本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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薩摩切子は色によって値段が異なるというのをご存知でしょうか?同じ形・大きさのグラスであっても、ガラスの色ごとにその値段には差があります。
「この色が良かったのに、他の色より若干高いのはどうして?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこでこの記事では、薩摩切子はなぜ色によって値段が違うのかを解説します。値段別におすすめの薩摩切子のグラスも紹介するので、薩摩切子の購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
薩摩切子は、鹿児島県を代表する伝統工芸品。グラスにカットを施すことで、光を屈折・反射させきらきらと輝きを放つ「切子」と呼ばれるガラス製品の一種です。
薩摩切子の大きな特徴は「ぼかし」と呼ばれるグラデーションにあります。
透明なクリスタルガラスに、色ガラスを被せて削ると、色の濃淡が生まれるのと同時に、色ガラスと透明なガラスの境界線が曖昧になり独特のグラデーションができあがります。
さらに、伝統的な技術を継承するだけではなく、新たな色や技法が現代でも開発されているのも特徴。進化し続けている伝統工芸品です。
薩摩切子については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。薩摩切子への理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
薩摩切子は同じ形・大きさのグラスであっても、色ごとに値段が異なります。薩摩切子の購入を検討される際に、どうして色で値段が違うのか疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。
薩摩切子が色によって値段が違うのには、大きく以下の2つの理由があります。それぞれ詳しく解説していきます。
薩摩切子は色によって着色に使用する鉱物が異なり、鉱物の価格差によって値段に差が生まれます。
薩摩切子の色ガラスにはさまざまな色がありますが、いずれも混ぜる鉱物や温度を調節することで色を変化させています。なかには希少な鉱物を使う場合もあり、例えば金赤と呼ばれる鮮やかな赤は、その名の通り純金を使用する色です。
ほかにも、通常よりさらにもう一層色ガラスを重ねる「二色衣・二色被せ」と呼ばれる三層構造にする薩摩切子の場合、通常より色ガラスを多く使用しているため値段が高くなります。
薩摩切子は色ごとに難易度が異なり、高度な技術が必要な難しい色ほど値段が高くなっています。たとえば、黄色は発色や色の管理に経験が必要で、職人泣かせの色と言われるほどです。
こうした発色だけではなく、カットにも高度な技術を必要とします。たった0.1mmの深さでも色合いに大きな影響を及ぼします。彫る角度や深さを緻密に計算しなくては、美しいグラデーションは生まれません。
とくに新色である「黒」の色ガラスは光を通さないため、長年の経験と勘がなくては作れない難易度の高い色です。仕上げるのに、他の色ガラスの2~3倍ほどの時間がかかります。
薩摩切子の色ガラスには、さまざまな色の種類があります。
伝統的には「藍」「緑」「黄」「島津紫」「紅」「金赤」の6色。しかし、薩摩切子は伝統技法の復元だけでなく、新しい技法の開拓にも積極的です。
現在では、このほかにも「古式」と呼ばれる淡い飴色のような、薄く淡い黄色の発色にも成功しています。
さらには幕末当時に存在しなかった色として「黒」と「ブラウン」が開発されました。
通常よりもう一層色ガラスを重ねる「二色衣・二色被せ」も、現代で開発された技術で、「瑠璃金赤(るりきんあか)」「瑠璃緑(るりみどり)」「蒼黄緑(あおきみどり)」の3色があります。
薩摩切子と同じく有名な切子に、江戸切子という伝統工芸品があります。両者は産地が異なるだけではなく、大きな違いがあります。
たとえば、薩摩切子の大きな特徴とも言えるぼかしの技術は江戸切子にはないものです。色の濃淡やグラデーションが美しい薩摩切子と違い、江戸切子では色はハッキリとしており、シャープなデザインになっているのが特徴です。
ほかににも成立背景や歴史など様々な点で異なるため、同じ切子でも全くの別物といっても過言ではありません。
デザインやブランドなどにもよりますが、一般的に薩摩切子は江戸切子よりも値段が高いものが多いです。
江戸切子と薩摩切子の違いについては、下記記事で詳しく解説しています。江戸切子と薩摩切子どちらを購入しようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ここからは、薩摩切子のおすすめグラスを値段順に紹介していきます。どれもプレゼントに最適な美しいグラスばかり。桐箱入りなのでお祝いなど特別な日の贈り物にぴったりです。ぜひ予算やシーンに合うものを選んでみてください。
薩摩切子をプレゼントしたいけれど値段が高いのがネックという方におすすめなのが盃。サイズが小さい分ほかに比べると比較的安いため、予算内に収まりやすいでしょう。
幕末当時にはなかった新色のブラウンは、現代でしか味わえない色味を楽しめる人気色のひとつです。鹿児島のシンボル桜島をモチーフにしたデザインも、薩摩切子ならではでいいですね。
薩摩びーどろ工芸
satuma 桜島盃(ブラウン)桐箱入
透明なクリスタルガラスに、緑色と瑠璃色の色ガラスを2色被せてさらなるグラデーションを追求したミニお猪口。緑と瑠璃色が混ざり合うさわやかな色味は、単色の色ガラスでは出せない風情があります。
容量60mlと小ぶりですが、まるでキラキラと輝く宝石のような美しさ。特別な日の贈り物におすすめです。
薩摩びーどろ工芸
satuma 二重被せ ミニ猪口(緑/瑠璃)桐箱入
シンプルで大胆なカットを施した「桜島盃」。逆さに伏せると鹿児島を象徴する活火山、桜島の雄大な姿があらわれます。
先にご紹介したブラウンとデザインは同じですが、こちらは純金を使って発色させる金赤と黒の色ガラスの二重被せ。値段はやや高くなりますが、さらに深みのあるグラデーションの美しさを楽しめます。
薩摩びーどろ工芸
satuma 二重被せ 桜島盃(金赤/黒)桐箱入
薩摩切子の伝統色のひとつ藍色のお猪口。薩摩切子の生みの親とも言える薩摩藩第11代藩主の島津斉彬が、養女である篤姫の嫁入り道具に持たせたのも藍色の切子でした。
落ち着いた深みのある藍色の色ガラスと透明なクリスタルガラスのグラデーションは、吸い込まれるような美しさでいつまでも眺めていられます。実際に酒器として使うのはもちろん、飾ってもおしゃれです。
薩摩びーどろ工芸
satuma 猪口(藍)桐箱入
発色や色の管理に経験が必要で、職人泣かせとも言われる黄色のお猪口。昔の文献には黄金色と記述されており、黄金のように輝く美しい色合いが魅力です。
幕末の薩摩藩で作られていたお猪口の復刻デザインで、格調高さを感じさせます。高級感あるアイテムを好む方にプレゼントすると喜ばれるでしょう。
薩摩びーどろ工芸
satuma 猪口(黄)桐箱入
モダンな印象で和洋どちらの食卓にもマッチし、見た目もおしゃれな馬上杯。全6色(金赤・藍・緑・黄・瑠璃・金紫)から選ぶことができますが、色によって値段が違い、瑠璃色なら一番安く3万円台前半でプレゼントできます。
鮮やかなカラーで、食卓で使うのはもちろんインテリアとして飾っても目を引きます。きっと気に入ってもらえますよ。
薩摩びーどろ工芸
satuma 馬上杯(瑠璃)桐箱入
金赤と瑠璃を重ねた二重被せのお猪口です。鮮やかな赤色と深い瑠璃色が合わさったことで、赤と瑠璃色、赤紫の3色を同時に楽しむことができます。
見る角度や光の加減でさまざまな表情を見せてくれる贅沢な器。ラグジュアリーな気持ちに浸ることができ、お酒を飲む時間がますます楽しくなりそうですね。
薩摩びーどろ工芸
satuma 二重被せ 猪口(金赤/瑠璃)桐箱入
長石などを配合して完成させた新色、薩摩ブラウンのグラスです。落ち着いたカラーのモダンなグラスで、コーディネートに合わせやすいのが魅力。高価なグラスですが、気負わずたっぷり使いたくなるグラスです。
オールドグラスはロックグラスとも呼ばれ、焼酎やウイスキーを入れるのに最適なグラス。深みのある薩摩ブラウンが、お酒をより美味しく感じさせてくれるでしょう。
薩摩びーどろ工芸
satuma 薩摩ブラウン オールドグラス 桐箱入
純金が鮮やかな発色を生む金紫のフリーカップです。金紫は薩摩切子を生み出した島津斉彬がもっとも好んだ色で、島津紫とも呼ばれます。上品で落ち着いた色のため、どんな食卓にもマッチします。
紫がテーマカラーとなる古希や喜寿、卒寿のお祝いにもおすすめです。
薩摩びーどろ工芸
satuma フリーカップ(金紫)桐箱入
幕末のガラスの色をイメージし、淡い黄色に発色させた「古式」シリーズのオールドグラスです。一般的な薩摩切子とはひと味違うやさしい印象の色合いと、細かく施された繊細なカットがテーブルを上品に演出します。
ほどよい存在感で合わせやすいアイテム。飾って楽しむだけでなく、実際に使って楽しんでほしいという方におすすめです。
薩摩びーどろ工芸
satuma 古式 オールドグラス 桐箱入
現代のスタイルとして、新たに生み出された薩摩黒切子のワイングラス。光が通らない黒色ガラスのカッティングは、長年の経験と勘が必要な高度な技術。制作にも通常の2~3倍時間がかかる手の込んだ逸品です。
ボウル部分の繊細なカッティングはため息が出るほど美しく、どんなコーディネートもハイセンスに引き立ててくれます。ラグジュアリーな気分に浸れる特別なグラスを探している方におすすめです。
薩摩びーどろ工芸
satuma 薩摩黒切子 ワイングラス 桐箱入
薩摩切子はカットにより生まれる色の濃淡とグラデーションが特徴。同じ色でも、カットの深さや角度によって様々な表情を見せてくれるため、ひとつのグラスでさまざまな色味を楽しめます。
色彩豊かな薩摩切子ですが、発色の難しさや製造の難易度によって値段に違いが生まれます。
とくに黒のようにカッティングが難しいものや、金赤のように発色に純金が必要なものは高い値段がつけられます。
予算と相談しながら、ぜひ気に入った色のグラスを購入してみてください。
1位
「彩-irodori-」バスタオル2枚 & フェイスタオル2枚セット。あらゆる贈答シーンに対応し、どのような方も思わず笑顔にさせる大満足の逸品です。
税込 16,500 円
★★★★★
(1レビュー)
4位
【牛刀】210mm 高炭素ステンレス鋼割込 磨きダマスカス 樫八角柄-柿渋仕上- | 堺刃物 | 。「縁起の良い贈り物」として包丁のプレゼントはおすすめです。
税込 24,750 円
★★★★★
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\ BECOS編集部が厳選 /
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