【中部地方の伝統工芸品一覧】焼き物や漆器、家具など職人こだわりの逸品を厳選紹介

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

目次

中部地方の伝統工芸品

日本の中央部に位置する「中部地方」は、愛知・岐阜・静岡・山梨・長野・新潟・富山・石川・福井の9県からなるエリア。東海地方と北陸地方、甲信越地方と3つの地域で分けられることもあります。富士山や日本の屋根と呼ばれる日本アルプスをはじめとする山岳地域が広がる中部地方。焼き物や漆器、家具のほかさまざまな伝統工芸品が作られています。各県の代表的な品をご紹介しますので、お気に入りのアイテムを見つけてくださいね。

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愛知県の代表的な伝統工芸品

製造業が盛んな愛知県には56種類の伝統工芸品が存在。「名古屋仏壇」や「三河仏壇」「尾張仏具」といった仏具に関する工芸品、「常滑焼」や「三州鬼瓦工芸品」など、15種類が国の伝統工芸品に指定されています。バラエティ豊かな品が生み出される愛知県の伝統工芸品のなかから代表的な品を4つご紹介します。

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愛知県の代表的な伝統工芸品1
【三州瓦・三州鬼瓦工芸品】

三州瓦・三州鬼瓦工芸品

「三州鬼瓦工芸品」は、愛知県の碧南市、安城市、高浜市で主に生産される伝統工芸品。「淡路瓦」や「石州瓦」とともに日本三大瓦のひとつに数えられます。

特徴的な鬼瓦は、古くから厄除けや魔除けの意味をもつ品。繁栄や富の象徴として屋根に飾られてきましたが、和風建築が減っていく中で、床の間や玄関で飾れるインテリア雑貨、お酒を入れるボトルキーパーといった斬新なアイテムも作られています。

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愛知県の代表的な伝統工芸品2
【尾張仏具】

尾張仏具

「尾張仏具」は、江戸時代初期から愛知県名古屋市とその周辺の地域で生産されている工芸品です。質の良い木材を原料に、下級武士が行う内職として江戸時代後期に発展。

木製の漆塗製品を中心に錺金具(かざりかなぐ)などの仏具に関連する製品が作られています。丸金台と木魚においては、国内で尾張地方だけが生産。技術力の高さをいかして作られたアクセサリーやインテリアなども魅力です。

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愛知県の代表的な伝統工芸品3
【尾張七宝】

尾張七宝

「尾張七宝」は、愛知県あま市や名古屋市で生産されている焼き物です。風景や花鳥風月をあしらった美しい花瓶や皿、アクセサリーなどが作られており、国内外で高評価を受けている逸品。

焼き物でありながら土ではなく、銀や銅の金属素地を使用して作られています。梅や桜、胡蝶蘭などの花や風景などが描かれた華やかさのある図柄が特徴。七つの「宝」のように美しいとの意味からその名がつけられるほどステキな作品です。

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愛知県の代表的な伝統工芸品4
【有松・鳴海絞】

有松・鳴海絞

「有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)」は、愛知県名古屋市緑区有松や鳴海地域を中心として生産されている絞り染めで、手ぬぐいのほかファッション雑貨などが楽しめます。

有松・鳴海絞には、100種類以上の絞り技法があり、大きく分けると「くくり絞り」「縫い絞り」「桶染め絞り」「板締め絞り」の4種類が存在。基本的に1人の職人が1つの技法をもっており、それぞれの技法を伝えていくことで伝統が引き継がれています。

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岐阜県の代表的な伝統工芸品

陶磁器の産地として知られる東農地方や、世界遺産の白川郷の合掌造りなどで知られる岐阜県には53種類の伝統工芸品が存在。「美濃焼」「美濃和紙」「岐阜提灯」「一位一刀彫」「飛騨春慶」の5つが国の伝統工芸品に指定されています。岐阜県の伝統工芸品のなかから代表的な品を3つご紹介します。

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岐阜県の代表的な伝統工芸品1
【美濃焼】

美濃焼

「美濃焼」は、岐阜県の東濃地方を中心として生産されている焼き物。さまざまな様式があり、「織部」「志野」「黄瀬戸」「瀬戸黒」の4つは美濃焼を代表する品として知られています。

日本の陶磁器のなかの約半数は美濃焼の品といわれるほど、流通量が多く、焼き物の代表的な存在。日常使いできる使い勝手の良い作品が多く、多くの方から親しまれています。                                                                       

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岐阜県の代表的な伝統工芸品2
【一位一刀彫】

一位一刀彫

「一位一刀彫(いちいいっとうぼり)」は、岐阜県の高山市や飛騨市、下呂市で作られている伝統工芸品。木材の「一位(イチイ)」をノミだけで削り出し、木目の美しさをいかした作品が特徴です。

使われる木材の樹齢は400年から500年の貴重なもの。彩色を施さないため木目本来の美しさが楽しめますよ。

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岐阜県の代表的な伝統工芸品3
【岐阜提灯】

岐阜提灯

「岐阜提灯」は、岐阜県岐阜市で生産される提灯で、300年以上の歴史を誇る品。国の伝統工芸品に指定されている岐阜県の美濃和紙と、竹を主原料として作られる岐阜提灯は、国内外から高い評価を得ています。

生産される作品のほとんどが「盆提灯」といわれる岐阜提灯。現代のライフスタイルに合わせた室内のインテリアとして使える品も販売されています。

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静岡県の代表的な伝統工芸品

うなぎやお茶の産地として知られ、温暖な気候からさまざまな特産品を誇る静岡県には29種類の伝統工芸品が存在。「駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)」や「駿河雛具」、「駿河雛人形」の3つが国の伝統工芸品に指定されています。静岡県の伝統工芸品のなかから代表的な品を2つご紹介します。

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静岡県の代表的な伝統工芸品1
【駿河竹千筋細工】

駿河竹千筋細工

「駿河竹千筋細工」は、静岡県静岡市を中心に作られる工芸品。「千筋」とは細い竹ひごのことを意味しており、一つずつ職人の手によって作られた花器やカゴなどの品は、素朴さと美しさが存分に味わえます。

主な特徴は、規則正しく組み上げられた竹ひごと繊細な曲線。うすくした竹を細工できるように加工し、「継手(つぎて)」と呼ばれる技法によって継ぎ目のわかりづらい商品を生産しています。

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静岡県の代表的な伝統工芸品2
【駿河雛人形】

駿河雛人形

「駿河雛人形」は、静岡県静岡市とその周辺で生産されている伝統工芸品。ほかの雛人形に比べて胴体部分が太く作られており、ふっくらとした雰囲気とサイズが大きな点が特徴になっています。

人形の両手を曲げる「振り付け」と呼ばれる工程はもっとも職人の技術が問われる箇所。この部分で誰が制作したのかわかるほど個性が発揮される見どころとなっています。

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山梨県の代表的な伝統工芸品

富士山や八ヶ岳などがあり、約78%が森林で占められている自然豊かな山梨県には13種類の伝統工芸品が存在。「甲州印伝」や「甲州手彫印章」、「甲州水晶貴石細工」の3つが国の伝統工芸品に指定されています。山梨県の伝統工芸品のなかから代表的な品を2つご紹介します。

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山梨県の代表的な伝統工芸品1
【甲州印伝】

甲州印伝

「甲州印伝」は、山梨県甲府市を中心に作られる革製の伝統工芸品。漆で美しい模様をつけた鹿革を用いて、財布やキーケースなどのアイテムが生み出されます。

やわらかい鹿革は使い込むほどに光沢が増していく、長期間愛用できる逸品。甲州印伝に使われる模様は桜やトンボなどさまざまあり、カラーとの組み合わせによってさまざまな楽しみが味わえます。

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山梨県の代表的な伝統工芸品2
【甲州水晶貴石細工】

甲州水晶貴石細工

「甲州水晶貴石細工」は、山梨県の甲州地方を中心に生産されている工芸品。自然にとれる素材を加工するため、どれも違った美しい作品が楽しめます。

ガラスよりも硬度の高い水晶はキレイに削るのが非常に難しく、限られた職人しか作ることができない逸品。繊細な彫刻が施された作品からかわいらしい動物モチーフの品まで、さまざまな作品が生み出されています。

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長野県の代表的な伝統工芸品

県の面積の84%が山地を占め、避暑地の軽井沢やそば処など魅力満載の長野県には24種類の伝統工芸品が存在。「木曽漆器」や「信州紬」、「松本家具」など7つが国の伝統工芸品に指定されています。長野県の伝統工芸品のなかから代表的な品を2つご紹介します。

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長野県の代表的な伝統工芸品1
【木曽漆器】

木曽漆器

「木曽漆器」は、長野県塩尻市木曽平沢やその周辺で作られる漆器です。「木曽堆朱(きそついしゅ)」や「木曽春慶(きそしゅんけい)」、「塗分呂色塗(ぬりわけろいろぬり)」の3つの特徴的な技法によって作られる木曽漆器。

「錆土(さびつち)」を下地に用いることや、漆を塗り重ねていることから、耐久性があり、気軽に使える点も魅力です。お椀や箸などの日常使いできるアイテムが豊富に作られています。

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長野県の代表的な伝統工芸品2
【松本家具】

松本家具

「松本家具」は、長野県松本市を中心に作られている民芸家具で、「組手接手(くみてつぎて)」が大きな特徴です。 組手接手とは、国産の栃(とちのき)や楢、ミズメザクラ、欅といった無垢材をつなぎ合わせて作品を作る技法。

漆を薄く塗る「拭漆塗(ふきうるしぬり)」を施すことで、重厚でありながらもほどよい艶感のある家具が楽しめます。箪笥やウィンザーチェア、机など、さまざまな家具が生み出されています。

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北陸地方の代表的な伝統工芸品

石川県・富山県・福井県・新潟県の4つの県からなる北陸地方。漆器や刃物、焼き物など、さまざまな伝統工芸品が作られています。石川県金沢市周辺で作られる加賀友禅や九谷焼、富山県の高岡銅器や越中和紙など、全国的に名の知れた北陸地方の伝統工芸品の詳細はこちらからご覧ください。

【北陸地方の伝統工芸品一覧】を見てみる
中部地方で有名な伝統工芸品は?

中部地方には日本の半数の陶磁器を生産している東農地方の「美濃焼」や、日本三大瓦のひとつに数えられる「三州鬼瓦工芸品」などが有名です。詳しくはこちらをご覧ください。

中部地方で伝統工芸品が盛んな理由は?

中部地方のなかでも特に伝統工芸品が盛んなのは「北陸地方」です。北陸地方では冬の降雪により農作物が育てられないことから、農作業以外の漆器や織物などの工芸品を生産し、盛んになったといわれています。北陸地方の伝統工芸品が知りたい方はこちらをご覧ください。

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