有田焼のおしゃれでモダンなブランド・窯元9選

飯島るり
飯島るり(ギフトコンシェルジュ)

日本を代表する陶磁器の産地佐賀県「有田」佐賀県陶磁器工業共同組合に所属しているブランド・窯元だけでも100近くあります。今回は、その有田焼のブランドの中で厳選したおしゃれでモダンなブランドを紹介したいと思います。

BECOSがおすすめするモダンな有田焼ブランド「2016/」

  • 海外の有名デザイナーとコラボしたモダンな有田焼
  • 普段の使い勝手にこだわったデザイン
  • 有田焼の職人が丁寧に作り上げる逸品

1616年に日本で最初の磁器である有田焼が誕生してからおよそ400年。美しく丈夫で機能性の高い器は、長く人々の暮らしに寄り添ってきました。

今回の記事では、ブランドと釜元に焦点を当てて有田焼の世界を探っていきます。鮮やかな絵付けの印象が強い有田焼ですが、実は時代や流行に合わせて新たな境地を開きつつあります。

モダンなデザインから伝統を重視した精巧な図柄まで幅広い商品がありますので、お気に入りを探してみてください。

有田焼についてもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:「有田焼」の特徴~歴史やマイセン窯との関係も紹介!

有田焼のおしゃれでモダンなブランド・窯元9選

香蘭社

「site:https://www.koransha.co.jp」の画像検索結果

1879年に設立された香蘭社は、有田焼固有の透明感のある素地の上に施された、豪華で優雅な絵付けが特徴的です。

有田の伝統を集約し、独自に発展させた華やかな見た目の器は、「香蘭社スタイル」や「香蘭社調」などとして親しまれてきました。

また香蘭社では同社内に複数ブランドを有しています。極彩色の鮮やかな絵付けを誇る最上級の「栄左ヱ門」、欧米をはじめとする各国の万国博覧会で名誉金牌を受賞してきたクラシカルな香蘭社調の器を扱う「香蘭社CRASSIC」、赤絵付けの伝統を受け継ぐ「赤繪町工房」など、シーンに合わせて選ぶことができます。

香蘭社HP:https://www.koransha.co.jp/

やま平窯

やま平窯のイメージ

業務用食器の技術をもってやま平窯が開発したのは、厚さ1㎜以下という驚異の薄さながら割れにくいエッグシェルという磁器です。1300度の高温で13時間掛けて焼き締められることにより、強度と繊細な薄さを実現しています。

やわらかな質感としなやかで強い日本の心を感じさせるシンプルな絵付けは、器の枠を超えた作品としての魅力をも備えています。食の楽しさを器から提案する、プロ仕様で高級な有田焼ブランドです。

やま平窯HP:https://yamaheigama.co.jp/

深川製磁

1894年創業の深川製磁は、史上最大の規模を誇った1900年巴里万国博覧会において最高名誉の金賞を受賞した釜元。

以来力強い欧州の気風と日本の繊細さを盛り込んだ「深川様式」と呼ばれるデザインを確立し、確かな品質と技術を守り続けてきました。特にフカガワブルーと呼ばれる藍色のグラデーションは、他では表現できない繊細な色彩となっています。

深川製磁HP:https://www.fukagawa-seiji.co.jp/ec/

ARITA PORCELAIN LAB

“Nippon” Modern Luxuryをコンセプトとして掲げるARITA PORCELAIN LAB。有田400年の歴史に新たな解釈と可能性を与え、使い勝手の良さと耐久性、上品なデザインを兼ね備えた商品を制作しています。

なかでも七代目弥左エ門が作り出した有田焼の新しい様式「JAPAN」シリーズは、日本の四季を表現した多彩な色彩と質感で人気を集めています。

ARITA PORCELAIN LAB HP:https://aritaporcelainlab.com/

KIHARA

産地商社であるKIHARA株式会社が挑戦しているのは、伝統にとらわれすぎることなく、時代と流行に合わせて有田焼を新しい世代へとつなぐ試みです。

各工程において専門の職人が携わり、国内外の有名アートディレクターとも共同開発を行うことで、有田焼の伝統技術と現代的なデザイン性、そして機能性の融合を実現させています。幅広い商品展開で使う人の多様なニーズにフィットするブランドです。

KIHARA HP:http://e-kihara.co.jp/

ZOA-JAPAN

ZOA-JAPANZOA JAPANは、1891年創業の有田焼専門商社・まるぶんが新たにリリースしたブランドです。

「ZOA」とは、「Zero Origin Arita」の略で、有田焼の原点という意味。もう一度”原点”に立ち返りモノづくりに真摯に取り組む決意が込められています。

初期伊万里の絵柄を中心に現在の絵付職人が手作業で描き上げる「ZOAプライム(Prime)」と、モダン+アート感覚+コスト性を意識してパット印刷製法で作られる「ZOA デイリー(Daily)」の2つのラインがあります。

ZOA-JAPAN HP:https://www.thebecos.com/ja/brand/marubun.html

2016/

2016/

有田焼発祥から400年を記念して打ち立てられたブランド「2016/」。国内外16組のデザイナーが有田の16の窯元・商社を訪れ、節目の年となる2016年を目指して開発を進めてきました。

最小限の線と機能美で表現されたスタイリッシュな商品が多数制作されています。有田焼の強さや手触りとモダンデザインの最先端を同時に味わうことのできる器の数々は、新たなスタンダードとして世界中に長く受け継がれていくはずです。

HP:2016/ HP:https://www.thebecos.com/ja/brand/2016.html

1616 / Arita Japan

1616 / Arita Japanは、窯元として長い歴史を持つ百田陶園が新たに打ち立てたブランドです。
多様な食卓に馴染む端正な器が展開されています。

制作を指揮するのは、プロダクトデザインやインテリアの設計などを中心に活動する柳原照弘氏、そしてステファン・ショルテンとキャロル・バーイングスによって設立されたオランダのデザイン事務所「ショルテン&バーイングス」。この2組のデザイナーによって、有田焼に新たな命が吹き込まれます。

華やかな絵付けの潮流とは一線を画すモダンでシンプルなデザインのシリーズです。

1616 / Arita Japan HP:http://www.1616arita.jp/

UTSUÀ

UTSUÀ

UTSUÀ(うつわ)は日本の磁器発祥の地として400年の歴史を持つ、佐賀県有田から発信する新しいブランドです。

ブランド名は日本語の「器(うつわ)」を世界の人たちが発音しやすいようにUTSUÀとしました。

「器」は食器という意味合いはもちろん、寛容さや謙虚さといった人間の大きさを示す意味にも使われることに因んで、「和・洋問わず、すべての料理を受け入れる」そんな思いが込められています。

2016年の有田焼創業400年事業のひとつとして、有田に滞在したオランダ人デザイナー、タイメン・シュメルダーズがデザインした渾身の作品です。

白い器だからこそ、食材の色や形によって見せる表情を変え、様々なシーンでお使いいただけるアイテムで、お好みによってマットとグロスをお選びいただけるので、様々なコーディネートが楽しめます。

UTSUÀ HP : https://www.thebecos.com/collections/utsua

まとめ

現代の日本の食卓にはおもてなしから日常まで様々なシーンがあり、和洋中におさまらないたくさんの料理が並びます。その多様性に万能に活躍してくれるのが有田焼という器。

伝統を受け継ぎつつもデザインの美しさやスタイリッシュさを追求する各ブランドの試みにより、自分にあった商品が必ず見つかるはずです。

華やかな彩りと品格を添えてくれる有田焼を、ぜひ食卓と日々の暮らしの中に取り入れてみてください。