
備前焼は、無骨なイメージのものしかないと思っていませんか?最近は、とてもモダンなマグやコーヒーカップをつくる作家さんが増えています。今回は、そんなモダンなマグを紹介したいと思います。
備前焼ってどんな焼き物?
備前焼は、岡山県備前市周辺で作られる陶器で、硬くて割れにくいため、古くから茶器や日用品として親しまれてきました。
その手法は独特で、陶器をコーティングする釉薬を一切使用せず、土肌の触感をそのまま生かして作り上げられます。
「釉薬を使わないと水分が染み込んでしまうのではないか?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが大丈夫なのです。備前焼は1100〜1300度程の高温で約2週間ものあいだじっくりと焼き締められることによって、硬く水を通しにくい陶器に仕上がるのです。
そのため土肌の温かみを感じながらもしっかりと食器として使うことができるのです。
生み出される色や模様はすべて一点もの
備前焼は、土の性質や窯への詰め方、窯の温度変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される模様がその時々で全く異なり、世界に一つしかないものになるのです。
そんな備前焼は、現在日常使いできるものが増えており、マグやコーヒーカップなどの日々の生活で欠かさないアイテムとして人気が高まっています。特に備前焼のマグやカップでコーヒーを飲むと美味しくなるといわれ近年人気が出ていますが、一体何故なのか気になりますよね。
これから備前焼のモダンでおしゃれなマグ・コーヒーカップをご紹介するとともに、備前焼でコーヒーを飲むと美味しくなる理由をお伝えしていきたいと思います。
備前焼のモダンでおしゃれなマグ・コーヒーカップ4選
備前焼のコーヒーマグやカップで飲むと、いつものコーヒーがより美味しく楽しむことができます。これから備前焼のモダンでおしゃれなマグ・コーヒーカップ4選をご紹介していきたいと思います。
備前焼の陶芸家「恒枝直豆」のマグカップ
毎朝使いたい!土のよさを感じるマグカップ
恒枝直豆(つねきなおと)氏は、1971年岡山県倉敷市生まれの備前焼作家。質の良い粘土で1点ずつ成形し作り上げた備前焼のマグカップです。
持ち手部分もしっかりとした大きで使いやすく、日常使いにぴったりのマグカップ。コーヒーやお茶などを入れると備前焼特有の性質により味がまろやかになります。毎朝このカップでコーヒーを飲めば、いつもの一杯もひときわ美味しくいただけそうです。
恒枝直豆
マグカップ
備前焼の陶芸家「恒枝直豆」のコーヒーカップ
来客時におひろめしたいカップ&ソーサー
こちらも備前焼の陶芸家、恒枝直豆氏のコーヒーカップ。備前焼らしい、無骨で温かみのあるコーヒーカップです。
使い込むと表面が滑らかになり、口当たりも自然と良くなります。こちらもすべてが一点もの。ひとつひとつカップがm「味」が異なるので、何脚かそろえて来客時におひろめしたくなりますね。ギフトにもオススメの商品です。
恒枝直豆
コーヒーカップ&ソーサー
備前焼のブランド「出製陶」のデミタスカップ&ソーサー
ブルーが珍しい備前焼のカップ
マットな質感のカップとソーサーのセット。備前焼にはなかなかない色合いです。備前の土と顔料をねりあわせることによってカラフルな色合いが生み出されています。
不純物などを限りなく取り除いているため、口当たり、手触りの良い質感が特徴的。ティータイムの主役になるような、少し変わった備前焼のカップが欲しい方におすすめです。
出製陶
ジョルジュラパン デミタスカップ&ソーサー 群青色
備前焼のお店「DAIKURA」のカップ&ソーサー
シンプルさが魅力の備前焼のカップ
DAIKURA
緋襷 カップ&ソーサーSサイズ
備前焼でコーヒーを飲むと美味しくなる理由
なぜ備前焼で飲むとコーヒーが美味しくなるのでしょうか?「カップでそんなに美味しさが変わるのか?」と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、その秘密が備前焼の特有の製法に隠されているのです。これから備前焼でコーヒーを飲むと美味しくなる理由を3つご紹介していきます。
味がまろやかになる
備前焼のコーヒーカップで飲むと、コーヒーの味がまろやかになるといいます。
備前焼は表面をコーティングする釉薬をかけない独特な方法で焼き上げられます。そのためコーヒーを注いだ際にごく少量の水分が陶器に吸収されます。それが苦み成分やカドといわれる部分の除去に役立ち、コーヒーの味がまろやかになるいわれているのです。
実際に飲み比べてみた人は「こんなに変わるものなのか!」とその違いに驚くそうです。あなたもぜひ飲み比べてみて、その違いを体感してみてください。
温かさが持続する
備前焼のカップは、保温性が高くコーヒーの温かさをより長持ちさせてくれます。
備前焼は釉薬をかけることなく土を焼いて作り上げられます。そのため陶器の中に空気が多く含まれ、周囲に温度が伝わりにくくなっているのです。
コーヒーは冷めるとせっかくの美味しさが半減してしまいますよね。備前焼のカップでコーヒーを淹れれば、より長い時間、温かく美味しいコーヒーを飲むことができます。
深みを感じる
備前焼のカップの口当たりが、よりコーヒーに深みを感じさせてくれるといいます。
備前焼は表面に凹凸があり口当たりがザラザラとしています。コーヒーを飲む時に唇や舌がその土っぽい質感を感じることで、よりコーヒーの深みを感じるのだといいます。
表面をコーティングしていない備前焼だからこそ感じられる深みですよね。
ほかにもいろいろ!魅力たっぷりの焼き物のコーヒーカップ
お気に入りの備前焼のマグやカップは見つかりましたか?備前焼は同じものが世界にひとつとしてなく、あなただけのコーヒーマグになります。ぜひあなただけの素敵な備前焼のマグやカップを見つけて、日々のコーヒーをより美味しく楽しんでくださいね。

備前焼をふくめて、日本全国の産地で素敵な陶磁器製のコーヒーカップがつくられています。作家ものからブランド商品までさまざまですが、BECOSでは多くのマグカップやコーヒーカップを取り扱っていますので、ぜひご覧ください。