毎日使うマグカップ、どんなものを使っていますか。こだわりのマグカップなら、リラックスタイムがもっと充実した時間に感じられるもの。焼き物の種類に着目してお気に入りのマグカップを探してみませんか?
今回は、京都発祥の伝統的な焼き物「京焼・清水焼」のおすすめマグカップをご紹介します。おしゃれなデザインから粋なもの、ペアセットまでバリエーション豊かな京焼・清水焼のマグカップが見られるので、これぞというマグカップがきっと見つかりますよ。
また、記事後半では京焼・清水焼とはどんな焼き物なのかや、マグカップづくりを体験できるスポットも紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
おしゃれな花結晶から粋なデザイン・ペアまで多様な清水焼マグカップを紹介!
京焼・清水焼のマグカップおすすめ10選
京焼・清水焼のマグカップおすすめ1
【真っ直ぐなラインがクール!スタイリッシュなマグカップ】
大日は、京都府指定無形文化財保持者の木村盛伸氏に師事した陶芸作家の竹村繁男氏によって立ち上げられたブランドです。30年以上にわたり、自然の植物の灰を使い自らつくったこだわりの釉薬を用いて作陶を続けています。
黒の下地に鮮やかな青の釉薬が映えるスタイリッシュなマグカップ。陶器ならではのぬくもりを感じさせつつも、モダンでくらしをおしゃれに演出してくれます。手持ちのマグと被らない個性的なデザインで、プレゼントにもおすすめです。
大日
【京焼-清水焼】HiBiKi 釉彩 マグカップ
京焼・清水焼のマグカップおすすめ2
【暮らしのアクセントになる!個性的なマグカップ】
決まった土や釉薬、技法がなく、作家や窯元の個性が色濃く現れるのが京焼・清水焼の特徴。そんな京焼・清水焼の魅力を存分に堪能できるのがこちらのマグカップです。作者が自ら育てたひまわりを灰にしてつくった独自の灰釉を使用。緋色の下地に鮮やかなスカイブルーの釉薬が流れる個性的なデザインは、ほかではなかなかお目にかかれません。
3,000円台の手頃な価格ながら、焼き物の奥深さを感じられて愛着が湧く一品です。同じデザインのボウルや茶碗などもあるので、セットで揃えてもステキ!
大日
【京焼-清水焼】HiBiKi 碧彩 マグカップ
京焼・清水焼のマグカップおすすめ3
【長く寄り添えるマグカップがほしい方に】
なめらかな曲線を描く優美なフォルムが特徴的な京焼・清水焼のマグカップ。絵付けのない素朴なデザインですが、青白い釉薬に銅によってほんのりと発色した紅色がアクセントになっていて味わいがあります。
個性的すぎず、どんな食卓にも合わせやすいのが魅力。長く寄り添えるマグカップがほしい方におすすめです。
大日
【京焼-清水焼】HiBiKi 月白 マグカップ
京焼・清水焼のマグカップおすすめ4
【世界にひとつだけの模様を楽しむ美しい緑のマグ】
器全体にまるで花のような模様が浮かぶ印象的なマグカップ。京焼・清水焼の窯元として四代続く「陶葊」が独自に研究・開発した釉薬によるもので、花結晶と名付けられたシリーズのひとつです。緑色の色彩も美しく、暮らしに取り入れれば一気に華やかな雰囲気にしてくれます。
花結晶は釉薬が焼き窯の中で溶けて冷却する過程で自然に浮かび上がる結晶模様なので、ひとつとして同じ模様になりません。ひとつ5,000円ほどと無理のない価格ですが、世界にひとつだけという特別感を味わうことができますよ。
陶葊
【京焼-清水焼】花結晶(緑)マグカップ
京焼・清水焼のマグカップおすすめ5
【夫婦お揃いで使えるペアセット!結婚祝いにも】
京焼・清水焼の窯元「陶葊」を代表する花結晶シリーズのペアマグカップ。底面から広がる赤と青のグラデーションとともに、一面に咲き誇る花のようにカップ全体を乳白色の結晶模様が彩る美しい作品です。
色違いお揃いで使えるので、結婚祝いや結婚記念日、両親への贈り物などご夫婦へのプレゼントにぴったり。おしゃれで個性的な作品ですが、食洗機や電子レンジにも対応しているため忙しいご家庭にも気兼ねなくプレゼントできますよ。
陶葊
【京焼-清水焼】花結晶(白地青赤)マグカップ(2点セット)
京焼・清水焼のマグカップおすすめ6
【格調高い!紫色のマグカップ】
紫の結晶模様が器全体を覆う存在感あるマグカップ。紫は古くから高貴な色とされてきましたが、こちらのマグカップも格調高い雰囲気で、コーヒーや紅茶を飲めば優美な気持ちにさせてくれそうです。
ギフトボックス入りで見栄えもばっちり。目上の方への贈り物にもぴったりですよ。
陶あん
紫結晶 タンブラーマグカップ(京紫)
京焼・清水焼のマグカップおすすめ7
【伝統工芸士がつくる味わいあるマグカップ】
清水焼の伝統工芸士、高田雅楽作のマグカップ。味のある焼締めの器に、リズミカルに押印された三島手の花模様がアクセントになったおしゃれな作品です。珍しい三つ編みの持ち手、高台のダイヤモンドカットなど清水焼熟練職人の手仕事の技を堪能できます。
焼締独特の質感は、使い込むことでなめらかになり独特の風合いが生まれます。長く愛用できるマグカップを探している方におすすめです。
高田雅楽作
京焼 清水焼 焼締三島マグカップ
京焼・清水焼のマグカップおすすめ8
【花柄がかわいい大きめマグカップ】
交趾焼(こうちやき)とは、低火度焼成によって鮮やかな色を発する珍しい焼き方。国内での主な生産地は京都で、京焼・清水焼を代表する技法のひとつと言えます。
こちらは柔らかな色合いがかわいらしい交趾焼のマグカップ。大小カラフルな花が全面に配置された華やかなデザインで、パッと明るい気持ちにさせてくれます。女性への誕生日プレゼントなどお祝いシーンの贈り物にもおすすめです。
昇峰窯
ピンク交趾花尽マグカップ 大
京焼・清水焼のマグカップおすすめ9
【おしどり&桜と紅葉のデザイン!金婚式や敬老の日のプレゼントに】
仲の良い夫婦の象徴とされるおしどりと、桜と紅葉で一年をあらわす雲錦を一珍技法で描いたマグカップのペアセット。京焼・清水焼らしい華やかで手間のかかった高級マグカップです。
長く連れ添う願いを込めた縁起の良いデザイン。金婚式や銀婚式など結婚記念日のお祝いや、敬老の日のプレゼントにうってつけです。
昇峰窯
京焼 清水焼 雲錦おしどりペアマグカップ
京焼・清水焼のマグカップおすすめ10
【モダンでおしゃれ!老舗窯元がつくるターコイズブルーのマグカップ】
1867年創業の「瑞光窯」は、職人の手仕事によるものづくりを続ける老舗窯元。『料理が映える、感動のうつわ』をコンセプトにしており、ターコイズブルー釉・ブロンズ釉・パール釉といった、オリジナル釉薬で焼き上げたモダンな器もラインナップしています。
暮らしのアクセントになるターコイズブルー釉のマグカップ。満水量300mlとたっぷり入る大容量ながら、約190gと軽量で扱いやすいのも魅力です。毎日の暮らしに便利に使うことができるでしょう。
瑞光窯
コーヒーカップ tall(ターコイズブルー釉)
そもそも京焼・清水焼とはどんな焼き物なの?
京都を代表する伝統工芸品「京焼・清水焼」とは
清水焼は、京都の東山区・山科区の清水焼団地、宇治市の炭鉱などで生産されている伝統的な焼き物です。経済産業大臣指定伝統工芸品、及び京都府知事指定伝統的工芸品としての正式名称では「京焼・清水焼」と呼ばれています。
もともと京都には清水焼以外にも粟田口焼や音羽焼などの焼き物があり、それら京都の焼き物を総称して京焼と呼んでいました。しかし、現在では清水焼だけが残り、京焼とは清水焼を指す言葉となっています。
京焼・清水焼の歴史
京都における焼き物の起源にはさまざまな説があり、明確にいつ頃から焼き物がつくられはじめたのか定かではありません。しかし、奈良・平安時代には、今の宇治市や伏見区で焼き物が焼かれていたと記録されており、その歴史はかなり古いと言えるでしょう。
室町時代になると、中国の王朝だった明から伝わった技術により色絵陶器が誕生。桃山時代には茶の湯の流行を背景に大きく発展しました。また、江戸時代に入るとさまざまな名工たちが登場。高度な技術とデザイン性に優れた作品が生み出され、全国に広く知れ渡るようになりました。
京焼・清水焼の特徴は「特徴がないこと」
陶器の多くは、その土地の土を原料とし、土に合った製法が広まり根付いていくことがほとんどです。しかし、京都では陶器の原料となる陶土や陶石がほとんど採れず、ほかの地域から取り寄せた原料が使われます。また、当時の京都が焼き物を大量に消費する土地だったため、日本中から陶工たちが集まりました。
各地の原料や技術をブレンドし、作家や窯元の個性が強く表れた個性的な作品がそろい、特徴がないことが京焼・清水焼の特徴と言えます。
現代においても製法が固定されていないことによって、興味をもって探せば探すほど、あなた好みのデザインの京焼・清水焼に出会える可能性があります。
京焼・清水焼のマグカップづくりが体験ができる場所はある?
毎日使うマグカップは、愛着が湧くものを使いたいもの。市販品からお気に入りを探すのもいいですが、京焼・清水焼のマグカップを手づくりしてみるのもおすすめです。
京焼・清水焼のマグカップづくりが体験できるスポットを2つ紹介します。
京焼・清水焼のマグカップづくりが体験できる場所1
瑞光窯

1867に開窯した京焼・清水焼の老舗窯元「瑞光窯」。伝統工芸の継承が危ぶまれる現代において、一人でも多くの人に清水焼の器を使う感動を伝えることが大切との想いから、陶芸教室や陶芸体験にも力を入れています。
本格的なろくろ回しが体験できるスタンダードプランのほか、電動ろくろを使い所要時間20分ほどで気軽にマグカップづくりができるライトプランも。京都清水店は京都を代表する観光スポット、清水寺から徒歩7分という好立地にあるので、観光ついでに京焼・清水焼のマグカップづくりを体験したい方にもおすすめです。
【京都清水店】 |
所在地:京都市東山区八坂通下河原東入 八坂上町385-5 |
電話番号:075-744-6644 |
【東山工房店】 |
所在地:京都市東山区今熊野南日吉町148 |
電話番号:075-525-0055 |
公式HP:https://www.taiken-kiyomizu.com/ |
京焼・清水焼のマグカップづくりが体験できる場所2
あかね屋

「あかね屋」では、5色の専用絵の具を使い、京焼・清水焼の上絵付けを体験できます。マグカップのほか、湯呑や飾り皿などからも選択可能。また、京扇子絵付け、念珠づくり、伏見稲荷ならではの狐面絵付けなどの体験もできるので、さまざまな工芸をまとめて体験したいときにも便利です。
【伏見稲荷 本店】 |
所在地:京都市伏見区深草フケノ内町12-4 |
電話:075-646-0200 |
【伏見稲荷 参道店】 |
所在地:京都市伏見区深草一ノ坪町27-12 |
電話:075-634-8130 |
【京都タワーサンド店】 |
所在地:京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1 京都タワービル2F |
電話:075-744-1570 |
公式HP:https://akaneya-kyoto.jp/ |