
コンシェルジュ
開店祝いに現金を祝儀袋に入れて贈ろうと思っている人の中には、どんな祝儀袋を選べばいいのか、お金の入れ方やマナーがよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは開店祝いにご祝儀を贈るときに知っておきたいマナーや祝儀袋へのお金の入れ方について解説するとともに、開店祝いに適したおしゃれな祝儀袋の選び方やBECOS journalが厳選したおしゃれな祝儀袋6品も紹介します。
基本的なマナーは守りつつ、相手に敬意を払えるご祝儀袋で開店お祝い金を包みたいと考えている人は、ぜひこのページを参考にしてください。
開店祝いを包む前に知っておきたい!祝儀袋へのお金の入れ方
祝儀袋へのお金の入れ方・手順①
お札は肖像を表側向きにして中袋に入れる
祝儀袋にお金を包む場合、まずはじめに中袋と呼ばれる封筒式の袋にお札を入れます(中袋は中包みと呼ばれることもあります)。中袋を開けたときに、お札に刷られた人物の肖像が、上に出てくるよう表向きになるように入れてください。
お札を複数枚入れる場合は向きも合わせておき、お札は折り跡やしわのない新しいものをできるだけ使います。
また、中袋には名前や住所、包んだお金の金額を記入することをお忘れなく。個人情報が中袋に書いてあることで、誰からどれくらいのお金をいただいたのかが一目で確認でき、内祝いの品を贈りやすくなります。
祝儀袋へのお金の入れ方・手順②
水引を引き下げ祝儀袋の上部を開く
中袋にお金を入れたら、祝儀袋の水引を引き下げ祝儀袋の上の部分を開いて中袋を入れます。このとき、中袋の表側が祝儀袋の表側の下にくるよう向きに注意して入れます。水引を引くときは、祝儀袋がキズつかないようそっと動かしましょう。
水引は全部外してしまうと、祝儀袋や水引の形状によってはあとでつけるのが少し大変になることもありますので、取り付けたまま祝儀袋を開けるといいでしょう。
祝儀袋へのお金の入れ方・手順③
下の折り返しを外側にして水引を戻す
祝儀袋に中袋を入れ終えたら、最後に祝儀袋の上の部分を水引の中に入れて封をします。封をするときは祝儀袋の下の折り部分が上にくるようにしましょう。この封の仕方には、幸せやお金をたくさん受け止められるようにという意味合いが込められています。
いっぽう、お葬式などに持っていく不祝儀袋に関しては「不幸が早く落ちていく」という意味を込め、上の折り部分が下にくるように封をします。開店祝いのみならずお祝い事でお金を包むときは、折り返しの向きが逆にならないよう注意しましょう。
祝儀袋へのお金の入れ方については下記の動画も参考にご覧ください!
開店祝いに贈る祝儀袋の選び方|相手を気遣うマナーと一緒に解説
開店祝いに贈る祝儀袋の選び方①
開店祝いには花結びの水引の祝儀袋を選ぶ
開店祝いのお祝い金を入れる祝儀袋には、花結び(蝶結びとも呼ばれます)の水引がついたのものを選びましょう。花結びの水引は、結び目がかんたんにほどけて何度でも結びなおせるということから「何度あってもうれしいお祝い事」へのご祝儀に使われます。
祝儀袋の短冊には、水引の上部分には「御開店御祝」「開店御祝い」「御祝」と記載、水引の下の部分には贈り主の名前をフルネームで記載します。
開店祝いに贈る祝儀袋の選び方②
相手の好みまたはお店の雰囲気に合ったデザインの祝儀袋を選ぶ
最近ではさまざまなデザインの祝儀袋が売られていますが、相手の好みやお店の雰囲気からかけ離れているものは避けたいもの。かと言ってコンビニエンスストアでも売られているような水引などが印刷された安価な祝儀袋は、急ぎで購入したのだろうという印象を与えてしまいます。
相手の好みやお店の雰囲気がわからず祝儀袋のデザインに迷った場合は、白地の祝儀袋に紅白または金銀の水引がついたスタンダードなデザインのものを選ぶといいでしょう。
開店祝いに贈る祝儀袋の選び方③
ハンカチなど布で作られた祝儀袋ならずっと使ってもらえる
おしゃれで豪華な祝儀袋ですが、役目を終えたら処分される運命にあります。水引を小物にリメイクして再利用する方法もありますが、もったいないと感じている人も多くいるのが現状です。
最近ではハンカチや巾着など布でできた祝儀袋も多く販売されています。紙製の祝儀袋にくらべてやや高めなのが難点ですが、祝儀袋としての役目を終えた後もずっと相手に使ってもらえるうえ、ゴミにならないというメリットがあります。
せっかく買った祝儀袋を捨てられてしまうのは悲しいと思う人や、環境に配慮した祝儀袋をプレゼントしたい人におすすめです。
開店祝いにはいくら包めばいい?
開店お祝い金の相場について
開店祝いに包むお祝い金は、相手との関係性によって大きく異なります。仕事上や取引先など、ビジネスパートナーとしてお付き合いしている人や身内や親族への開店祝い金は、3万円か5万円を包みましょう。
親しい友人がお店をオープンさせるときには1万円を包みます。自分のお客様や知人などへの開店祝いは、5千円札を包んで贈ることが多いです。お祝い事でお金を贈る場合、1万円や3万円などの奇数の額面、または奇数枚のお札(2万円を包む場合は1万円札と5,000円札2枚など)を入れるのが一般的です。
商売繁盛を応援して相手を勇気づける
開店祝いに適したおしゃれな祝儀袋おすすめ6選
【紙製】開店祝いに贈りたいおしゃれな祝儀袋4選
開店祝いに適した紙製のおしゃれな祝儀袋1
和モダンな絵柄にシンプルな水引が映えるご祝儀袋
からかみ職人の手によってていねいに仕上げられた和モダンなデザインのご祝儀袋。
叶結びは、リボンの中心の表裏で、「口」と「十」になっていることから、「叶」の漢字をしめしています。「願いが叶いますように」という意味が込められ、新たなチャレンジに臨む開店祝いにもピッタリ。。派手ではない上質な華やかさを持っているのは、紙の美しさを引き立てるデザインだからと言えるでしょう。
唐源
ご祝儀袋 竹 桜雲母
開店祝いに適した紙製のおしゃれな祝儀袋2
お店の業種や好みを問わず喜ばれる!上品で見た目も華やかなおしゃれな祝儀袋
相手の好みやお店の雰囲気もあまりよくわからないけれど、おしゃれで上品な祝儀袋でお祝いを贈りたいと考える人にぴったりな祝儀袋。
金色で刷られた和の模様と赤と金の水引のコントラストが目を引きます。右上ののし飾りもおしゃれです。手摺りの短冊が複数枚ついているので、記入を失敗してしまうか不安な人でも安心。金色で模様が刷られた祝儀袋のほかに、ピンク色で模様が刷られた祝儀袋も販売されています。
唐源
からかみ襖 祝儀袋 金雲母
開店祝いに適した紙製のおしゃれな祝儀袋3
エンボス加工が上品なスタンダードなデザインのご祝儀袋
質感のいい和紙に縁起のいい和柄を浮き上がらせた、シンプルなデザインのなかに上品さを兼ね備えたご祝儀袋。TPOをわきまえたご祝儀袋を贈りたい人や、マナーにうるさい人への開店祝いを贈るときにおすすめの一品です。
祝儀袋にはザラっとした質感で丈夫な奉書紙を使用。奉書紙は、古来より公文書にも使われてきた由緒ある和紙で、目上の人へのお祝い金を包むのにも適しています。
マルアイ
和しぐさ エンボス金封 慶事
開店祝いに適した紙製のおしゃれな祝儀袋4
女性の店主へのお祝いにぴったり!花柄がかわいい祝儀袋
新しくお店をオープンさせる女性店主へのお祝いに、小さな花柄がとてもかわいいエヌビー社のご祝儀袋はいかがでしょうか。ご祝儀袋の裏面まで花柄が印刷されていて、後ろ姿もおしゃれです。
パッケージ裏にはご祝儀袋の使い方やお金の入れ方などの説明書きもあるので、ご祝儀を贈ることに慣れていない人でもマナーに則ってお祝い金を贈ることができますよ。価格も手頃なので、開店祝い以外にお祝い金を包むときにも使いやすい一品です。
エヌビー社
御祝儀袋 御祝 花羅
【布製】開店祝いに贈りたいおしゃれな祝儀袋2選
開店祝いに適した布製のおしゃれな祝儀袋1
お祝い金を受け取ったあとは巾着に変身!中高年向きデザインの祝儀袋
中高年に喜ばれる、和風で落ち着いたデザインの布製の祝儀袋。袋を広げると巾着に早変わり!お店などで使う小物や道具などを入れるのに役立ちます。布地はコットン100%でやさしい肌触りです。
色柄のバリエーションも12色と豊富で、男性にも女性にもプレゼントしやすい点もうれしいポイント。お金だけではなくちょっとしたお祝いプレゼントも贈れてしまう一石二鳥なアイテムです。
結姫/むすびめ
巾着袋に変わるご祝儀袋
開店祝いに適した布製のおしゃれな祝儀袋2
レトロモダンな色合いが斬新!普段使いにもディスプレイにも使えるハンカチ祝儀袋
レトロモダンな和の絵柄がおしゃれな、汎用性の高い布の祝儀袋。礼儀やマナーをわきまえつつも誰ともかぶらない斬新なデザインなご祝儀袋でお祝い金を贈りたい人におすすめです。
祝儀袋は広げると手拭いハンカチになります。ハンカチとして使う以外にも、タペストリーのように壁に広げて飾ったり、商品を展示するディスプレイ用敷物としても使えて便利な一品です。
注染手ぬぐい にじゆら
注染はんかち祝儀袋