【関東地方の伝統工芸品一覧】硝子細工や織物、焼き物など各地域の品を厳選紹介

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

目次

関東地方の伝統工芸品

日本の首都・東京都をはじめ、神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県の1都6県からなる「関東地方」。伝統工芸も盛んで、硝子細工や織物、漆器、陶磁器など、さまざまな品が生産されています。関東の各地域を代表する伝統工芸品をご紹介しますので、お気に入りのアイテムを見つけてくださいね。

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東京都の代表的な伝統工芸品

総面積は全国で3番目の小ささながら、人口数は全国最多を誇り、日本の経済や政治の中心である東京都には67種類の伝統工芸品が存在。「江戸木目込人形」や「江戸切子」など、18の伝統工芸品が国から指定を受けています。東京都を代表する伝統工芸品を3つご紹介します。

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東京都の代表的な伝統工芸品1
【江戸切子】

江戸切子

「江戸切子」は、東京都で作られている硝子細工です。ガラスのカットが繊細で美しく、色のついた部分と透明な部分のコントラストが楽しめる逸品。

カットによって作られる伝統文様は約20種類あり、植物や自然がモチーフです。魚のうろこが重なっているような「魚子文(ななこもん)」や、竹垣をモチーフにした「矢来文(やらいもん)」などが知られています。

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東京都の代表的な伝統工芸品2
【江戸木目込人形】

江戸木目込人形

「江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)」は、東京都の台東区や墨田区、荒川区を中心に作られている伝統工芸品。製造した木製の人形に切れ込みを入れ、そこに布地を組み込むことから「木目込人形」と名付けられました。

明治時代後期以降は、「桐塑(とうそ)」を原料とした人形に変わったことで、大量生産が可能に。現在では、伝統的な日本人形のほか、招き猫やだるま、ハローキティといったキャラクターの品も生産されています。

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東京都の代表的な伝統工芸品3
【江戸扇子】

江戸扇子

「江戸扇子」は、江戸時代から作られる伝統工芸品。同じく伝統工芸品の「京扇子」は骨の本数が25本から35本と多く、繊細でデザイン性の高さが特徴なのに対し、江戸扇子は骨の本数が15本から18本ほどと少なく、広い折り幅のシンプルさや粋が表現されています。

上質な江戸扇子は、閉じる際に「ぱちん」と鳴る音も特徴のひとつ。広い折り幅なので、丈夫で風を起こしやすい実用的な点も魅力です。

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茨城県の代表的な伝統工芸品

青銅製立像として世界一の高さを誇りギネスブックにも登録されている「牛久大仏」や、さまざまな農産物の産地として知られる茨城県には43種類の伝統工芸品が存在。「笠間焼」や「結城紬」、「真壁石燈籠(まかべいしどうろう)」の3品目が国指定の伝統工芸品になっています。茨城県を代表する伝統工芸品を2つご紹介します。

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茨城県の代表的な伝統工芸品1
【笠間焼】

笠間焼

「笠間焼」は、茨城県笠間市とその周辺で生産される陶器の伝統工芸品。長い歴史のある陶器ですが、さまざまなスタイルで作られることから、「自由焼」との名もつけられています。材料は、笠間周辺で採取される粘り気の強い「笠間粘土」。

鉄を含んでいることから、有色に焼きあがります。型にとらわれない笠間焼は、花器や食器などの日常使いできる品から、オブジェや人形なども販売されています。

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茨城県の代表的な伝統工芸品2
【結城紬】

結城紬

「結城紬」は、茨城県の結城市を中心に生産されている絹織物。「大島紬」と同じくらい名の知れた存在で、すべての工程が手作業で行われる結城紬の着物は高級品とされています。

「本場結城紬」の名でユネスコ無形文化遺産にも登録されており、日本だけではなく海外からも評価の高い逸品。完成までに20以上の工程があるなかでも「糸紡ぎ」「絣括り」「機織り」の3つの重要な工程を丁寧に行うことで、価値の高い美しい結城紬が完成します。

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栃木県の代表的な伝統工芸品

日光東照宮や日光山輪王寺などの「日光の社寺」が世界遺産に登録されている栃木県には50種類の伝統工芸品が存在。そのなかでも「益子焼(ましこやき)」は国の伝統工芸品に指定されています。金工品の「天明鋳物(てんみょういもの)」や「益子草木染」などの品のなかから、栃木県を代表的する伝統工芸品を2つご紹介します。

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栃木県の代表的な伝統工芸品1
【益子焼】

益子焼

「益子焼」は、栃木県芳賀郡益子町とその周辺で生産される陶器。気泡を含む陶土を使うことから厚手になり、ぼったりとした温かみのある見栄えが特徴です。

民藝運動の提唱者として知られる「柳宗悦(やなぎむねよし)」らが推奨したことで、益子焼は民芸品として広く知られ、生活のなかに取りれやすいアイテムとして多くの人に愛用されています。

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栃木県の代表的な伝統工芸品2
【天明鋳物】

天明鋳物

「天明鋳物」は、栃木県佐野市で生産される鋳物で、茶釜や文鎮、置物などさまざまな作品が作られています。素材は、鉄やアルミニウムなどさまざま。

江戸時代中期に最盛期だった天明鋳物は、佐野を代表する産業でしたが、現在では4件の工房でのみ作られる貴重な手仕事の品です。美しい光を発する天明鋳物は、お皿や酒器など生活に取り入れやすいアイテムも生産されています。

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埼玉県の代表的な伝統工芸品

市の数が全国最多で、いちごやさといもなど農業も盛んな埼玉県には21種類の伝統工芸品が存在。「春日部桐箪笥」や「岩槻人形」、「秩父銘仙(ちちぶめいせん)」など5つが国の伝統工芸品に指定されています。そのほかにも「越谷ひな人形・越谷甲冑」や「熊谷染(友禅、小紋)」など、さまざまな品が作られている埼玉県の伝統工芸品のなかから代表的な品を2つご紹介します。

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埼玉県の代表的な伝統工芸品1
【春日部桐箪笥】

春日部桐箪笥

「春日部桐箪笥」は、埼玉県春日部市やさいたま市周辺で生産されている木工品。木本来の直線がそのままデザインになったシンプルで洗練された箪笥です。

桐箪笥は「防湿性」と「難燃性」があることから、湿気や火災から中の衣類を守る効果が得られる点も特徴のひとつ。また桐は木材のなかでも軽量なため、持ち運びが楽で、引き出しもスムーズに出し入れできる使い勝手の良さも魅力です。

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埼玉県の代表的な伝統工芸品2
【越谷甲冑】

越谷甲冑

「越谷甲冑」は、埼玉県越谷市で生産されている伝統工芸品。明治時代以前には戦中に使用する防具でしたが、現在では、男児の成長を願う「端午の節句」で飾られる五月人形の鎧兜で使われることが多くなっています。

越谷甲冑は、皮革工芸、金工、漆工といったさまざな職人の技を駆使して作られていることから、総合工芸品とも呼べる品。現在では、ワインや日本酒のボトルにかぶせて使う「ボトルアーマー」など、話題の品を生産しています。

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千葉県の代表的な伝統工芸品

山地のない平坦な地形や房総半島が特徴的な千葉県には68種類もの伝統工芸品が存在。京都府に次ぐ多さで、「房州うちわ」「江戸硝子」「千葉工匠具(ちばこうしょうぐ)」の3つが国の伝統工芸品に指定されています。千葉県の伝統工芸品のなかから代表的な品を2つご紹介します。

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千葉県の代表的な伝統工芸品1
【房州うちわ】

房州うちわ

「房州うちわ」は、千葉県南部の館山市や南房総市で生産されるうちわで、香川県の「丸亀うちわ」や京都の「京うちわ」とともに日本三大うちわのひとつに数えられています。

房総半島南部の女竹を使用しており、柄の美しい形状が特徴的。21の工程があり、すべて手作業で作られています。涼をとる実用的な使い方のほか、インテリアとしても注目を集めている逸品です。

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千葉県の代表的な伝統工芸品2
【江戸硝子】

江戸硝子

「江戸硝子」は、東京都でも生産されていますが、千葉県も生産地として知られています。手作りで製造されるため、ひとつひとつが異なり、特有の味わいとなって現れる点が特徴の品。

薄くシャープで、口当たりや手触りが滑らかな江戸硝子は世界からも高く評価されている逸品です。ガラス食器のほか、ニーズに合わせた多種多様な品が作られています。

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神奈川県の代表的な伝統工芸品

温泉地の箱根や、大仏で知られる鎌倉、都会的な横浜など、いろいろな魅力が体験できる神奈川県には22種類の伝統工芸品が存在。「鎌倉彫」や「小田原漆器」、「箱根寄木細工(はこねよせぎざいく)」の3つは国の伝統工芸品に指定されています。神奈川県を代表する伝統工芸品を2つご紹介します。

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神奈川県の代表的な伝統工芸品1
【鎌倉彫】

鎌倉彫

「鎌倉彫」は、神奈川県鎌倉市とその周辺で生産される木工品。仏具や仏像に使われる技術でしたが、現在では皿や盆、手鏡などの生活用品が中心です。

鎌倉彫は、職人の熟練の技によって彫られる草や花などの模様が特徴的。実用品として使うだけではなく、鑑賞する楽しみもあります。漆は何層にも重ねて塗られるため、長く使うほどに落ち着き、艶や美しさが増す伝統的工芸品です。

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神奈川県の代表的な伝統工芸品2
【小田原漆器】

小田原漆器

「小田原漆器」は、神奈川県小田原市で生産されている漆器で、主に欅(けやき)が材料として使われます。美しい木目をいかした作品が多く、艶やかな質感が特徴の品。

「摺漆塗(すりうるしぬり)」と「木地呂塗(きじろぬり)」「彩漆塗(いろうるしぬり)」の3つの技法によって木目の美しさが引き出されます。お皿やお椀など、シンプルながらもスタイリッシュなデザインが魅力です。

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群馬県の代表的な伝統工芸品

山が多く、関東地方では栃木県に次ぐ2番目に大きな面積を誇る群馬県には52種類の伝統工芸品が存在。織物や染織品、木工品などさまざまあるなかで「伊勢崎絣」と「桐生織(きりゅうおり)」は国の伝統工芸品に指定されています。群馬県の代表的な伝統工芸品を2つご紹介します。

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群馬県の代表的な伝統工芸品1
【桐生織】

桐生織

「桐生織」は、群馬県桐生市とその周辺で生産されている織物で、京都の「西陣織」に匹敵する魅力があることで知られ、「西の西陣、東の桐生」とも言われている逸品。桐生は、養蚕に適した気候や地形で、絹の生産が行われていたことも桐生織が生まれた背景のひとつに挙げられます。

桐生織は製造元ごとに異なる7つの技法があり、代々受け継がれている点が魅力。柄の決まりがないため、伝統的なものから現代風の柄までさまざまな作品が楽しめます。

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群馬県の代表的な伝統工芸品2
【伊勢崎絣】

伊勢崎絣

「伊勢崎絣」は、群馬県伊勢崎市とその周辺で生産される織物で、1200年以上の歴史を誇ります。伊勢崎市や近郊では養蚕業が盛んなこともあり、織物産業が発展。

種類が豊富な「絣技法」はすべて手作業で行われ、高度な技術を要します。素朴な柄が織られた反物のほか、のれんやネクタイ、テーブルクロスなど、現代のニーズにマッチした品も開発されています。

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北関東の各県には伝統工芸品がありますか?

茨城県には「笠間焼」「結城絣」、栃木県には「益子焼」、群馬県には「桐生織」「伊勢崎絣」などの国指定の伝統工芸品があります。関東地方の伝統工芸品はこちらからご覧ください。

関東甲信越には伝統工芸品がありますか?

関東甲信越には数多くの伝統工芸品が存在します。甲信越の伝統工芸品はこちらをご覧ください。関東地方の伝統工芸品はこちらからご覧ください。

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