【有田焼】モダンでおしゃれなブランド・窯元10選!現代風のデザインが魅力

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

飯島るり
飯島るり(ギフトコンシェルジュ)

日本を代表する陶磁器の産地、佐賀県「有田」。佐賀県陶磁器工業共同組合に所属しているブランド・窯元はなんと約100!今回は、その有田焼のブランドの中で厳選したおしゃれでモダンなブランドを紹介したいと思います。

1616年に日本で最初の磁器である有田焼が誕生してからおよそ400年。美しく丈夫で機能性の高い器は、長く人々の暮らしに寄り添ってきました。

今回の記事では、ブランドと釜元に焦点を当てて有田焼の世界を探っていきます。鮮やかな絵付けの印象が強い有田焼ですが、実は時代や流行に合わせて新たな境地を開拓中。

モダンなデザインから伝統を重視した精巧な図柄まで幅広い商品がありますので、お気に入りを探してみてください。

目次

BECOSイチオシの有田焼!
毎日使いたい有田焼ブランド4選

BECOSイチオシ有田焼ブランド①
国内外のデザイナーと有田焼がコラボ「2016/」

有田焼発祥から400年を記念して打ち立てられたブランド「2016/」。国内外16組のデザイナーが有田の16の窯元・商社を訪れ、節目の年となる2016年を目指して開発を進めました。

ブランド立ち上げから現在に至るまで、最小限の線と機能美で表現されたスタイリッシュな商品が多数制作されています。有田焼ならではの力強さ・手触りと、モダンデザインの最先端を同時に味わうことのできる器の数々は、新たなスタンダードとして世界中に長く受け継がれていくでしょう。

スイスのプロダクトデザイナー「ビッグゲーム」

2016/
直火・オーブン・電子レンジ対応が魅力!

スイスを代表するプロダクトデザイナー、ビッグゲーム。直火、オーブン、電子レンジでも使える耐熱性のある磁器のケトルやポットなど、実用性の高いアイテムが揃います。コーヒーが柔らかな味になる多孔質の磁器のドリップコーヒーセットも人気。

リネン生地がデザインテーマ「クリスチャン メンデルツマ」

2016/
リネン生地を思わせるデザインが魅力

オランダ人の女性デザイナー、クリスチャン メンデルツマ。16世紀、オランダの商人達はリネン生地を日本の将軍に献上し、その代わりに珍重な磁器をオランダに持ち帰ったと言われています。そのような両者の縁をテーマにした有田焼が、このブランドのデザインテーマ。リネン生地を折り重ねたようなカップや生地の折り目を表現したプレートはどれもシンプルモダンで食卓をおしゃれに演出してくれます。

上記は「2016/」の数あるデザイナーの中の一例。個性あふれる有田焼のなかから、お好みのブランドがきっと見つかりますよ!

BECOSイチオシ有田焼ブランド②
白ベースの器でどんなシーンにも使える「UTSUÀ」

UTSUÀ
シンプルだからコーディネートしやすい!
utsua
白だから料理がよく映える

UTSUÀ(うつわ)は日本の磁器発祥の地として400年の歴史を持つ、佐賀県有田から発信する新しいブランド。2016年の有田焼創業400年事業のひとつとして、有田に滞在したオランダ人デザイナー、タイメン・シュメルダーズがデザインした渾身の作品です。

ブランド名は日本語の「器(うつわ)」を世界の人たちが発音しやすいようにUTSUÀとしました。「器」は食器という意味合いはもちろん、寛容さや謙虚さといった人間の大きさを示す意味にも使われることに因んで、「和・洋問わず、すべての料理を受け入れる」そんな思いが込められています。

白い器だからこそ、食材の色や形によって見せる表情を変え、様々なシーンでお使いいただけるアイテムで、お好みによってマットとグロスをお選びいただけるので、様々なコーディネートが楽しめます。

BECOSイチオシ有田焼ブランド③
初期伊万里の絵柄が魅力の「ZOA-JAPAN」

zoa
過去と現在が交差するデザインが魅力
粋でモダンな美しさを提案する有田焼

ZOA JAPANは、1891年創業の有田焼専門商社・まるぶんが新たにリリースしたブランド。「ZOA」とは、「Zero Origin Arita」の略で、有田焼の原点という意味。もう一度”原点”に立ち返りモノづくりに真摯に取り組む決意が込められています。

初期伊万里の絵柄を中心に現在の絵付職人が手作業で描き上げる「ZOAプライム(Prime)」と、モダン+アート感覚+コスト性を意識してパット印刷製法で作られる「ZOA デイリー(Daily)」の2つのラインがあります。

絵柄は伝統的なものだけではなく、カジュアルな感覚の日常使いしやすいものもあり、お好みで選ぶことができますよ。

BECOSイチオシ有田焼ブランド④
温もりあふれるアクセサリー「6.kiln(ロクキルン)」

普段使いしやすいアクセサリーや小物
伝統工芸をフレンドリーな存在に

有田焼のブランドは、器だけではありません。BECOSが注目するのは、佐賀県有田町の「高麗庵清六窯」から誕生した、有田焼のアクセサリーブランド、6.kiln(ロクキルン)。

最初から最後まで、ひとつひとつ手作りされたかわいいアクセサリーたち。上質な白磁を生かした、シャープながらも温もりのある唯一無二の商品です。クラシックでほっとする反面、斬新な遊び心が顔を出しワクワクする、そんな楽しい雰囲気を持っていますよ。

まだまだある!おすすめの有田焼ブランド
おしゃれでモダンなブランド・窯元6選

有田焼おすすめブランド&窯元①
豪華な絵付けが人気「香蘭社」

「site:https://www.koransha.co.jp」の画像検索結果

1879年に設立された香蘭社は、有田焼固有の透明感のある素地の上に施された、豪華で優雅な絵付けが特徴的です。

有田の伝統を集約し、独自に発展させた華やかな見た目の器は、「香蘭社スタイル」や「香蘭社調」などとして親しまれてきました。

また香蘭社では同社内に複数ブランドを有しています。極彩色の鮮やかな絵付けを誇る最上級の「栄左ヱ門」、欧米をはじめとする各国の万国博覧会で名誉金牌を受賞してきたクラシカルな香蘭社調の器を扱う「香蘭社CRASSIC」、赤絵付けの伝統を受け継ぐ「赤繪町工房」など、シーンに合わせて選ぶことができます。

香蘭社HP:https://www.koransha.co.jp/

有田焼おすすめブランド&窯元②
プロ仕様の高級ブランド「やま平窯」

やま平窯のイメージ

業務用食器の技術をもってやま平窯が開発したのは、厚さ1㎜以下という驚異の薄さながら割れにくいエッグシェルという磁器です。1300度の高温で13時間掛けて焼き締められることにより、強度と繊細な薄さを実現しています。

やわらかな質感としなやかで強い日本の心を感じさせるシンプルな絵付けは、器の枠を超えた作品としての魅力をも備えています。食の楽しさを器から提案する、プロ仕様で高級な有田焼ブランドです。

やま平窯HP:https://yamaheigama.co.jp/

有田焼おすすめブランド&窯元③
フカガワブルーで名高い「深川製磁」

1894年創業の深川製磁は、史上最大の規模を誇った1900年巴里万国博覧会において最高名誉の金賞を受賞した釜元。

以来力強い欧州の気風と日本の繊細さを盛り込んだ「深川様式」と呼ばれるデザインを確立し、確かな品質と技術を守り続けてきました。特にフカガワブルーと呼ばれる藍色のグラデーションは、他では表現できない繊細な色彩となっています。

深川製磁HP:https://www.fukagawa-seiji.co.jp/ec/

有田焼おすすめブランド&窯元④
有田焼に新たな風を吹き込む「ARITA PORCELAIN LAB」

“Nippon” Modern Luxuryをコンセプトとして掲げるARITA PORCELAIN LAB。有田400年の歴史に新たな解釈と可能性を与え、使い勝手の良さと耐久性、上品なデザインを兼ね備えた商品を制作しています。

なかでも七代目弥左エ門が作り出した有田焼の新しい様式「JAPAN」シリーズは、日本の四季を表現した多彩な色彩と質感で人気を集めています。

ARITA PORCELAIN LAB HP:https://aritaporcelainlab.com/

有田焼おすすめブランド&窯元⑤
伝統にとらわれないブランド「KIHARA」

産地商社であるKIHARA株式会社が挑戦しているのは、伝統にとらわれすぎることなく、時代と流行に合わせて有田焼を新しい世代へとつなぐ試みです。

各工程において専門の職人が携わり、国内外の有名アートディレクターとも共同開発を行うことで、有田焼の伝統技術と現代的なデザイン性、そして機能性の融合を実現させています。幅広い商品展開で使う人の多様なニーズにフィットするブランドです。

KIHARA HP:http://e-kihara.co.jp/

有田焼おすすめブランド&窯元⑥
シンプルモダンを追求「1616 / Arita Japan」

1616 / Arita Japanは、窯元として長い歴史を持つ百田陶園が新たに打ち立てたブランドです。
多様な食卓に馴染む端正な器が展開されています。

制作を指揮するのは、プロダクトデザインやインテリアの設計などを中心に活動する柳原照弘氏、そしてステファン・ショルテンとキャロル・バーイングスによって設立されたオランダのデザイン事務所「ショルテン&バーイングス」。この2組のデザイナーによって、有田焼に新たな命が吹き込まれます。

華やかな絵付けの潮流とは一線を画すモダンでシンプルなデザインのシリーズです。

1616 / Arita Japan HP:http://www.1616arita.jp/

まとめ

現代の日本の食卓にはおもてなしから日常まで様々なシーンがあり、和洋中におさまらないたくさんの料理が並びます。その多様性に万能に活躍してくれるのが有田焼という器。

伝統を受け継ぎつつもデザインの美しさやスタイリッシュさを追求する各ブランドの試みにより、自分にあった商品が必ず見つかるはずです。

華やかな彩りと品格を添えてくれる有田焼を、ぜひ食卓と日々の暮らしの中に取り入れてみてください。

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たとえば、有田焼のマグカップや、宇治の玉露茶葉、若狭塗りの夫婦箸など、BECOSの商品をちょっと試してみたいという方におすすめのラインナップです。

有田焼のブランドに関するよくある質問

有田焼で、モダンなデザインのブランドを探しています。

世界で活躍するデザイナーが集結したブランド『2016/』がおすすめです。食卓で使う食器から、有田焼のアクセサリーなど幅広いラインナップが魅力です。詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

有田焼のブランドで、現代風のデザインのものはありますか?

白を基調にした、シンプルモダンで現代風のデザインが魅力の『UTSUÀ』がおすすめです。絵付けがなく、白地の器は新しいカタチの有田焼と言えます。詳しくは、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

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