菜切包丁とは?
菜切包丁とは、主に野菜を切る・刻む用途で使われる包丁です。刃は幅広くて薄く、先端は尖っておらず四角い形をしている点も特徴のひとつ。少ない力でも食材に刃が入りやすく、カボチャやサツマイモなどの硬い野菜もスムーズにカットできます。刃が幅広いので、白菜やキャベツなどの大きめの野菜を一気に切ることも可能。ぶつ切りや千切り、そぎ切り、かつらむきなどもしやすくなっており、家庭に1本あると重宝するアイテムです。
菜切包丁の上手な選び方
菜切包丁の上手な選び方1
【刃渡りで選ぶ】
菜切包丁を選ぶ際は刃渡りをチェックしましょう。いろいろなサイズがありますが、家庭用に適しているのは刃渡り16cm前後の包丁です。刃渡りで迷った場合には、16cmを目安に選択するとよいでしょう。刃渡りが小さな菜切包丁は小回りが利くことから、かつらむきや皮むきなどがしやすく、大きな菜切包丁は、硬い野菜や大きな野菜をカットするのに適したサイズ感。使う用途を考えて選びましょう。
菜切包丁の上手な選び方2
【ブレード(刃)の素材で選ぶ】
ブレードの素材は切れ味やお手入れのしやすさを決めるためとても重要です。「ステンレス」「鋼」「複合材」「セラミック」が主な種類で、それぞれの特徴は以下のとおりです。
●「ステンレス」…耐久性が高く、錆にも強いためお手入れしやすい点が特徴
●「鋼」…重みがありこまめな手入れが必要だが切れ味が鋭くよく切れる
●「複合材」…鋼やステンレスなどを組み合わせた素材で切れ味や手入れのしやすさを併せ持つ
●「セラミック」…金属臭がなく軽量で錆びない
切れ味を重視するなら鋼製、お手入れのしやすさを求めるならステンレス製や複合材がおすすめです。
菜切包丁の上手な選び方3
【ハンドル(柄)の素材で選ぶ】
菜切包丁のハンドルの材質は「天然木製」「ステンレス製」「合板木材」を使用した品が多く、材質によって握り心地がことなるため、違いを確認しておくことが大切です。天然木を使った柄であれば濡れた手でもっても滑りづらく、刃と柄が一体になったオールステンレス製であればお手入れが簡単で手軽に使えます。合板木材を使用したものは、手に馴染みやすくお手入れも簡単です。ブレードと同様に重視したい点に絞って選びましょう。
菜切包丁の上手な選び方4
【使っている包丁に合わせて選ぶ】
菜切包丁は、現在使用中の使い慣れている三徳包丁や出刃包丁などに合わせて選ぶのもおすすめです。現在使用中の包丁の重量に似た菜切包丁を選べば、手が疲れることなく、違和感なく使えるでしょう。同じブランドやシリーズのアイテムを選べば柄の形や材質、刃の素材などもあらかじめ理解できます。見た目に統一感を出したい人にもおすすめです。
菜切包丁の上手な選び方5
【デザインで選ぶ】
菜切包丁はブレードの材質やハンドルの形状など、デザインで選ぶことも可能です。オールステンレスの菜切包丁はスタイリッシュさがあり、鋼と天然木のハンドルの菜切包丁は伝統的な包丁の良さを感じることができます。ブレードもハンドルも黒い菜切包丁なども発売されているため、デザインも決め手のひとつにしてお気に入りの1本を選んでください。
刃渡り別に紹介!
菜切包丁のおすすめ9選
菜切包丁のおすすめを9選ご紹介します。刃渡り16cm程度の家庭で使いやすい菜切包丁のほか、小さなサイズの菜切包丁のなかから厳選しました。刃渡り別に選んだので用途に合わせて選んでくださいね。
【刃渡り16cm以上】
菜切包丁のおすすめ6選
【刃渡り16cm以上】菜切包丁のおすすめ1
【波紋模様が特徴的な「越前打刃物」の菜切包丁(165mm)】
ハンドルには天然木の「ウエンジ」を使用。メンテナンス性にも優れた日常使いできる菜切包丁です。波紋模様は1丁ごとに異なるため、1点ものの菜切包丁を手に入れたい人におすすめします。
龍泉刃物
【越前打刃物】梵天雲龍 和 菜切165mm
【刃渡り16cm以上】菜切包丁のおすすめ2
【抜群の切れ味と錆びづらさが特徴の「堺刃物」の菜切包丁(160mm)】
ほかの鋼に比べて錆びづらい点も大きな特徴のひとつ。ハンドルは樫を使った八角柄に、抗菌・防腐・防水の作用があるとされる柿渋塗をほどこした仕上げは高級感が漂います。切れ味の鋭い菜切包丁がほしい人におすすめの1丁です。
山脇刃物製作所
【堺刃物】コバルトステンレス割込 69層ダマスカス 菜切160mm 樫八角柄-柿渋仕上
【刃渡り16cm以上】菜切包丁のおすすめ3
【漆黒の波紋とハンドルの焼き加工がマッチした菜切包丁(165mm)】
ハンドル部分には、耐腐食性や耐久性に優れた作用をもつ「栗の木」を使用、焼き加工を施した表面と、ハンドルの表情がマッチする1本です。
燕人の匠
DPダマスカス 菜切包丁 165mm
【刃渡り16cm以上】菜切包丁のおすすめ4
【オールステンレス一体型のGLOBALの菜切包丁(180mm)】
ブレードとハンドルが一体化したオールステンレスのアイテムなので、雑菌が繁殖しづらく、衛生的に保てます。ハンドルのドットパターンが特徴的。刃渡りが長いので、キャベツや白菜も一気に切ることが可能ですよ。
GLOBAL
菜切包丁 18cm
【刃渡り16cm以上】菜切包丁のおすすめ5
【京セラのセラミックを使用した最高グレードの菜切包丁(160mm)】
ブレードは「ブラックブレード」を採用した商品で、従来のタイプよりも20%以上も刃の強度が高まっています。ハンドルは積層強化木を使い、職人がひとつひとつ丁寧に作り上げています。金属臭がなく錆びないセラミック製が使いたい人におすすめです。
京セラ
京セラファインプレミアエクセレント セラミック菜切包丁160mm
【刃渡り16cm以上】菜切包丁のおすすめ6
【切れ味鋭い複合材を使った関孫六の菜切包丁(165mm)】
ハンドルには天然木を使用し、口金には耐久性の高い「水牛の角」を使ったアイテム。切れ味と耐久性にこだわりながらもコストパフォーマンスが高い菜切包丁を求める人におすすめです。
貝印
関孫六 金寿本鋼 菜切包丁 165mm
【刃渡り15.5cm以下】
菜切包丁のおすすめ3選
【刃渡り15.5cm以下】菜切包丁のおすすめ1
【小型でも安定感のあるGLOBALの菜切包丁(140mm)】
刃渡りは短めですが、重量があるので、カットする際の安定感が魅力。根菜類のカットやキャベツの葉を数枚まとめて行う千切りなどに重宝しますよ。大きな菜切包丁をもてあます人におすすめの安定感のある1本です。
GLOBAL
小型 菜切包丁 140mm
【刃渡り15.5cm以下】菜切包丁のおすすめ1
【食材の刃離れがよいグレステンの菜切包丁(130mm)】
ハンドルにはステンレスを使い、一体型の仕様で衛生面で優れた商品。細かな作業をしたい人におすすめの菜切包丁です。
グレステン
小菜切包丁130mm
【刃渡り15.5cm以下】菜切包丁のおすすめ1
【重量の軽い包丁を求める人におすすめの関兼常の菜切包丁 (135mm)】
大きな野菜を丸ごとぶつ切りにするのはムリですが、何枚か重ねての千切りやかつらむきなど細かな作業に最適です。小ぶりな菜切包丁は手の小さな人におすすめで、重量も90gと軽いので、現在同じぐらいの重さの包丁をお使いの人であれば違和感なく使用できます。
関兼常
関の刃物 小型菜切包丁 135mm
- 菜切包丁のおすすめのサイズは?
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いろいろなサイズがありますが、家庭用に適しているのは刃渡り16cm前後の包丁です。刃渡りで迷った場合には、16cmを目安に選択するとよいでしょう。刃渡りが小さな菜切包丁は小回りが利くことから、かつらむきや皮むきなどがしやすく、大きな菜切包丁は、硬い野菜や大きな野菜をカットするのに適したサイズ感。使う用途を考えて選びましょう。刃渡り別の菜切包丁のおすすめはこちらからご覧ください。
- 菜切包丁のメリットは?
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菜切包丁のメリットは少ない力でも食材に刃が入りやすく、カボチャやサツマイモなどの硬い野菜もスムーズにカットできる点。刃が幅広いので、白菜やキャベツなどの大きめの野菜を一気に切ることも可能。ぶつ切りや千切り、そぎ切り、かつらむきなどもしやすくなっており、家庭に1本あると重宝するアイテムです。刃渡り別の菜切包丁のおすすめはこちらからご覧ください。