世界三大刃物産地関市の「関打刃物」とは?関内刃物のおすすめ包丁7選

本記事の制作体制

熊田 貴行

BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。

Journal編集長
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日本では、歴史的に多くの刃物の製造文化が養われてきました。これは、刀が多く用いられてきたことによって、より切れて使いやすい刀を目指し各地で開発が行われてきたためです。

そんな日本の刃物産地のなかで、とくに有名な存在として岐阜県関市があります。世界三大刃物産地のひとつとしても数えられ、世界的にも注目されている産地です。

今回は、関打刃物についてどんな特徴があるのかや、おすすめの包丁についてご紹介します。

目次

関打刃物とは

関打刃物の歴史

岐阜県関市は日本最大の包丁の産地として有名ですが、関で刃物づくりが行われるようになったのは鎌倉時代のこと。刀祖とされる「元重」が関に移り住み刀鍛冶を始めたのがルーツとなっています。

土地に良質の焼刃土があり、炉に使う松炭、長良川と津保川の良質な水と刀鍛冶にとって最高の条件が整っていたこともあって、室町時代に入ると刀匠の数は300人を超えました。

折れず、曲がらず、よく切れると評価されていた関の刀は、その名を全国に轟かせます

江戸時代になると刀の需要は減ってしまいましたが、包丁、ナイフ、ハサミなどその他の刃物製品の生産が盛んに行われるようになりました。そうした歴史の経緯から、関には現在も日本を代表する刃物メーカーが軒を連ね、「刃物の町」として知られています。

関打刃物の特徴

細分化された工程で製造される

関打刃物特徴としては、細分化された分業制で包丁が作られるという点があげられます。プレス、自動研磨、水砥、柄付といった10以上の工程を経て一本の包丁が作られていますが、それぞれを専業の職人が行うことでクオリティの高い包丁に仕上げています。

また、包丁の産地の中で最も早く工業化に取り組み、生産能力が高い点も評価されています。そうしたことが、日本最大の包丁の産地として名を馳せている理由になっているのでしょう。

新しい素材も取り入れる

伝統的なアイテムの場合、頑なに伝統を守るスタンスを崩さない場合があります。それ自体は決して悪くありませんが、新しい技術や素材なども取り入れて進化したスタイルを見せているのが関打刃物の魅力です。

新しい鋼材で刃が薄く光沢があり、スタイリッシュな洋風の刃物が多く生産されていて、おしゃれさも感じさせます。その中でも、関打刃物の持つクオリティは失っていないのが素晴らしい点。これは、職人たちが絶対に失ってはいけないポイントが明確で、代々引き継がれてきたという側面もあります。

おすすめの関打刃物の包丁7選

「関の刃物」のおすすめ包丁1
切れ味抜群の高級包丁!待ってでも手に入れたい逸品

【関の刃物】一刀斎虎徹 粉末ハイス鋼スーパーゴールド(SG2) 三徳(両刃) 樫八角柄 180mm【受注生産2~3か月】

1917年に創業し、日本三大刃物産地として知られる大阪府堺で4代にわたって刃物の製作卸を行う「高橋楠」。堺だけでなく、関や越前(武生)、燕三条など高品質なメーカーでも製作を行い、包丁を広く手掛ける高橋楠が厳選した岐阜県関市の三徳包丁です。

硬くよく切れる粉末ハイス鋼を使用。極限まで刃をそぎ落とし、切るときにかかる抵抗を少なくしてあります。心地よい切れ味に、料理がはかどること間違いなし!在庫切れの場合は手元に届くまでに2~3カ月待つこともありますが、待ってでも手に入れたい逸品です。

高橋楠
【関の刃物】一刀斎虎徹 粉末ハイス鋼スーパーゴールド(SG2) 三徳(両刃) 樫八角柄 180mm

「関の刃物」のおすすめ包丁2
大活躍間違いなし!切れ味抜群の高級ペティナイフ

【関の刃物】一刀斎虎徹 粉末ハイス鋼スーパーゴールド(SG2) ペティ(両刃) 樫八角柄 150mm

刃物のまち・堺で代々続く刃物の製作卸「高橋楠」が厳選した岐阜県関市のペティナイフ。高橋楠の包丁のなかでも最上位のブランド「一刀斎虎徹」の一品で、刃には上質な包丁の証として銘が刻印されています。

パティシエの方でも重宝する本格派。ペティとはいえ、鋭い切れ味でメインの一本以上に活躍してくれそうですね!

高橋楠
【関の刃物】一刀斎虎徹 粉末ハイス鋼スーパーゴールド(SG2) ペティ(両刃) 樫八角柄 150mm

「関の刃物」のおすすめ包丁3
幅広いシーンで大活躍する三徳包丁

関の刃物 三徳包丁 16cm

富士觀の刻印が大胆に刻まれた包丁です。文化包丁であり、主に肉を調理する際に活躍します。他にも、野菜のカットも可能ですので幅広いシーンで活用することができます。

両刃となっているので細かな調理はできませんが、力を入れてカットする際に大活躍間違いありません。ダークトーンのカラーリングが印象的で、きれいに研がれていることが一目瞭然で美しさも感じられます。

富士觀
関の刃物 三徳包丁 16cm

「関の刃物」のおすすめ包丁4
一生使える関の刃物

関の刃物 菜切り包丁 18cm

こちらは、菜切り包丁タイプとなります。青紙2号・軟鉄の複合材となっているので、比較的軽量で扱いやすいものとなっています。また、硬度も約60-62と十分確保しているので、かぼちゃなどの硬い素材も安定してカットすることができます。

朴の木を使用した柄となっているので、持ちやすくメンテナンスも容易です。研ぐことですぐに切れ味も戻すことができますし、一生使える包丁としておすすめです。

富士觀
関の刃物 菜切り包丁 18cm

「関の刃物」のおすすめ包丁5
槌目模様が印象的な包丁

包丁 牛刀 210mm ダマスカス V金10号 ステンレス 槌目模様 7寸 ミルフィーユ 一心刃物

一見すると奇抜なこのデザイン。実は使いやすさを重視した結果このような見た目になっています。槌目模様とダマスカスV金10号を採用してるので、抜群な切れ味があり長く使える点が魅力的。また、錆びにくいクロムを配合しているのでメンテナンスも容易に行うことができます。

まるではまぐりのような刃のラインは、食い込みやすく切れ味が軽く感じられます。柄の部分はマカボニーを使用し、他にはないシックな印象もある包丁です。

一心刃物
包丁 牛刀 210mm ダマスカス V金10号 ステンレス 槌目模様 7寸 ミルフィーユ 一心刃物

「関の刃物」のおすすめ包丁6
女性のためのスマートな包丁

志津刃物製作所 morinoki 万能ナイフ ステンレス 刃渡り 17.0cm

morinokiは岐阜県関市にある志津刃物製作所です。しなやかな曲線と細目の形を取り入れたスタイリッシュなブレードが印象的。これだけおしゃれな包丁なら、毎日の調理も楽しみになります。

細やかな作業にバツグンの切れ味がありスマートさもあるので、特に女性におすすめの包丁となっています。あくまでも使用する人を意識してデザインされており、贈り物としてもおすすめです。

morinoki
志津刃物製作所 morinoki 万能ナイフ ステンレス 刃渡り 17.0cm

「関の刃物」のおすすめ包丁7
魚も肉も切れ味抜群!関の刃物の三徳包丁

関の刃物 三徳包丁 16.5cm

ダマスカス模様が特徴的な三徳包丁です。ダマスカス模様とは異なるステンレスが折り重なってできる模様で、関孫六のなかでも最上位シリーズ。切れ味は長く持ちますし研ぎ易さもあるので、長い間お使いいただけます。

鋭い切れ味が特徴で、柄には鋲を使用せず機能性とデザイン性を兼ね備えたつくりになっています。魚や肉、野菜など、何にでも使えるオールマイティな包丁です。

関孫六
関の刃物 三徳包丁 16.5cm

関打刃物の包丁で毎日の調理を楽しもう

関打刃物の包丁は日本で多く普及しているため、所有されている方も多いのではないでしょうか。大量生産に向いた関打刃物ですが、そのクオリティは非常に高く手に取るとその素晴らしさを実感できます。

ぜひ関打刃物の包丁で毎日の調理を楽しんでみましょう!

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