
親日家が多い国、台湾!日本人の旅行先としてもすごく人気ですよね。今回は、台湾の方へのプレゼントやお土産を贈る際のマナーと注意すべきポイント、オススメのプレゼントの中で食品以外のものを紹介したいと思います。
旅行先で出会って意気投合して、友達になった方にプレゼントを贈りたい。
仕事の取引先の台湾の方に、お土産を贈りたい。
など、台湾人の方への贈り物を検討している方からのご相談をよくいただきます。
親日の国だし、日本の百貨店でいいものを選べばいいか!と考えがちですが、親日国といえども、そこは外国。
日本とは習慣や文化が異なりますので、日本人が喜ぶような品物でも、台湾人には送ってはいけないプレゼントもあります!
そこで今回は、台湾人の方にチョコレートやお菓子などの定番食品以外のプレゼントやお土産を渡すときにどのようなものが喜ばれるのか紹介していきます。
また、台湾の文化の中で贈答品を渡す時の注意点も紹介していきます。
目次
台湾人へ贈ってはいけないもの
え!?タオルやハンカチは台湾人へ渡してはいけない!?
まずはなんと、タオルやハンカチは台湾人へのプレゼントはNGなのです。
台湾では、恋人と別れる時にタオルを贈るという習慣があり、「タオルは別れを意味する」ため贈らない方が良いでしょう。また、ハンカチに関しては、台湾では「涙をふく時に使う」という意味合いが強く、お葬式の時に配るもの、香典返しに贈るものとされています。
日本では重宝する贈り物であるタオルやハンカチが、NGだとは驚きです。
ろうそくやキャンドルもNG!?
台湾では、ろうそくも「亡くなった方がいる時に使用されるもの」という意味合いが強く、プレゼントやお土産として渡すには向いていません。
まだまだあるNGプレゼント!
1.置き時計
中国語で「終わりを贈る」という意味合いがあるため、贈答品として贈ることは避けましょう。ただし、壁に掛けるタイプの時計や、腕時計はOKです。
2.傘
傘は中国語で「サン」と発音します。別れを意味する言葉も「サン」と発音されることから、傘を贈ることは「別れを意味する」言葉に似ているので、あまり喜ばません。そのため傘を送るのは避けましょう。
3.ハサミや包丁
刃物を贈ることも「別れを意味する」と言われており、刃物も台湾人に贈るのはタブーとされています。
ラッピングにも注意が必要!?
ラッピングにも注意が必要です!
黒や白は「お葬式の色」とされているため避けましょう。そのため、プレゼントにふさわしい華やかな色や柄のラッピングを選ぶのがよいでしょう。
贈る際のマナー
上記のように、台湾では贈るものによって意味があるので、縁起の悪いものを贈ることはマナー違反になります。
また、日本では特にお土産などの贈答品は訪問先に持参することが礼儀とされていますが、台湾では贈り物を持参する習慣はないため、郵送でも全く問題はありません。
さらに、訪問時にお土産を渡す場合でも、日本では訪問直後に渡しますが、台湾では訪問直後でも帰り際でも、贈答品を渡すタイミングはあまり重視されていませんので、どのタイミングでも大丈夫です。
また、台湾のビジネスのシーンでもお土産の交換は非常に重要です。台湾では最初の面談の際に、贈り物をされることがあるため、念のためお返しができるように準備しておくと一目置かれることでしょう。
ビジネスのシーンでは、台湾の人は気前の良いものを贈る傾向があります。その場でお返しができなかったとしても、後で受け取った品物と同等の価値があるものを贈るようにしましょう。
中国の習慣では、贈り物を受け取る時には3回辞退することが礼儀だと考えられています。そのため台湾人の方が贈答品を受け取ることを固辞しても、再度お勧めして受け取ってもらうようにしましょう。そして、受け取ってくれた時には「受け取ってもらえて嬉しい」という言葉を添えると良いでしょう。
必ず喜ばれる日本の工芸品
親日家の多い台湾の人には、日本製の商品を贈ると非常に喜ばれます。日本の製品は信頼性が高く安心して使える、また、品質が高いと認識されています。
また、台湾は日本に統治されていた時代がありました。特に台湾の高齢者の方は、そのような歴史的な背景から日本語を話せたり、読み書きができたりする方がいらっしゃいます。
日本文化を懐かしく思う高齢の方も多いでしょう。そのため高齢の方や、ビジネスシーンでも大切なお取引先様、お客様には、日本文化を連想させるような伝統工芸品は特に喜ばれます。
台湾の人たちは実用性のあるものや華やかな色合いのものを好みますので、贈り物を選ぶ時にはそういったところを心掛けるとさらに喜ばれるでしょう。
では、具体的に、台湾人にプレゼントするなら工芸品の中でどんなものがいいのでしょうか。BECOSおすすめ商品をチョイスしました!
男女年齢関係なく間違いない「招き猫」
招き猫は、1990年代の日本文化ブーム以来、台湾では「招手猫」と呼ばれて親しまれており、日本と同じく招き猫を店先やインテリアとして部屋や玄関に飾る習慣が根付いています。
特に、金色の招き猫は人気があり、贈り物として喜ばれます。かつて中国や台湾では「金色」は皇帝だけが身にまとうことを許された高貴な色で、非常に縁起が良いものとされていました。その名残で現在でも金色の人気があります。現地へ行くと実感しますが、金製品のお店はどこにいってもたくさんあり、その人気ぶりが伺えます。
こちらは、東京の江戸木目込みと京都の西陣織がコラボした商品です。
贈る方に合わせて、色を選べて間違いがない
招き猫は、願い事によって風水的に様々な種類があるのが特徴の一つです。金以外にも例えば、赤は、生命力や無病息災を、青は自制心や忍耐力を、白は、無垢やリラックスという意味があります。プレゼントを贈る相手の方を思い浮かべながら、好きな招き猫を選んでみてください。
女性におすすめの贈り物!
香りにクセがなく万人受けするハンドクリーム
「和ろうそく」を作る過程で得られる蝋(ろう)を原料としています。
その特徴は、香りにクセがなくほぼ無臭であり、べたつきが非常に少なく、大切なドレスや洋服を汚すことがないため、常日頃、高価な和服を着ている舞妓さんに愛用されています。
また、デスクワークをしたり、文房具をよく使う方も、ベタベタと汚す心配がなく安心です。
日本製のコスメは海外で非常に人気がありますし、無臭のため送り方の香りの好みが分からなくても安心で、女性への贈り物としては喜ばれること間違いなし!
実は、台湾でもヨガが大人気!い草のヨガマット
日本と同じく台湾でもヨガが人気となっています。そこで日本産のい草で作られたヨガマットはいかがでしょうか。
い草は抗菌作用、消臭作用、防虫効果など機能性の高い植物です。ヨガの汗も気になることなく、快適に楽しめることでしょう。
中国産などのい草に比べて国産い草は太く丈夫であるため、色褪せたり、ほつれたりすることも少なく、長く愛用して頂けるヨガマットです。
最高級日本製コスメ
海外からも人気の高い、日本の化粧品。
FooTokyoのナイトコスメは、すべて日本の工場で開発・試作を重ね、1つ1つ大切に作り出されています。
水のようにさらっとした感触で、お肌にすっと浸透し、寝ている時間帯に美容成分を補うことができるこの化粧水は、合成着色剤・界面活性剤・パラベン・シリコン・鉱物油などは一切使用していません。純粋にお肌に必要な成分のみを厳選しているので、とっても優しく安全なんです!
「日本製」で「安心して使用できる」最高級のナイトコスメ。女性への贈り物に最適な一品です。
男性に送るなら定番のビジネスグッツを!
日本製のこだわりのネクタイ
通常のネクタイより1.5倍も多くの生地を使用しており、肉厚で立体感のあるネクタイです。シルクを贅沢に使うことで、驚くほどなめらかでしっとりとした質感で、ここぞという勝負の時に締めたい大切な一本になることでしょう。
お祝いの品としても喜ばれています。
最後に・・・贈り物をするときに
タオルや傘など、日本では気軽にプレゼントしているアイテムでも、台湾では失礼に当たる場合があるので注意しましょう!
その点、日本の工芸品は台湾人に限らず、外国人の方へのお土産として、プレゼントとして貰って嬉しいランキングにおいて上位にランクインしています。渡す時には工芸品の産地や歴史、背景、作り方などを説明してあげると会話が弾みますし、価値が伝われば一層大切に使ってくれるでしょう。
是非、日本を連想できるような日本らしい商品を贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。