
男性用の高級傘というと、イギリスの老舗ブランド「フォックスアンブレラ」が世界的に有名ですよね。日本にもフォックスに負けず劣らずの素晴らしい傘があります。今回は、日本製の高級がさを紹介したいと思います。
ステッキのようにフォックスアンブレラを手にしてイギリスの街を歩く紳士の姿は、なんともスマートで絵になります。
憧れるアイテムの一つですよね!
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しかし日本にも、フォックスアンブレラに負けない、素晴らしい職人技が光る紳士用の高級傘ブランドがあるのです。
素敵なスーツ姿にも似合う日本製の至高の一品を、BECOSJournal編集部が厳選してご紹介します。
目次
高級傘を選ぶ3つのポイントは?
今では日本で販売されている傘のほとんどは、価格が安い海外製の商品という時代になりました。
そんな中で、日本の職人技が光る「こだわりの高級傘を持ちたい」という思いはありませんか?
しかし、どのブランドのどんな傘を選べばいいのかわからない方も多いかもしれません。
そんなあなたに高級な傘選びのポイントを3つご紹介いたします。
丈夫で長く使える傘かどうか?
やはりせっかく購入するのですから、長く使える高級な傘が欲しいと思いますよね。
大量に傘を製作する場合、製作工程が30ほどあり、各担当者がチェックをおこなって作っています。こうして何人もの人がたずさわっていくことで大量に作ることができますが、微妙な不具合に気がつきにくくなってしまうのです。
一方で、人数で製作することによって少しの違いに気がつきやすくなり、その都度、調整しながらしっかりとした傘を作ることができます。
一人で最初から最後まで製作しているブランドもあり、職人歴が50~60年という方が魂を込めて作った傘は、やはり丈夫さが違うことはおわかりいただけるでしょう。
使うシーンや自分にあった傘かどうか?
いつどんなときに使いたいかで傘選びも変わってきます。
ビジネスシーンで使いたい、または休日や旅行先で使いたいなどいろいろ目的がありますよね。
使いたいと思うシーンに着る洋服や鞄とのトータルコーディネイトを考え、その傘を手にした自分を想像し、しっくりとくる違和感のない傘を選びましょう。
アフターフォローをおこなっているブランドかどうか?
また、長い年月同じ傘を使っていると、いくら丈夫といっても修理やメンテナンスが必要になってきます。
高級傘を選ぶ際は購入後にメンテナンスをしてもらえるブランドを選びましょう。
今回ご紹介します商品は、すべて修理などアフターフォローの相談ができるブランドなので安心です。
フォックスアンブレラに負けない!国産の高級傘おすすめ3選
前原光榮商店の12本高級傘「TRAD-12」
>前原光榮商店の12本高級傘「TRAD-12」をもっと詳しく見てみる。
創業71年を迎える皇室御用達の「前原光榮商店」の傘は、熟練の技を持つ傘職人が生地を丹念に織るところから作られていきます。
このTRAD-12はシンプルで飽きのこないデザインの12本骨傘で、どんな生活シーンに使っても違和感がありません。
前原光榮商店と言えば、代名詞が16本骨傘です。皇室の家紋である十六八重表菊家紋と形が似ているということから、皇室御用達になった日本を代表する傘メーカーですが、今回はあえて12本骨傘を紹介しました。
なぜかというと、フォックスアンブレラのようにステッキのように持って傘を楽しみたいという方にとっては、16本骨の傘は少しボリューム感がありすぎます。
8本骨ですと、日本の梅雨などの重い雨だと少し頼りないということで、12本骨が一番使い勝手と見た目が良いです。
私も10年以上愛用しています。
前原光榮商店の傘は16本骨傘、10本骨傘などこだわりの至高の高級傘が揃っているので、きっとお気に入りの一品が見つかると思います。
- 親骨の長さ 65cm
- 価格 21,800円(税別)
>前原光榮商店の12本高級傘「TRAD-12」をもっと詳しく見てみる。
小宮商店のシルク100%高級傘「正絹紬」
「小宮商店」は昭和5年創業で88年の歴史をもつ洋傘専門店です。
60年以上の職人歴を持つ傘職人が「売りっぱなしではなく、できるだけ長く使ってもらいたい」という思いを込めて、手作業で丁寧に傘を作り続けています。
今回ご紹介します「正絹紬」は、16本骨傘にシルク100%の紬生地を贅沢に使用した晴雨兼用傘です。
16本骨の傘ですが、シルク100%のためあまりボリューム感を感じません。
親骨に使用されているカーボンはとても軽くて丈夫な上、サビも出ない高級パーツで、傘の生地は正絹のなかでも特に強くて丈夫な紬生地を使っています。
正絹がプリズムのように光を反射し、なんともいえない美しい光沢が味わえ、使う日が待ち遠しくなることでしょう。
- 親骨の長さ 55cm
- 価格 35,000円(税別)
福井洋傘のひと振りで乾く高級傘「ヌレンザ」
ヌレンザという言葉は、福井弁で「濡れませんよ」という意味です。
福井県商工会議所主催の博覧会に寄せられた、「雨の日は、電車内や車の中で服や靴が濡れて困る」という声をもとに、福井洋傘が製作した傘がヌレンザです。
メーカーと共同開発した高密度ポリエステル素材が、雨を強力にはじきます。
なんと、雨に濡れていてもヌレンザをひと振りすれば、ほぼ乾いてしまうというすごい撥水力の素材です。ヌレンザなら車に乗り込む前にサッと振れば、愛車の中が濡れないので嬉しいですね。
骨の数も12本とちょうどいい数ですので、見た目もとてもスタイリッシュです。
- 親骨の長さ 60cm
- 価格 35,000円(税別)
国産の高級傘のまとめ
颯爽とスーツを着こなしお客様のもとを訪問する際に、高級感溢れる至高の傘を持っているだけで、ビジネスシーンでも話題が広がります。
少し嫌な雨の日も、1本の傘のおかげで快適に、そしてオシャレに。傘職人の魂や温もりがこもった最高の傘を見つけ、10年20年と長く使い続けていただきたいです。