本記事の制作体制
BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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一生使える上質な財布が欲しい。そう考えている方には、「日本製の革財布」をおすすめします。私も、日本製の革財布を10年以上愛用していますが、インポートの財布と比べて丈夫で長持ちします。
日本の職人の作る財布は、「ジャパン・クオリティ」の名の通り、伝統的に継承されてきた高い技術とこだわりによって生み出される良品ばかりです。
そこで本記事では、日本全国の上質な「メイド イン ジャパン」を発掘&紹介するBECOSが、おすすめの日本製革財布のブランドと、日本製革財布の魅力についてご紹介します。
ぜひご自身の感性にぴったりと合う「本物の品質」を誇る日本製の革財布を手に入れてみてください。
日本製の革財布には見た目だけではなく、手にして初めてわかるディティールの緻密さや、使い勝手の良さがあります。
海外のハイブランド品も魅力的ですが、職人の手仕事によってひとつひとつ丁寧に生み出される革財布には他にはない深い味わいがあります。
それぞれのブランドがこだわりをもって作り出しています。ぜひ革財布選びの参考になさってくださいね。
食肉として有名な松坂牛ですが、実はその牛革も高品質な素材として製品化されています。油分を大量に含む松坂牛の牛革で作られた表面は、独特の美しい艶があるのが特徴。国内の熟練した職人の手によって、丁寧に生み出されたのがこの長財布です。
この財布を手がけるブランド「バンビ」は、日本で唯一松坂牛革の取り扱いを許されたメーカー。牛革は厳密に管理されていて、ひとつひとつに個体識別ナンバーが刻印されているのも特別感に溢れています。
滑らかな鹿革に色漆で文様を施した、高級感あふれる長財布。山梨県の伝統工芸、甲州印伝の技を駆使して職人が丁寧に作り上げています。
ファスナーを開けると、ファスナー付き小銭入れとカードポケットが12個備えられています。たっぷり容量なので、常に整理整頓した状態で財布を使いたい人におすすめ。
輪と七宝繋ぎの形をアレンジした模様は、絶え間ない繋がりを表すおめでたいデザイン。プレゼントにもぴったりの長財布ですよ。
希少なコードバンを用いた商品。この素材の特徴は、他の素材にはないきめ細やかでなめらかな肌触りです。
革のダイヤモンドとも評される重厚な輝きを放ちます。レザーの質感を生かすシンプルなデザインの財布です。使い込むほどに光沢を増す経年変化を楽しむことができますよ。
ぜいたく品ではなく、ていねいに長く使えるような本当に価値のある商品だけを打ち出すFAROの代表作。特徴はわずか0.4mmという極限の薄さを追求しつつも、耐久性を損なわないよう作られた生地です。
薄く軽い作りながら、小銭やカードの収納スペースはしっかりと確保。高い技術によりなせる機能美を備えています。
国内屈指の鞄メーカー・土屋鞄製作所による製品。ブライドルレザーの風合いを生かした格式高い一品です。
一枚革で作りだされる財布には、調和のとれた美しさがあります。ジャバラ状に開くマチで中身を一目で確認できるので、お札やカードをスムーズに出し入れできますよ。
GANZOは技術面が優れているのはもちろん、素材選びにおいても一切妥協のない高品質な製品づくりにこだわっているメーカーです。この財布は横幅18cmのコンパクトなサイズで、長財布をスマートに使いたい方におすすめ。
イギリス セジュイック社のブライドルレザーを使用し、摩擦や手のオイルによって生じる変化は唯一無二。革マニアにはたまらない一品ですよ。
経年変化による美しさをコンセプトにしたニューブランド・SLOW。メインの素材には歴史ある日本製タンナー・山陽社製のフルベジタブルタンニンレザーを使用しています。
ハリがあり軽量ながら耐久性を兼ね備えた革で、使い続けるうちに顕著な経年変化を楽しむことができます。オーソドックスなデザインですが、カード室が18室と大きな小銭入れが特徴。収納力重視の方におすすめです。
メイド・イン・ジャパンのハンドワークの美しさを重視し、仕立ての良さを一番に引き立てる超一級の素材を、シンプルなデザインで、熟練の職人が丁寧に仕上げる逸品。
天然の革にある「目」を読み、研ぎ澄まされた指先で調整した革財布は風格が漂い、使い込むほどに変化して、自分のものになっていく様子をゆっくりと楽しむことができます。
革の加工技術のなかでも染色に重きを置くYUHAKU。絵画の技術を応用した独自の染色技術によって、透明感のなかに深みのある色合いが生まれます。
他ブランドとは一線を画す美の限りを詰め込んだ財布です。収納機能も十分で、豊富なカードポケットと領収書などが収納できるスペースが用意されています。
表情のある革の模様が魅力の製品。余計な装飾を省いたごまかしのきかないデザインには作り手の自信がうかがえます。
手作業にもかかわらず精緻な縫製は、熟練の職人による技術がなせる業です。モルフォ社が開発したハニーセル型カード入れは、一目でカードがどこにあるか分かる特殊な構造となっています。
二宮五郎商店は東京の墨田区に工房を構える老舗の革工房です。アメリカの老舗タンナー・ホーウィン社の革を取り扱うことができる選ばれたメーカーでもあります。
こちらの商品は同社のシェルコードヴァンを裏地にまで使用したぜいたくな仕上げ。高級な素材感を裏切らない信念のある製品です。一度触っただけで分かる「良いもの」の質感は、一生ものとしてふさわしい価値ある財布ですよ。
日本製の革財布は、日本人が使いやすいように計算されています。
まずはサイズ。日本のお札に適したサイズ設計で、出し入れのしやすさはもちろん、持ち歩く際の見た目の美しさも実現しています。
また、機能性、特に収納に関しても日本人の癖を考慮した設計になっています。
レシートをお財布の中に溜めてしまうこと、ありますよね。また、お店ごとの沢山のポイントカードなど、財布に入れて持ち歩くものが多い日本人にとっては、たっぷりとした収納スペースは欠かせません。
素材や品質が優れているのはもちろん、日本製の財布には日本人が求める機能にも配慮した製品が数多くあります。
日本製の革財布はハイブランドほど品質の良さで勝負しているため、デザインがシンプルなものが多い傾向があります。
絶対的な技術と妥協のないこだわりがあるからこそ、デザイン自体はシンプルに。
だから日本製の革財布は、飽きがこなく、長い間使い続けたくなるのです。
丸みのある角を美しく処理する技法のひとつに菊寄せという技術があります。
角のたるんだ革を放射状に寄せるのですが、これには熟練した職人にしかできない高い技術が要求されます。
日本ブランドでは特に『CYPRIS(キプリス)』の職人の菊寄せは芸術的です。他のブランドや海外ブランドでも採用している技術ではありますが、その緻密さには驚くほどの美しさがあります。
革のフチにコテを使ってライン(捻・ねん)を引いて仕立てる技術です。
革に熱と圧力がかかるため、フチの部分が引き締まり丈夫になります。また、ラインがひかれることでデザインに表情が生まれます。シンプルなデザインの財布ほど、フチのラインが際立ちます。
歪みなく端整なラインを、しかもフリーハンドでひくことができるのは、職人の中でもごくわずか。
捻引きの加工が特に美しいと評判のブランドが『cocomeister(ココマイスター)』。
フチ数ミリに引かれた細くシャープなラインが、シンプルなつくりながらも洗練された印象を与えています。
風琴マチと呼ばれるマチの作り方ができる職人がいることも日本の技術力の高さを表しています。
通常のマチとは逆に、外側に出っ張りが出るマチを「風琴マチ」といいます。この技法により、財布自体が薄く、お札を入れるのがスムーズになるのです。
日本製の革財布ブランドでは「さとり」や「二宮五郎商店」がこの技法を採用しています。
このように、ハンドメイドの温かみと正確な縫製技術の両方を実現できるのは、技術と共にものづくりへの信念を受け継ぐ日本の工房ならではなのです。
日本製の革製品では、もはや高品質な革が使われているのは当たり前といっても過言ではありません。
高い技術を存分に生かすための素材を見極める選定眼はもちろんのこと、技術力が認められ海外の老舗革メーカーから希少な素材の取り扱いを許されている工房や、国内での独自の加工技術を有している工房も。
各工房が独自の工夫をこらしながら、競うようにしてより強く美しい素材を使用しています。
革財布は愛情を込めて使い、大切にお手入れをしていくことで、自分のものに育ちます。
使えば使うほど自分の手に馴染み、革の色合いも良いものへと徐々に変化していきます。
日々のお手入れのポイントをお伝えいたします。
メンテナンスや修理に関して、ブランドによってアフターサービスがあるところもありますので、チェックしてみてくださいね。
まずは全体を簡単にブランシングしてホコリや汚れを取り除きます。
ブラシは柔らかい馬毛や少しコシのある豚毛がおすすめ。縫い目や革のしわなども注意しながら落としましょう。
ブラシで落とした後は乾いた布で乾拭きします。
ブラシを持っていない方は乾拭きだけでも良いですが、その際ホコリや細かいゴミによって革を傷つけないよう注意してくださいね。
革表面を綺麗にしたら、今度は革専用の保湿クリームやオイルを塗り込み、革全体に潤いを与えます。
布に少量のクリームをつけ丁寧に塗り込みます。終わったら革用クロスやTシャツなど柔らかい布のウエスで乾拭きします。
丁寧に磨くように乾拭きすることで艶も出てきますよ。
最後は通気性の良い日陰で自然乾燥させます。最低でも15分から1時間くらいは乾燥させましょう。
人の肌と同じで革製品も潤いを保つことが大切です。
1ヶ月に1回など、定期的に行うことで保湿された良い状態を保つことができます。
濡れてすぐは水脹れのように少しふくれた状態になると思います。乾いた布をぎゅっと押し付け十分に水分を吸い取ったあと、自然乾燥させ、完全に乾いたら保湿クリームを塗ります。
革が傷んでしまいますので、ドライヤーなどを使うのは避けましょう。
革財布は使い込むほどに育ち、使う人と共に変化していくアイテムです。
共に過ごした年月の分だけ、より使う人に合わせて良い風合いへと変化してゆくのです。
上質な日本製革財布は長く使うだけの価値は十分にあります。
ぜひ、日本製の上質な革財布を手にしてみてください。そして長く付き合いながら自分だけの色合い、光沢、深みのある革財布へと変化していく様を想像してみてください。
より豊かな人生を送るアイテムとなること間違いなしです。
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