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錫は飲み物を美味しくしてくれる効果があるって聞いたことありますか?私も錫のぐい呑を愛用しているのですが、お酒が本当に美味しくなるんです!今回はそんな錫の魅力について紹介していきますね!
1,300年前の飛鳥・奈良時代に日本に伝わってきた錫(すず)は、錫石などに含まれている物質です。
錫の特性はさまざまですが、そのひとつにジャンルを問わず飲み物を美味しくしてくれる効果が期待できると言われています。
では錫にはどのような魅力があるのか、詳しく紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
飛鳥・奈良時代に日本に伝わってきたと云われている錫。
錫は錆びにくく、色の変化が少ない金属です。有毒性も低いことから、酒器や茶器として、また神仏器具としても幅広く利用されてきました。
神様にお供えするお酒の「御神酒徳利」は錫製のものが多く見られます。 銅と合わせた「青銅器」も神社仏閣でよく目にしますよね。
つまり「錫」は神様に捧げる物としても扱われ、希少価値が高いのです。
では、金属として具体的に、どのような特徴があるのでしょうか。
錫の大きな特徴として、融点が低いということが挙げられます。
232度で溶解し、専用設備や溶解炉を必要としないことから、街中の小さな工房でも加工することが可能となります。
錫は金属の中でも、特別柔らかい特徴を持っています。
衝撃に弱く、指や布・紙が触れただけでも傷がついてしまうことがあるのです。
その分、変形したとしても、安易に溶解して作り直すことができます。
錫は元々灰色の鈍い光沢をもっていますが、それを柔らかい布で磨くことで、綺麗な輝きを与えることも可能です。磨くほどにピカピカ輝きますので、その性質をデザインに生かすことも可能です。
錫の特徴として、熱伝導率が優れているという点も挙げられます。
陶器と比較すると、錫の方が1.8倍の速さで熱を移動させ、50倍のスピードで器全体に熱を伝えることができるのです。
錫イオンの効果で殺菌・鮮度を保つといった特徴を持っています。また、浄化する作用がはたらき、水を入れるとまろやかにしてくれます。
錫は金属の中でも特殊で、空気中でも水中でも錆びや腐食の少ない安定した素材です。鉄のように時間を置いたら鈍い色合いになることもほとんどありません。
また腐食が少ないということは、有害物が溶け出すようなことも少ないということ。人体に悪影響を及ぼすことがないのも魅力です。
また、防湿性もありますので、長期間保存するための容器にも向いています。
金属には特有の香りがあります。ほとんどが鉄のようなサビた臭いを連想する場合が多いですよね。
しかし錫の場合は、フルーティで甘い香りがするのが特徴になります。果実のような香りで、注いだお茶やお酒を引き立たせてくれるのです。
だから錫は古くから錫器として幅広く利用されていたんですね!
錫の金属としての特徴をふまえ、実際に器として使う際のメリット・デメリットを挙げてゆきます。
・加工が簡単
・メンテナンスが簡単で長く使ってゆける
・傷も独特の風合いになり変化を楽しむこともできる
・直接火にかける鍋やヤカンといった器具の素材としては不向き
・電子レンジの使用や極端に熱い料理の盛り付けはNG
・高温のものの近くに置けない
・零下30度以下の場所に置くと、ボロボロに崩れてきてしまう錫特有の現象
・家庭用冷蔵庫冷凍庫に長時間入れっぱなしにするのは要注意
錫は特性を最大限活かすことができる「酒器」として利用されることが多いです。
酒器にもいくつか種類があり、「盃」「おちょこ」「徳利」…など多岐にわかれます。
錫器(すずき)は、飲み物をまろやかにし、温かい物は温かいまま、冷たい物はより冷たい状態をキープしてくれるのが最大の魅力です。
では具体的に、現代ではどのような形で錫が使用されることが多いのかみていきましょう。
いわゆるグラスとして使えるタイプ。シンプルなフォルムで手に馴染みやすく使い勝手がいいのが特徴です。
冷えたビールを飲むためのタンブラーとして開発されたものも多く、手のひらサイズからたっぷりと容量が保てるものなどサイズ展開も豊富。お好みで選びましょう。ペア商品も多く販売されているため、記念日などの贈り物として選ぶのもおすすめです。
タンブラーに比べると容量が大きいものが多く、ビールなどのお酒をたっぷりと飲みたい時に重宝するアイテムです。
ビールだけではなく、冷たいアイスコーヒーとの相性も抜群。夏には出番も多くなることでしょう。
日本酒を飲む時に使用できる「ぐい呑み」は、キンキンに冷えた日本酒を飲むのにおすすめ。おちょこよりも容量が多いため、時間をかけて晩酌を楽しめますね。さまざまなデザインのものが販売されているのでチェックしてみましょう。
飲み物をいただく時間を、上質なものにしてくれる錫器。日本では「能作」と「大阪錫器」という2大ブランドが、「錫」を扱う代表的なブランドとして知られています。
それぞれどのようなブランドなのか、ご紹介いたします。
「より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る」ということを企業理念として、錫の容器を製造しているブランド、能作。富山県高岡市にある会社で、400年近くの伝統を活かした、職人の技術が冴えています。
職人各々の技術が遺憾なく発揮されるため、それぞれの工程は完全分業制となっているのが、能作の特徴です。
溶かした金属を鋳型に流し込む、「鋳造」を基本とした製造方法で、確かな品質の商品を顧客に届けています。
熱伝導がよく、飲み物をまろやかにしてくれる錫の魅力を味わうならば、シンプルな形が一番。こちらは錫を溶かして型に流し込む際にできる梨地調のザラザラとした質感が特徴です。この凹凸がよりクリーミーできめの細かい泡を生み出すのです。
こちらのアイテムは270mlとちょうど良いサイズ感のベアカップです。ビールだけでなく、コーヒーなどにもおすすめです。ふたりの晩酌の時間がより楽しいものになりますよ。結婚祝いや記念日の贈り物に最適です。
【高岡銅器】能作
ビアカップ 2ヶセット
錫の金属としてのやわらかさを利用し、自分で変形できるカゴに仕上げました。手で簡単に曲げることができるため使うシーンに合わせて変幻自在に形を変えてゆけますので、ひとつでたくさんの用途を生み出すことができますよ。
見た目もシンプルでおしゃれなため、ハイセンスなーブルコーディネートが完成します。錫はフルーティーな香りと錫イオン効果も持ち合わせていますので、そのまま口にするパンのような食材を乗せてもOK。おもてなしの幅が広がります。
【高岡銅器】能作
KAGO – ダリア
錫はやわらかいため加工しやすいのが特徴です。本来、槌目仕上げは職人が一点一点小さな金槌を打ち込んで仕上げています。その工程を自分で体験できるキットができました。付属の小さな金槌をタンブラー側面に打ちつけ槌目をつけてゆきます。
ぐい呑みふたつと型と金槌がセットになっていますので、大切な方と分あってつくることができます。ご夫婦の記念日に、お互いに作りあうのも素敵ですね。槌目をつくる過程を動画にしていますのでぜひご参考になさってください。
【高岡銅器】能作
鎚目キット – ぐい吞2ヶ入
大阪で錫の器を製造し始めた起源は1679年と言われています。大阪錫器は1949年創業のブランド。創業以来現代に至るまで、技術や技法は洗練され、伝統的なモノ造りを通して品質のいい錫器を提供しているのが特徴です。
主に酒器や茶器といった、飲み物に関する商品を多く製造しているので、本格的に美味しい味わいを表現することができるのが、大阪錫器の商品の魅力です。
錫器で国内最大級のシェアを誇る大阪錫器。伝統的な錫器の技術で、その時代その時代のライフスタイルに合わせてつくられる高品質の錫器か魅力です。
こちらは細かな筋目が入ったぐい呑みです。錫器はお酒をまろやかに感じさせてくれるのが魅力のひとつ。おめでたい富士をモチーフにし、青・赤・白・黒・黄の五色が展開されています。名入れ可能で、桐箱入りですので贈り物にもおすすめです。
【大阪浪華錫器】大阪錫器
富士山シリーズ ぐい呑
大阪錫器は各地の伝統工芸とのコラボレーションもしています。こちらは漆塗りの最高峰・輪島塗で仕上げた贅沢な棗です。錫の防湿&浄化作用は、保存容器にもうってつけ。中に入れるものを湿度から守り、殺菌作用によって鮮度を保ちます。
棗はお抹茶を保存しておくための重要アイテム。こちらは錫の表面に蒔絵でおしどりが描かれた格式高い一品。おしどりは二羽常に一緒にいることから仲睦まじさ、平和の象徴として知られています。内蓋には清らかさを示すハスが描かれています。
【大阪浪華錫器】大阪錫器
輪島仕上げ 棗 おしどり 蒔絵
錫は熱伝導がよいのが大きな特徴です。飲み物を入れて直接口するタンブラーやぐい呑みが多いですが、ワインクーラーとしても大きな役割を果たします。錫のワインクーラーは氷を長持ちさせ、短時間で冷やすことができるのです。
ワインを冷蔵庫で冷やす方も多いかと思いますが、ワインクーラーなら、テーブルの上で適温の美味しいワインがいただけますよ。テーブルもぱっと華やかになりますし、お家でゆっくりとワインを味わいたい方には必須アイテムともいえるでしょう。
【大阪浪華錫器】大阪錫器
ワインクーラー さざなみ
錫器は、普段飲んでいるお酒を味わい深い物にし、なんでもない日を特別な日に変えてくれるアイテムです。
少し贅沢したいなと思う時には、錫器を用意してみましょう。夏場にはキンキンに冷えたビールが美味しく飲め、冬の日にはお燗した日本酒で温まることができますよ。まずは自分用に買って、錫器の良さを実感してみてください。
錫を素材としたさまざまな商品を、以下の記事でもご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
\ BECOS編集部が厳選 /
伝統工芸品おすすめランキング発表
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