【北海道の伝統工芸品を解説】アイヌ工芸品や木工品などおすすめの品紹介

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熊田 貴行

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傘 梅雨

北海道の伝統工芸品

札幌や函館、旭川、ニセコなど、外国人も多く訪れる観光地のほか、ジンギスカンや石狩鍋などのご当地グルメも豊富な北海道。そんな魅力の多い北海道には、さまざまな伝統工芸品が存在。アイヌ工芸品の「マキリ」「二風谷(ニブタニ)イタ」「二風谷(ニブタニ)アットゥシ」、木工品の「木彫りの熊」、楽器の「トンコリ」、神聖な敷物の「ポンニカプンペ」といった北海道らしい品もご紹介。本記事では北海道の伝統工芸品の魅力をお伝えします。

アイヌ工芸品とは?

「アイヌ工芸品」とは、日本列島の北部周辺で生活してきたアイヌ民族が作る伝統工芸品です。アイヌの文化のベースには、自然界をはじめとしたあらゆるものに「魂が宿る」という考えがあります。そのため、アイヌの伝統工芸品の文様や刺繍、木彫りにはそれぞれに自然物の象徴や動植物の描写が見られます。北の広大な大地で育まれた独特な文化、それが息づいているのがアイヌの工芸品です。

北海道の伝統工芸品の解説1
【マキリ】

「マキリ」とはアイヌ語で「小刀」を意味し、アイヌ民族の人々は男性女性問わず常に肌身離さず持っていました。柄の部分には先祖の印が刻まれており、父系の家族から脈々と受け継がれてきました。

漫画、アニメでも人気の『ゴールデンカムイ』では、「有古力松」の生存を匂わせるキーアイテムとして「マキリ」が登場。最終巻では「有古の生死」には触れられなかったため、「マキリの製作者は有古なのか?」と読者の間で議論を呼びました。

画像のマキリの作者の故豊川茂雄氏は、長年にわたりアイヌ伝統木彫の復元と制作に取り組み、アイヌ文化の継承と保存に大きく貢献しました。豊川氏の作品の一部は、カナダのブリティッシュコロンビア大学や国立民族学博物館に展示されています。

北海道の伝統工芸品の解説2
【二風谷イタ】

「二風谷イタ」は、北海道の沙流群平取町(さるぐんびらとりちょう)にある二風谷地区に伝わる伝統工芸品。「イタ」とは、アイヌ語で「木のお盆」を意味します。素材に使われるのは、クルミやカツラの木。

イタには必ずアイヌ伝統の文様である「モレウノカ(うずまきの形)」や「シクノカ(目の形)」、「ラムラムノカ(ウロコ文様)」などが彫られます。二風谷イタは日用品として使用するほか、芸術性の高さからインテリアとして飾ってもステキな逸品です。

北海道の伝統工芸品の解説3
【二風谷アットウシ】

「二風谷アットゥㇱ」は、北海道沙流郡平取町で生産されている織物です。オヒョウの木を原料とした糸で作られた織物は優しい手触りとやわらかい雰囲気が魅力。水への耐性とともに通気性にも優れている織物からは、着物や帯、小物などのグッズが制作されています。

糸よって作品の出来栄えがかわるため、糸作りはとても重要。仕事の8割を占めているといわれています。機織り機の道具や手法は100年前から変わらずに伝承されている希少性の高い逸品です。

北海道の伝統工芸品の解説4
【木彫りの熊】

北海道のお土産といえば「木彫りの熊」の置物をイメージする人も多いでしょう。発祥は北海道二海郡八雲町や旭川市だといわれている伝統工芸品。一般的に知られている鮭をくわえているもののほか、座っているものや立ち姿のものなどさまざまな形が存在します。

彫り方も地域によって多少の違いがあるのも特徴のひとつ。昭和40年ごろには観光ブームからお土産物としてのピークを迎えました。ピーク時から見ると需要も職人の数も減ってはいるものの、コレクターのほか民芸品が好きな層がインテリアとして購入するなど、木彫りの熊は再び脚光を浴びています。

北海道の伝統工芸品の解説5
【楽器・トンコリ】

トンコリは、樺太アイヌに伝わる五弦の琴でトドマツを削った楽器です。アイヌでは、おもに踊りの伴奏や恋物語の歌、動物のしぐさの曲の演奏に使われます。

本体は女性の体を象徴していると言われており、頭、耳、首などの体を表しています。特に特徴的なのが、トンコリの中央部にある窪み。これはヘソと言われており、このヘソに魂を模したガラス玉などを入れます。

北海道の伝統工芸品の解説6
【ポンニカプンペ】

「ポンニカプンペ」とは、アイヌ語で「模様入りの小さなゴザ」のこと。良質なガマの葉やオヒョウの皮を採集、木の実で染めて美しい文様を編み上げられています。

元来祭祀や儀礼に用いられたことからアイヌ文化の中では神聖なものとして扱われてきました。

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北海道の魅力的な工芸品3選

北海道の魅力的な工芸品1
【アイヌ工芸を身近に。アイヌコタンが製作したトートバッグ】

【トートバッグ】アイヌ文様トートバッグ | アイヌ工芸 | CIKARPE AKAN

伝統の着物の一部分を取り入れてデザインされたアイヌ文様のトートバッグ。色のコントラストと文様の配置が絶妙なこのバッグは、北海道内有数の集落、阿寒湖アイヌコタンのアーティストが製作しました。

A4の書類やクリアファイルがゆったり入る大きさで、通勤、通勤時のサブバッグや、お買い物など様々なシーンで使用でき、使いやすさも抜群。アイヌの文化を気軽に取り入れられる商品です。

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【トートバッグ】アイヌ文様トートバッグ | アイヌ工芸 | CIKARPE AKAN

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北海道の魅力的な工芸品2
【首元にアイヌの文様がぐるりとプリントされたカッコイイTシャツ】

【Tシャツ】アイヌ文様TシャツB | アイヌ工芸 | CIKARPE AKAN

カッコイイ印象を持つこちらのTシャツは、ニュージーランドのマオリ族との交流の中から発想を得たデザイン。Tシャツの前面や後面、ワンポイントのプリントはよく見かけますが、首元にアイヌの文様がぐるりとプリントされているのは珍しく特徴的です。

アイヌ文化を気軽に日常に取り入れることができ、Tシャツのコレクションしてもおすすめで、Tシャツ好きな方へプレゼントするのもよいですね。

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【Tシャツ】アイヌ文様TシャツB | アイヌ工芸 | CIKARPE AKAN

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北海道の魅力的な工芸品3
【有田焼とのコラボレーション。力強いけどあたたかみのあるアイヌ文様が魅力のお皿】

【皿】染付絵皿(4寸) 郷右近富貴子 | アイヌ工芸 | CIKARPE AKAN

「阿寒湖アイヌコタン」のアーティストと、佐賀県の有田焼の窯元「久保田稔製陶所」がコラボレーションして生まれた染付絵皿です。アイヌ文様と麻の葉紋様などの伝統的な吉祥文様が組み合わされたデザインのお皿もあり、縁起のよさも感じられる作品。

有田焼の白磁に藍色の呉須で文様が描かれ、しっかりと描かれながらも主張しすぎない絶妙なバランスが、デザイン性と使いやすさを兼ね備えています。3種類の絵柄を揃えて使用したりプレゼントするのもおすすめ。

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【皿】染付絵皿(4寸) 郷右近富貴子 | アイヌ工芸 | CIKARPE AKAN

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