
最近女性だけでなく男性でも浴衣を着るという人が増えています。浴衣は夏の風物詩で、花火大会やお祭りなどで着ている方を見かけることが多いですが、ほとんどの場合女性です。
浴衣は夏の女性のおしゃれというイメージもあり、男性はなかなか手が出しづらいとハードルを感じることも多いです。また、30代を過ぎると若い人が着るイメージもあり、さらにハードルが高くなります。
しかし実は浴衣や着物は歳を重ねれば重ねるほど似合う物って知っていますか?
今回はメンズ浴衣の選び方とおしゃれでモダンな浴衣ブランドをいくつか紹介します。
BECOSがおすすめするメンズ浴衣ブランド
- 着付けの知識は必要なし
- 普段着と合わせてもコーディネート可能
- 下駄や雪駄が無くてもスニーカーでもOK
目次
男性だっておしゃれに着たい!メンズ浴衣の選び方
どんな浴衣にしたらいいのか、サイズやデザインで迷う方も多いのではないでしょうか。ここではメンズ浴衣の選び方をご紹介します。
浴衣のサイズ
浴衣のサイズを見ると身丈と裄丈があります。
- 身丈:首の付け根もしくは肩から袖までの長さ。身長-25~30㎝の丈がちょうど良いと言われています。
- 裄丈:着物の背中中心から袖の先までの長さ。腕を地面に水平まで伸ばして、首の後ろ中央の骨の出たところから肩先を通って、手首の骨までの長さを測ります。
既製品を購入する場合はサイズ表を見て最も近いものを選ぶのですが、がっちり体型の人はワンサイズ大きいものを選ぶのがおすすめです。細身体型の肩は着付けのときに調整できますので、身丈を優先して選びましょう。
色や柄の選び方
男性の着物を女性用のものと比べると種類が少な目です。そのため、定番のものを自分らしく着こなすことが大切です。
黒や紺、グレーなどのベーシックカラーでお気に入りの柄を選ぶと良いでしょう。
帯の選び方
浴衣の中でも遊び心をだせるのが帯です。ワンタッチの帯は楽なのですが、帯をつけるのは簡単ですので、できれば普通の帯を用意しましょう。リバーシブルになっているものは2通りに使えるのでおすすめです。
小物使いにもこだわること
個性を出すには小物使いにこだわるのがおすすめです。手ぬぐいやセンス、メガネ、ストローハットなどお気に入りの小物を選んでみましょう。
ストローハットと着物の相性ですが、最近では着物に合わせる小物としてストローハットは定番になっています。もし気になる方は一度取り入れてみるといいでしょう。
着付けにチャレンジしてみましょう!
浴衣と帯を購入したら着付けを行いましょう。メンズ浴衣は女性用と異なりおはしょりがいらないため、簡単に着付けを行うことができます。もし浴衣用のインナーが無ければ、Vネックのシャツやステテコで代用することができます。帯の下に結ぶ腰ひもも用意しましょう。
- 浴衣を羽織り、袖口を持ちながら両手を伸ばして、背中のラインを合わせます。
- うしろの襟を首につけ、右手側の下前を持って、左腰に合わせます。身幅が大きくて、腰よりも奥になる場合は、端を内側に少し折りたたむと良いでしょう。下前の裾は少し上げることで歩きやすくなります。
- 下前を動かないように押さえながら、左側の上前を合わせます。裾のラインがまっすぐになるように合わせます。
- 腰ひもを結びます。下前と上前が動かないように押さえながら腰ひもを結びます。紐が残ったら脇に挟み込むとすっきりします。
- 腰ひもをへそ下あたりに下げて完成です。襟を整えたり、しわを寄せることできれいになります。腰ひもの上に帯を結びます。
帯の結び方について
帯の締め方もいろいろあるのですが、一般的で失敗がないのが貝の口結びです。
- 端から30㎝ほどを二つ折りにします。帯の端から30㎝程度を二つ折りにして、輪になる部分が下になるようにします。
- 折った部分を左わき腹につけて帯を2周から3周巻き付けます。このときしっかりと締めましょう
- 余った帯を内側に織り込みます。
- 織り込んだ割っかに、二つ折りに下部分を上から下に通して結びます。
- 縦に引いて、上に出て部分を折り返して、上から下ろします。
- 下ろした武運を内側に織り上げます。
- 結び目を後ろに回せば完成です。
おしゃれでモダンなメンズ浴衣ブランド7選
VEDUTA
ワンランク上の満足感を求める男性のために作られた着物ブランドです。アバンギャルドな華やかさと、クチュールのようなクオリティを感じさせます。流行にも敏感になので、おしゃれに気を使う男性におすすめです。
大胆で華やかな浴衣の数々は着てあるけば注目を集めること間違いなしです。
Y.&SONS
神田に店舗を構える浴衣・着物専門店です。シックな雰囲気の着物や浴衣、帯、小物などがそろえられており、落ち着いた大人の男性を演出します。浴衣のハードルが高いという人でも着やすいデザインになっています。
Y&SONSの着物や浴衣を着て神田明神のお祭りに参加するなどとてもおしゃれでいいでしょう。
竺仙(CHIKUSEN)
竺仙は染模様の色合いが優雅で渋みがありながら、意気を感じさせる着物や浴衣を販売している1842年から200年近く続く呉服屋です。昔ながらの江戸小紋がレトロかつ落ち着いた風合いで非常に着やすいデザインとなっています。大胆かつ落ち着いた浴衣はよりあなたの品格をあげるでしょう。
ROBE JAPONICA
ROBE JAPONICAは「『きもの』より『おしゃれ』が好きだ」をテーマに誕生したメンズ着物・浴衣ブランドです。着物や浴衣に現代的なファッション感覚を取り入れたオリジナルデザインで展開をしています。
伝統的な浴衣に堅苦しさを感じる方におすすめなブランドです。
JOTARO SAITO
日本を代表する着物デザイナーの斎藤上太郎が手掛ける「和を楽しむライフスタイル」をテーマに誕生した着物ブランドです。大胆ながら落ち着きのある色合いと柄が特徴の浴衣は着やすいのに一目を引くデザインとなっています。デニム素材やジャージ素材のものもあり、よりファッショナブルになりました。
VANQUISH
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VANQUISHは選りすぐりのファッションアイテムを取りそろえたブランドです。
VANIQUISHの浴衣は黒や紺グレーがベースになっており、シンプルながら大人の魅力を感じさせるデザインとなっています。20代で着るというより30歳を超えて渋みがでてきた大人の男性にぴったりなデザインです。
TROVE
TROVEではナチュラルな色合いで落ち着きがありながらハイカラを感じさせる浴衣が人気です。サンダルでも似合う現代らしさを感じさせるおしゃれなデザインとなっています。
ちょっと黒や紺だと堅苦しさを感じるという方にもおすすめです。