日本人に適した服装「着物のすゝめ」

VEDUTAデザイナー
VEDUTAデザイナー

普段から着物を着ている私から、日本人は着物を着た方が良い理由をお伝えしたいと思います!

普段、ストリート着物ブランド「VEDUTA」のデザイナーとしてファッション業界の中で少しでも日本人が着物を着て街を歩く姿が増えたらいいなと思いながら日々着物のデザインを考えています。

VEDUTAのストリート着物

  • ワンランク上のSTREET KIMONO ブランド
  • スニーカーとも合わせられるデザイン
  • 帯もカンタンに締められる縄帯を採用

 

【着物・和服のすゝめ 】日本人と欧米人の体型の違い

実は日本人にスーツはもちろん、洋服自体が似合わない人が多いのには、いくつかの理由があります。

1つは、『筋肉の つき方』

具体的に言うと「日本人は西洋人に比較して民族的に背中を中心とした身体の背面側の筋肉に乏しい」という傾向があるんです。

その理由には諸説ありますが、日本人は農耕民族としての長い歴史があり、前かがみで仕事をするという文化が身体の前面の筋肉が発達を促した反面、背面の筋肉が乏しくなってしまったと言われています。

日本人の背中の筋肉

日本人の悪癖として語られる猫背も身体の前面の筋肉にバランスが偏ったために発生すると言われています。

それに比較して狩猟民族として長年歴史を重ねてきた西洋人は一般的に弓をひくなどの動作が日常的に多かったことや椅子に座るという文化によって背中の筋肉が発達したと言われています。

西洋人の背中の筋肉

このようなベースがある上に、西洋の男性の間では筋トレ文化が根付いていますのでさらにその差は広がってしまうというわけです。

2つめは、『骨盤の位置』

欧米人は元から骨盤が前傾していてヒップが上向きです。

「世界一受けたい授業」から引用

なぜなのか?というと、欧米人は太もものハムストリング(裏側)の筋肉が発達しているからなのだそうで、この筋肉が発達していると必然的に骨盤は前傾してお尻の位置が高くなるんです。

それとは真逆に、日本人はハムストリングが発達していないので骨盤が後ろに傾いてる為に、ヒップが下がりやすく全体的にフラットな印象になってしまうのです。

3つめは、『 顔の大きさ 』

白人は縦に長く奥行きがあるのに対して、アジア人は平たく、横に面積がある為に正面から見ると白人よりも顔が大きく見えます。

 

【着物・和服のすゝめ 】日本人に適した服を着るための解決法

こうなると、解決法は、2つのどちらかです。

 

・洋服が似合う『欧米人 体型』に、自分を持っていくか。

・そのままの『日本人 体型』を活かせる、和服を着るか。

 

〝 洋服が似合わない理由 〟は、裏を返せば、

〝 和服が似合う理由 〟と、なります。

なで肩、メリハリのない腰回り、胴長短足、顔の大きさ。

洋服に当てはめようとするから、〝コンプレックス〟になるのであって、和服に当てはめたら、これらは最強の、〝武器〟になるのです。

いかり肩、脚長の腰高には、着物は似合いません。欧米人の多くが着物を着てる姿が、コスプレっぽく見えるのは、そのためです。

逆に、洋服を着ている日本人は、外国人から、そのように見られている、という事でもあります。

 

【着物・和服のすゝめ 】なんで洋服、着てるんですか?

尋ねる人

なんで今日、和服なの??

と聞かれた時、

デザイナー

なんで今日、洋服なの?

と、聞き返します。

私は、着物を着る理由をバシッと答えられますが、洋服を着る理由を、堂々と答えられた人は、いませんでした。

なんとなく、服=洋服。
みたいになってますよね。

でも日本には、洋服を着なければならない義務も、法律もありません。

そもそも日本人が、洋服を着始めたのは、ここ100年くらいの話で、その前の何千年も、和服を着てきたわけです。日本の長い歴史からすれば、今が、イレギュラー。

それにも関わらず、周りの皆んなが着てるから、外国人が着てる洋服のCM、雑誌、広告を見て洋服を買って、着てみて、しっくりこなくて、やっぱり外国人だから似合うんだ、と悲観して、肩を落として、、、。

だったら、洋服 着なきゃいいじゃん!

と思います。

私はブライダルのスタイリストの経験もありますが、結婚式の時に、新郎新婦さんが、それぞれ着物を着た時に、まず発する第一声が、「 似合うね!」でした。

当たり前です。

和服は、日本人の体型をカバーし、魅力を引き出してくれる「 日本人にとっての最良の服 」なのですから。

私は、洋服を全否定するつもりは ありません。

便利で、色んな種類があって、どこでも買えて、オシャレだと思います。

しかしながら、日本人こそ1番に似合う着物を、全く着ない、というのは、もったいないなと、淋しいなと、ずっと思ってきたわけです。

歴史の流れ上、日常生活で洋服は着なきゃいけないものとして置きつつモノに溢れ、洋服に飽きたり、もっと自分らしいものを求める現代において、本当に自分に似合う服を着たいのならば、忘れかけていた、和服という引き出しを、そろそろ復活させても、いんじゃないかと思うわけです。

着物・浴衣を着たいとお考えの方は、ぜひこちらの記事も読んでみて下さい。


【着物・和服のすゝめ 】国際的=日本的

海外に行くと、余計に思います。
洋服を着て行くのと、和服を着て行くのとでは、注目度、人の対応、気分、雲泥の差。
全く違います。

「 cool ! 」
「 beautiful !」
「 Can I take a picture? 」

和服を着てると、こう言われます。

洋服を着てたら、まず言われません。

服が変わるだけで、中身は同じ人間でもです。

和服を着ていると、やたら、声かけられる、興味を持たれる、写真を街中でも、電車の中でも撮られる、丁寧な対応をされる。

それは何故かと言えば、外国であっても、日本人として、日本という国の個性をぶつけるからこそ、イコール、それは外国には無いものであるため、特別扱いされるわけです。

和服の構造が日本人の体型に合っていてバランスがいいし、色彩が独特だし、日本を背負っている自信がキリッとした表情や、凛とした姿勢となって、現れ、周りに伝わるから、当然カッコよく映るわけです。

想像してみてください。

安倍総理が、トランプ大統領に会う時、スーツで行くのと、着物で行くのと、どっちが、堂々として見えますか?

国の代表として、誇らしく思えますか?
安倍総理の表情に、自信が見えますか?

結果は、明白ですよね。

交渉しに行くのに、相手に合わせた服を着ていって、同じ土俵と言えますか?

「服」は身にまとう衣類のことですが、「服従」とか「征服」にも「服」が使われています。征服者は占領地では、以前からいた住民に税や兵役や労働を課しました。さらに自分たちの風俗・習慣・主義を強要したものでした。その中で目に見えるものは服装です。

今では服装は洋装が主流ですが、これは西洋に征服されたことを意味しなくはないと思います。

日本が国際社会に復帰した際に、当時の首相吉田茂は、初めは洋服で英語で演説するつもりだったようです。

しかし白洲次郎の助言をうけて、和服である羽織袴に身を正し、日本語で演説したといいます。

独立国としての気概を示したものだったのでしょう。

グローバル、国際的、とはなんでしょうか?
欧米に、自分たちが合わせにいくことでしょうか?

国際社会の力関係や、利便性の側面から見れば、それも1つだとは思いますが、ファッションで見れば、様々な国の多様性こそ、面白みであり、国際的なんじゃないかなと思います。

アフリカにはアフリカの服、アラブにはアラブの服、インドにはインドの服、そして、日本には日本の服。

その方が、堂々としていて、誇りを感じて、カッコいいなと思います。

日本に来ている外国人でも、民族衣装を着ている外国人のほうが、他者に迎合せず、自分のアイデンティティを貫いてる感じがして、カッコいいなと感じます。

ノーベル医学生理学賞を受領された本庶佑先生も、和服で授賞式に臨まれたのも、記憶に新しいですね。

産経ニュースより引用

川端康成以来、半世紀ぶりに和服で出席されたということで話題になりましたが、本庶先生は「日本で研究してきた心構え」から、和服で式には参加すると取材には答えたようです。

これだけの大舞台でも堂々とした立ち振舞で、先生個人の資質も、もちろんあると思いますが和服がさらに、威厳を示しているように感じます。

 

2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博。

ますます外国人との交流が増えていく中で、日本人としての自分と向き合う時が来ます。

日本人なのに、日本の服を着ていない、持っていない事が、もったいなく、中には恥ずかしく思い、そこでようやく気づく日本人の姿が、目に見えています。

本当に大切なものは、外ではなく、内にあるものだと、私は思います。

 

VEDUTAのストリート着物

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  • スニーカーとも合わせられるデザイン
  • 帯もカンタンに締められる縄帯を採用