日本酒。

生もと造りとは

生もと造りとは、日本酒の製法のひとつで、酒造りの技法の中で最も伝統的な作り方です。 自然の力をそのまま活かした製法で、酒蔵に浮遊している乳酸菌を集めて繁殖させ、その乳酸菌の力によりお酒を発酵。 人工的に作られた乳酸菌とは違い、野性味のある複雑な味わいになるそうです。

おすすめの日本酒⑩
阿部酒造の「小清水」

先ほど「あべ」で紹介した、阿部酒造が作る生もと造りの日本酒「小清水」。 新潟県の小清水地域という、小さな集落で取れた酒米を使って、阿部酒造の蔵の中で生きている天然の乳酸菌を集め作られたこだわりのお酒です。 小清水地域を盛り上げるために、阿部酒造がクラウドファンディングに挑戦した際、限定で販売したお酒を特別に仕入れさせてもらっているそうです。 お店で紹介された「小清水2018」ではなく「小清水2020」になりますが、こちらから購入できます。

阿部酒造「小清水2020」を見てみる

おすすめのグラス・酒器⑨
この日本酒に合う酒器は「藤岡光一作の黄金酒器」

BECOSだけで購入できる陶芸家・藤岡光一氏の酒器

独学で陶芸の道を志し、テーブルウェアフェスティバル 最優秀賞受賞など数々の賞に輝いた、孤高の陶芸家「藤岡光一」さんの作品「黄金酒器」です。 見た目は無骨な男らしいイメージなのですが、一度ろくろで整形した後に表面を更に削り落とし、できる限り薄く作られているため、とても軽く持ちやすい酒器です。 本物の「金」を使っているからこそ、鈍い金色に輝く本物の魅力があります。

藤岡光一の黄金酒器を詳しく見てみる

実際に黄金酒器で「小清水」を飲んでみた

一口飲んでみると、口の中に広がる香りと旨味が、他の日本酒とは違い複雑で、口の中に入れている時間によって変化していくような深みのある味わいです。 通常の酒造りよりも難しく、また時間が掛かる生もと造りだからこそ出せる味わいだとか。このようなこだわりの強い日本酒には、酒器もこだわりの詰まった陶芸家が作った作品を合わせるのも粋なんだとか。 確かに、晩酌というよりは、書斎でゆっくりと大人の時間を過ごすお供という感じです。

エチゴバー俵山
利酒師 俵山さん

超低精白の生もと造り。甘み、酸味、苦味が調和しています。 酸味と苦味は旬の山菜との相性が良く、ペアリングはもちろんお酒単体でも楽しめます。

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日本酒をお気に入りの酒器で楽しもう!
BECOS厳選!日本酒用のグラスや酒器セットおすすめ10選

今回の取材で使用したおすすめのグラス・酒器をはじめ、その他のおすすめ商品を紹介していきますので、気になる方は是非参考にしてみてください。

日本酒用のグラスや酒器セット|おすすめ①
熱燗も飲みやすい!漆塗の技術を生かしたおちょこ

塗師Kiyo おちょこ

創業118年を迎える、新潟の小林仏壇店。仏壇の制作等を主力事業としながら、培ってきた新潟漆器の確かな技術を用いて、新しい感覚の商品を開発しているメーカー。この漆塗りのおちょこもそのひとつ。

伝統的な漆塗りに錫の粉を合わせて、メタリックな表情を生み出している酒器です。おちょこの内側は、散りばめられた星の様な柄になっており、お酒を入れることで柄がより映えます。木製のため、熱燗を飲む時も熱が伝わりにくく使いやすいですよ。

小林仏壇店
塗師Kiyo おちょこ

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日本酒用のグラスや酒器セット|おすすめ②
備前焼の温かみあふれるおちょこ

恒枝直豆 おちょこ

恒枝直豆(つねきなおと)氏は、備前焼の陶芸作家。一般的な登り窯ではなく、煙を抑える穴窯で焼かれる酒器は、明るいオレンジ色を基調とした、温かみのある色調が特徴です。

絵付けなし、釉薬も使わずの素朴な印象ですが、良質な土の力強さ感じます。すべてが1点モノで、それぞれに個性を持ちつつも、いつもの生活に馴染む酒器をお探しの方におすすめです。

恒枝直豆/つねきなおと
おちょこ

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日本酒用のグラスや酒器セット|おすすめ③
お酒そのものの味を楽しめるガラスの酒器

アデリア 花うつし 紫陽花 酒器セット

1949年に青森県で創業された、日本の老舗ガラスブランド「北洋硝子」。職人による手仕事にこだわり、上質な暮らしのガラス器を作り続けているガラス工房です。1977年にはハンドメイドガラスのシリーズ「津軽びいどろ」が誕生。日本の四季を表現した、職人による手仕事ならではの美しい彩りを楽しめます。

水が滴るアジサイの様子が表現された、グラスと片口の酒器セット。瑞々しく輝く様子が、ガラスのきらめきから伝わってきますね。ガラスの酒器はお酒の味が変化しにくいため、大吟醸などの雑味の少ないお酒を飲むときにおすすめです。

北洋硝子 アデリア
花うつし 紫陽花 酒器セット

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日本酒用のグラスや酒器セット|おすすめ④
冷酒にも熱燗にも!熱伝導率が高い錫製の酒器

酒器セット ペジーブル

「現代の名工」今井達昌氏が代表となり、国が認定する伝統工芸士5名が所属する錫製品のブランド「大阪錫器」。大阪における錫器造りが始まったとされる、1679年から受け継いできた先人たちの技を、今に繋いでいます。

ご紹介するのは、ちろりとぐい呑がセットになった商品。たっぷり、ゆっくりとお酒を楽しみたい時に使いたいですね。熱伝導率の高さから、保冷性・保温性に優れています。ぐい呑の底面に名入れも可能なので、記念日などの贈り物にもおすすめです。

大阪錫器
酒器セット ペジーブル

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日本酒用のグラスや酒器セット|おすすめ⑤
花が咲いたような模様の清水焼の酒器

花結晶 銀藤 とっくり 3点セット

1922年に京都で創業された、老舗ブランド「陶葊」。伝統的な京焼・清水焼の技法を守り継承しつつ、独自の研究開発に注力し、常に技術革新に取り組みながら、斬新で美しい作品を生み続けています。

結晶釉と呼ばれる、焼いて冷却すると花のような柄が生まれる釉薬を用いて作られた徳利とおちょこの酒器セット。青みがかった結晶と、柔らかな乳白色の色味が絶妙にマッチしています。強度が高く、電子レンジや食洗機なども使用できるのがうれしいですね。

陶葊
花結晶 銀藤 とっくり 3点セット

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日本酒用のグラスや酒器セット|おすすめ⑥
小鳥のさえずりが場を和やかにしてくれる酒器セット

BECOS編集部
まるでホンモノ⁉と思わせるような、ウグイスの鳴き声をあなたの耳で確かめてみてください!
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