【民族衣装編】着物デザイナーがチェック！イケてるファッション大喜利

汎世界的文化のみに日本の大衆ファッションは侵されている。平準化し、個性が死んでいる。生活のための人生ではなく、人生のための生活に必要な服を選ぶには、世界を見渡してみてください。

世界とはローカルも含めて。様々な国で育まれた独自文化衣裳、すなわち世界中の民族衣装を覗いてみることが、新たなスパイスになるはずです。

首脳会談の各国ファッションが、切ない件

ほぼスーツ。サウジアラビアのみ、威厳を感じる！なぜなら民族衣装で唯一無二だから。国連やサミットの集合写真て、国力の可視化として私は見てるんですよね。『服従』も『征服』も、服が入るんですよ。

つまり、強い者の服を弱い者は着る羽目になるわけです。サウジは何着て来ようが、石油パワーで他国に有無を言わせない強さがある。

日本代表もスーツではなく、紋付袴で佇むべきだと思いませんか？その方が今よりよっぽど誇り高い。各国がそれぞれの国のファッションで集まったら、もっと世界は色付くはず！そんな多彩なファッションの景色が見たい！

そもそも、民族衣装て何？

人種・言語・宗教・歴史など自然的ないし文化的同質性をもつ集団の人々が着用する普遍的な衣装。土地の気候 ・風土などの自然条件や自分たちの生活環境 ・生活慣習 に適合した衣服。ここからは、世界の民族衣装と、現代に再解釈したブランドを見ていきましょう！

中国

中国服は、17世紀なかばに満洲族からなる清(しん)朝の成立によって生まれた胡服(こふく)（北方諸民族の衣服）系の旗袍(チーパオ)のことであり、20世紀まで続いたが、袍(パオ)ないし衫(サン)という上着と褲子(クーツー)というズボンからなっている。

ほかに馬掛児(マーコワル)という短衣と背心(ペイシン)というチョッキが着られた。人民共和国になってからは、民国時代の中山服や人民服、工人服などが着られたが、1980年代になってからはしだいに復古傾向もみえてきた。

注目！中国の伝統を取り入れたファッションブランド！

ANGEL CHEN（エンジェル　チェン）

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中国デザイナーズブランドのANGEL CHENがadidas Originalsとのコラボレーションラインを発表。
卓球や武術などの中国の伝統的なアクティビティをテーマに、伝統カルチャーとストリートテイストのミックスを試みている。

ANGEL CHENらしい大胆な色使いが活かされており、結果、西洋ブランドとナショナリズムがうまく融合されている。

エンジェル チェンの特徴的なスタイルと創造性。

カナダグースの生地と、テクノロジー、象徴的な機能を使用して、チェンのユニークな視点でコレクションを捉え、モダンなシルエットで、抜群な耐候性を新鮮に表現。

SAMUEL Gui YANG（サミュエル　グイ　ヤン）

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PRONOUNCE（プロナウンス）

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ミラノ・上海発のブランド PRONOUNCE × PUMA とのコラボ。フロント部分のデザインに中国を感じる。

中国がダサいなんて言ってるお前がダサい！これが中国のリアルストリート！

韓国

胸前に結び紐(ひも)のあるチョゴリ（襦）という短い上着と、チマ（裳）という長い巻きスカートの組合せからなる女性服によって代表される。男性はやや長めのチョゴリにバチ（袴）をはき、ツゥルマギ（周衣）という外套(がいとう)が着られた。周衣は女性にも着られる。

注目！韓国の伝統を取り入れたファッションブランド！

MÜNN

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gr8やNUBIANで人気の旬の韓国ストリートパンクブランド！

99%IS

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韓国のリアルストリートスナップ！

インド

女性はチョリというぴったりした短いシャツと、ガーグラというスカートをはき、サリーを着る。サリーは元来ヒンドゥー教徒の女性服で、地域ごとに異なった着方がある。男性はチョガというチュニックに、細目のズボンをはき、ターバンを頭に巻く。パキスタンのイスラム教徒女性は、シャルワールというだぶだぶのズボンに、カミーズまたはワルタという緩やかな上着を着る。

注目！インドの伝統を取り入れたファッションブランド！

Bibhu Mohapatra

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Sheena Sood of abacaxi

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インドのリアルストリートスナップ

中東、インドネシア

中世から20世紀に至るオスマン帝国支配時代の影響を受けて、服装はトルコ・イスラム的である。トルコ的なものには、カフタンという長衣とズボン、それにトルコ帽をあげることができる。

カフタン系の衣服は中央アジアから東アジアにかけ分布している。ズボンには二つの系統がみられ、一つは足首に向かって細まる日本の裁着(たっつけ)型のズボン、もう一つは足首で袋状に縛ってある緩やかな軽衫(かるさん)型のズボンである。

トルコの男性は、シャツにズボン、またはチョッキに長袖のボレロ風上着を重ねて前記のうちのいずれかのズボンをはき、腰にはサッシュ（飾り帯）を巻く。イスラム系衣服の典型は、緩やかな長衣と、ターバンやベールに代表される。長衣はトベまたはジェラバとよばれて男女に着られ、その上にアバとよぶ外衣が着られる。

男性用のケフィイエとよぶベールと、それを輪留めにするアガールは彼らの象徴である。これに対する女性用のベール、チャドルは近代化とともにしだいにかぶられなくなりつつある。とはいうものの為政者によって復活させられることもある。

最新のファッショントレンド「モデストファッション」とは？

近年では、ムスリムファッションをより一般的に捉えた「モデストファッション」というカテゴリが確立しつつある。「modest＝控えめ、慎み深い」といった意味を持ち、主に肌や身体のラインの露出を控えた装いを指すが、単に外見だけではなく内面の美にも目を向ける。イスラムの信仰に限らず、多様性を受け入れてアイデンティティを尊重し、人に寄り添うファッションとも言えるだろう。

注目！中東、インドネシアの伝統を取り入れたファッションブランド！

RANI HATTA（ラニ ハッタ）

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「ラニ ハッタ（RANI HATTA）」は、スポーティーでミニマルな要素をムスリムファッションに取り入れる。直線的なシルエットはユニセックスで着用できるアイテムも。デザイナー自身もムスリムで、チェック柄のパンツスタイルにスニーカーを合わせるなど、現代のリアルなスタイルを体現している。

IKYK

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デザイナーAnandia Marina Putriが手掛ける「IKYK」は、経済産業省が携わるプロジェクト「Amazon Fashion Week TOKYO」を通じて、東京でランウェイショーを経験している。ブランドコンセプトは「モダンモデストウェア」。アーティスティックな色使いとレイヤードスタイルが特徴で、慎ましくもカジュアルな感覚で身につけることができる。

TOTON

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「トトン（TOTON）」のデザイナーToton Januarが伝えるのは、インドネシアの文化と誇りだ。伝統的なものづくりと少数民族に引き継がれる手工芸を取り入れ、芸術的な装飾をワードローブに落とし込むバランスが持ち味。

日本でのショップリサーチを経てインドネシアでは珍しかったセレクトショップを南ジャカルタに開設するなど、ビジネスセンスにも注目したい。スタイリッシュな店内では多様なインドネシアブランドを取り扱い、新進デザイナーらのショーケースの役割も兼ねる。

Roni Helou

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Lama Jouni

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Pacifism, by Talal Hizami

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loveclosely

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中東ストリートスナップ！

アフリカ

寛衣か巻衣かプリミティブであるかのいずれかである。もっとも、巻衣の類にはポンチョや袈裟(けさ)衣などが、またプリミティブなものには腰衣なども含まれる。

エジプトから西サハラに及ぶ北アフリカのうち、とりわけトルコの影響が強いのはチュニジアとアルジェリアであり、その他の北アフリカはほとんどがイスラム的である。それは男性のターバンや女性のハイク（ベール）もしくはシャルワール（緩やかなズボン）によって代表される。

ほかにトベ（緩やかな長衣）やバーヌース（マント）などがある。スーダン、エチオピアなどのアフリカ北東部では袈裟衣と寛衣が多く、ケニア、ウガンダなどのアフリカ東部では袈裟衣と腰衣が多い。

一方、セネガル、ギニア、コートジボワール、ナイジェリア、コンゴ民主共和国（旧ザイール）などの西部アフリカと中部アフリカは、概してプリミティブな衣装か巻衣形式かのどちらかである。ジンバブエ、ザンビアなどの南部アフリカでは元来腰衣が中心になっていた。

注目！アフリカの伝統を取り入れたファッションブランド！

By Natacha Baco

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Bazara’Pagne

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Katungulu Mwendwa

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Thebe Magugu

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アフリカ　ストリートスナップ！

日本

民族衣装たる小袖(こそで)は、一般には着物、和服、長着ともいわれる。元来、飛鳥(あすか)・奈良時代に導入された中国大陸の隋(ずい)・唐の服制が、平安後期になって日本化し、鎌倉・室町を経て簡易化し、桃山・江戸になって大成したものである。形が単純平板であるだけに、着装の技術には困難を伴う。

注目！日本の伝統を取り入れたファッションブランド！

VEDUTA

“VEDUTA（ヴェデュータ）は、ストリートファッションとしての””和服””を提案するアパレルブランド。

最新のトレンドデザイン、日本の伝統技術、現代のライフスタイルに適合した機能性が特徴。

2018年にデザイナー「渡邉仁」氏が立ち上げ、 国内外のアーティストを顧客に持つ。
現在、ニューヨーク、新宿伊勢丹、麻布十番などの店舗で取り扱われている。

VEDUTA はイタリア語で「景色」という意味で、 このブランド名には 「世界中の人々が、 当たり前のように日本の着物を着ている景色を作りたい」 という、 想いが込められている。”

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UNDERCOVER

1990年、高橋盾氏が文化服装学院在学中に友人と共に立ち上げた日本のファッションブランド。2002年には、パリコレクションにも参加し、海外でも高く評価され、世界的にも注目を集めるブランドとして飛躍を遂げた。

ただ、美しいだけではなく、美しさと醜さが同居する独特なデザインを、何重ものレイヤードや独特なカラープリント、フェミニンでありながら毒を持つスタイル等、様々な手法を用いて表現することで、独創的な世界観を作り出しているブランドである。

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AMBUSH

アンブッシュ(AMBUSH)はVERBALとYOONが2008年にスタートしたアクセサリー・ジュエリーブランド。 2002年、VERBALがYOONと共にAMBUSH DESIGNを設立。 遊び心のあるデザインを追求し、今までジュエリー・アクセサリー類では見られなかった新素材や塗装との融合で新たな配色やスタイルを提案。

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まとめ

世界のファッション、いかがでしたでしょうか？いかに、日本で見られるファッションのほとんどが、西洋の一部のデザインに偏っているかが、お分かり頂けたと思います。

まだまだ世界には多種多様なデザインや素材の服があります。昨日はアメリカ、今日はインド、明日は中東でも良いわけです。そして日本人なら、日本人に似合うべくして生まれ、長い歴史で進化してきた和服も、クローゼットの中の１つの選択肢として取り入れるのも素敵だと思います。日本人が一番似合う和服を日本人が着ないのは実にもったいない。

1人1人が、広い視野を持って、自身の個性を輝かせ、魅力を引き出し、テンションが上がるファッションを纏えば、もっと世界の景色は華やぐことでしょう！