本記事の制作体制
熊田 貴行BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
熊田 貴行BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
美濃焼(みのやき)とは、岐阜県東濃地方の多治見市・土岐市・瑞浪市・可児市を中心とする地域で生産される陶磁器の総称です。古くは「旧美濃国」と呼ばれたこの土地で、奈良時代から連綿と受け継がれてきた焼き物文化が美濃焼のルーツになっています。
1978年(昭和53年)7月22日、通商産業省(現・経済産業省)より伝統的工芸品に指定されました。現代では洋食器・和食器・タイルなど幅広いカテゴリで国内有数のシェアを持ち、日本の食卓を支える陶磁器産地として知られています。
一方で「多治見焼」「土岐焼」「瑞浪焼」といった名称で呼ばれることもありますが、これらはすべて美濃焼の産地内における地域呼称であり、本質的には同じ「美濃焼」という大きなカテゴリに含まれます。
美濃焼を説明するとき、必ずといっていいほど登場するフレーズが「特徴がないことが特徴」です。これは美濃焼を貶めているのではなく、むしろ最大の強みを端的に表しています。
有田焼の白磁・染付、信楽焼の土感あふれる焦げ肌、益子焼の素朴な民芸調——他の産地の焼き物は、それぞれ際立った「顔」を持ちます。一方、美濃焼は黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部など15品目もの様式を包含し、白磁から黒釉、緑釉まで多彩な表情を持ちます。特定の「美濃らしさ」を一言で言い表しにくい代わりに、あらゆる食卓・あらゆる料理に対応できる柔軟性が美濃焼の真骨頂なのです。
この多様性は、安土桃山時代に茶の湯文化の影響を受けて様々な様式が同時多発的に生まれたことに由来します。時代が変わっても産地全体として新しい様式・技術を吸収し続けてきた結果、今日でも伝統品から現代的なデザインの器まで同じ産地から生み出されています。
美濃焼の歴史は長く、大まかな流れを知ると「なぜ今の美濃焼がこれほど多様なのか」が腑に落ちます。
美濃の地では奈良時代に須恵器の生産が始まりました。その後、平安時代に入ると灰釉をかけた「灰釉陶器」が生まれ、貴族の食器や仏器として用いられるようになります。この時代に培われた釉薬・窯業技術が後世の美濃焼の礎になりました。
鎌倉時代には庶民向けの日常器「山茶碗」が量産され、東日本を中心に広く流通しました。室町時代には隣接する瀬戸(現・愛知県)の陶工が美濃に移住し、瀬戸の技法が美濃の土地に根づいていきます。これが後の「美濃・瀬戸」という二大産地連携の原型です。
美濃焼の歴史において最も輝かしい時代が安土桃山時代です。千利休によるわびさびの茶の湯、そして古田織部(1543〜1615年)による自由奔放な「織部好み」が流行し、多治見・土岐の窯では黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部という四大様式が相次いで誕生しました。
この時期に焼かれた絵志野茶碗「卯花墻(うのはながき)」は、のちに陶磁器として国宝に指定されています。陶磁器で国宝指定を受けることは非常に稀であり、美濃焼が日本の陶芸史においていかに高い評価を受けてきたかを示す象徴的な存在です。
江戸時代に入ると、美濃では磁器生産が始まります。中国・朝鮮の技術を取り入れながら染付(青花)・赤絵などの磁器様式を確立し、全国の城下町へ食器を供給する量産産地としての地位を固めていきます。
明治以降は工業化・機械化が進み、タイル・洋食器なども美濃焼産地で大量生産されるようになりました。20世紀に入ると、陶芸家・荒川豊蔵(多治見市出身)が1930年に大萱(おおがや)で志野陶片を発見。これにより桃山陶が美濃の地で焼かれていたことが証明され、桃山様式の技法復興が加速しました。荒川は1955年に重要無形文化財「志野」「瀬戸黒」の保持者(人間国宝)に認定されています。
国の伝統的工芸品として指定されている美濃焼には、以下の15品目の様式があります。
美濃焼は「瀬戸焼と見分けがつかない」と言われるほど隣接産地と技法が近く、混乱しやすいポイントです。主要な産地との違いを整理します。
瀬戸(愛知県)と美濃(岐阜県)は地理的に隣接しており、室町時代に瀬戸の陶工が美濃に移住した歴史があります。釉薬・土の使い方など技法的な共通点も多く、産地の区別が特に難しいペアです。大きな違いは産地の所在地(県)と、安土桃山時代以降に美濃が独自発展させた「志野・織部・瀬戸黒・黄瀬戸」の四大様式の完成度にあります。これらは美濃が世界に誇る固有の様式として評価されています。
有田焼(佐賀県)は磁器が中心で、白磁の透明感・染付の精緻な絵柄が最大の特徴です。美濃焼は陶器・磁器の両方を含み、より多彩な表情を持ちます。有田焼が「白と藍の美しさ」で一貫したイメージを持つのに対し、美濃焼は様式によって全く異なる表情を見せます。
信楽焼(滋賀県)は粗い土と自然な焦げ・ビードロ(自然釉)が特徴の陶器で、豪快な土感が魅力です。美濃焼は素材・釉薬・技法ともに幅広く、日用食器から茶道具まで用途も多様です。
様式の多さゆえに「どれを選べばいいか分からない」という声も多い美濃焼。生活シーンや好みに応じた選び方をまとめました。
白い長石釉の表面には細かな「ひだすき(緋色の線)」や「ぽつ(小穴)」が自然に生まれ、一点一点が微妙に異なる表情を持ちます。和食全般・お茶との相性が良く、「使うほど愛着が増す」タイプの器を好む方に特に向いています。
緑釉と土色の大胆なコントラスト、歪んだフォルム、幾何学紋様——織部は「完璧な形を嫌い、ゆがみや遊びを愛した」古田織部の美意識が結晶した様式です。和洋問わずインパクトのある食卓を演出したい方、自分だけの個性ある器を探している方におすすめです。
染付の青白さ、粉引の柔らかい白肌は洋食にも和食にも合わせやすく、食卓に統一感をもたらします。初めて美濃焼を選ぶ方には、この2様式が最も汎用性が高くおすすめです。
赤絵や金彩は華やかで目を引き、祝い事や記念品としての格式があります。丸モ高木陶器の「朱金豆皿5点セット」は、伝統的な赤絵と金彩のコントラストが上品で、食器としてもインテリアとしても楽しめる一品です(5,500円)。
100円ショップに並ぶ皿も「美濃焼」と書かれていることがあります。これは事実で、美濃焼産地が国内有数の量産産地であることの証でもあります。では、BECOSで取り扱うような伝統工芸品の美濃焼と、量産品は何が違うのでしょうか。
量産品の多くは型を使った機械成形で効率的に生産されます。一方、伝統工芸士や窯元の作家による器は、ろくろ成形・手ひねり・手描き絵付けなど手仕事の工程が随所に入ります。成形→絵付け・彫付け→素焼き→釉掛け→本焼きという一連の工程を、職人が一点一点確認しながら進めるため、完成までに時間と技術が必要です。
志野であれば「もぐさ土」と呼ばれる粘土を使い、長石を主成分とした白釉を自ら調合します。釉薬の原料や配合比率は窯元ごとに異なり、焼き上がりの表情に個性が生まれます。量産品では均一な仕上がりを優先するため、こうした素材選択の幅は限られます。
伝統工芸士の認定を受けた職人は、令和7年度末現在で美濃焼に38名います。厳しい要件のもとで認定されたこれらの職人が作る器は、技術的な裏づけのある「本物の手仕事」です。BECOSで紹介している丸モ高木陶器の高木正治氏は、美濃焼の技を生かしつつ現代のライフスタイルに対応した商品を生み出している作り手のひとりです。
BECOSでは岐阜県の美濃焼窯元・丸モ高木陶器(作り手:高木正治氏)の商品を取り扱っています。伝統の美濃焼技法を土台に、現代の暮らしや「贈り物」の文脈に合わせた遊び心あふれるラインナップが特徴です。
丸モ高木陶器の「温感シリーズ」は、45℃以上の温かい飲み物を注ぐと模様や文字が浮かび上がり、冷めると消えるという、電気や電池を使わない陶器ならではの仕掛けが魅力です。
誕生日・引越し祝い・母の日など、サプライズ感を重視したギフトとして特に人気を集めています。
【フリーカップ】冷感変化 カップからキュン(2,420円)は、17℃以下の冷たい飲み物を注ぐとハートマークが浮かび上がる「冷感シリーズ」です。アイスコーヒーや冷たいジュースを注ぐたびに表情が変わり、夏のテーブルを楽しく演出します。
【酒器セット3点セット】音が鳴る!桜富士山のサウンド(徳利&盃)(11,000円)は、電池不使用で水圧と空気圧だけで小鳥のさえずり音が鳴るユニークな徳利セットです。お酒を注ぐたびに音が鳴る仕掛けは子どもから大人まで楽しめ、父の日・還暦祝い・男性へのギフトとして喜ばれています。
【豆皿5点セット】朱金豆皿(5,500円)は、美濃焼の伝統技法である赤絵と金彩を組み合わせた上品な豆皿のセットです。薬味皿・箸置き・インテリアとして多用途に使えます。
美濃焼を購入できる場所は大きく3つあります。
BECOSでは作り手の背景・技法の説明とともに美濃焼商品を購入できます。贈り物として使う場合は「誰が・どんな技法で作ったか」という情報があると、受け取る側への説明も豊かになります。
BECOSが厳選した美濃焼のおすすめです。用途や贈る相手に合わせてお選びください。
電池不要で水圧・空気圧の仕組みにより、液体を注ぐたびに小鳥のさえずりが聞こえるユニークな徳利と盃のセットです。お酒はもちろんお茶や水でも楽しめるため、子どもから大人まで幅広く喜ばれます。桜・富士山モチーフの意匠も相まって、日本の工芸らしい遊び心が光るギフトとして最適です。
45℃以上で模様や文字が浮かび上がり、冷めると消えていく温感マグカップの2点セットです。温かい飲み物を注ぐたびにサプライズな変化が楽しめ、ペアギフトとしても好評です。丸モ高木陶器が手がける岐阜県産の美濃焼で、紙箱入りのため贈り物にもそのまま使えます。
温かい飲み物を注ぐと45℃以上で猫の模様が浮かび上がる、美濃焼の温感マグカップ3点セットです。毎日のコーヒーやお茶タイムに楽しいサプライズを届けてくれるため、猫好きな方へのギフトとしても人気です。容量300ml・岐阜県産の美濃焼で、紙箱入りなのでプレゼントにもすぐ対応できます。
美濃焼伝統の赤絵と金彩を組み合わせた、深みある朱色と輝く金のコントラストが上品な豆皿5点セットです。薬味や箸置き、取り皿としての実用はもちろん、飾り皿やインテリアとしても楽しめます。紙箱入りで5枚揃っているため、贈り物や記念品としても重宝します。
温かい飲み物を注ぐと45℃以上で「夢」の文字や模様が現れ、冷めると消えていく美濃焼の温感マグカップです。毎朝のコーヒーや紅茶タイムに小さな感動を添えてくれます。1点からプレゼントにも選びやすい価格帯で、紙箱入りのため手土産や単品ギフトにも便利です。
45℃以上で「絆」の文字や模様が浮かび上がる美濃焼の温感マグカップです。大切な人への気持ちを器に込めて贈れるため、友人や家族へのプレゼントにぴったりです。「夢」と対になるデザインのため、s0111-043とペアで贈るのもおすすめです。
17℃以下に冷えた飲み物を注ぐとハートマーク(キュン)が浮かび上がり、常温に戻ると消える冷感フリーカップです。ビールやアイスドリンクを注ぐたびにサプライズが楽しめ、日常使いはもちろんパーティーシーンでも場を盛り上げます。360ml容量で使いやすく、ちょっとしたギフトにも喜ばれる一品です。
温かいお茶を注ぐと45℃以上で模様が浮かび上がる温感シリーズの大容量湯呑みです。容量900mlのジャンボサイズはたっぷり飲みたい方や、お茶好きの方へのユニークなプレゼントとして喜ばれます。岐阜県産の美濃焼で紙箱入りのため、贈り物にもそのまま対応できます。
美濃焼は「特徴がないことが特徴」という言葉通り、多様な様式・技法・価格帯を包含する日本最大級の陶磁器産地です。奈良時代から続く長い歴史、安土桃山時代の黄金期に生まれた志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒の四大様式、そして国宝「卯花墻」に代表される文化的価値——これらは量産品には宿らない、手仕事の美濃焼だけが持つ背景です。
日常の食卓で毎日使う器だからこそ、作り手の顔が見える一点を選ぶことに意味があります。BECOSでは丸モ高木陶器をはじめとする美濃焼の作り手の商品を取り扱っています。ぜひ実際の商品ページから、あなたの食卓に合う一枚・一碗を探してみてください。
1位

「彩-irodori-」バスタオル2枚 & フェイスタオル2枚セット。あらゆる贈答シーンに対応し、どのような方も思わず笑顔にさせる大満足の逸品です。
税込 16,500 円
★★★★★
(1レビュー)
4位

【牛刀】210mm 高炭素ステンレス鋼割込 磨きダマスカス 樫八角柄-柿渋仕上- | 堺刃物 | 。「縁起の良い贈り物」として包丁のプレゼントはおすすめです。
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★★★★★
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