【和菓子におすすめのお皿9選】普段使いからおもてなしにぴったりの小皿を紹介

2023年11月6日

和菓子を盛り付けるお皿の種類

一人分の和菓子を盛り付ける際に便利な小さなお皿。各々に分けられる小皿は「銘々皿（めいめいざら）」とも呼ばれ、ペアや5枚セットなどで販売されています。和菓子のほか料理を取り分ける際にも使える小皿は、普段使いから来客へのおもてなしに喜ばれる和食器として人気。和菓子に合うお皿は陶磁器・木製・ガラス製・漆器・錫製の5つが代表的な素材になっています。

陶磁器

陶器や磁器のお皿は普段から使い慣れている人が多いことから、扱いやすい点が大きな魅力になっています。シンプルなデザインから色や柄の入ったカラフルなお皿まで種類も豊富。素朴な和菓子には柄が描かれた陶磁器のお皿を使うなど、和菓子に合わせて選ぶ楽しみもあります。

木製

木製のお皿は木目の美しい表情や温かみを感じられます。使われる木によって現れる木目や色合いが異なり、技法もさまざま。木製のため使っていくごとに経年変化も楽しめます。陶磁器のお皿と比べて落としても割れにくい点も魅力の一つ。素朴な木製のお皿は華やかな和菓子にもマッチします。

ガラス製

ガラス製はのお皿は涼しげでありながらさわやかな印象を与えてくれます。一年中使えますが、水羊羹やわらび餅、心太（ところてん）など、夏の暑い時期にこそ楽しみたい和菓子のお皿に最適。透明なものから色や柄の入った個性的な作品まで、さまざまなガラス製のお皿が作られています。

漆器

漆器（しっき）は何度も漆を塗り重ねて作られる工芸品。高級感とともに上品で華やかな印象を与えます。和菓子との相性もよく、来客へのおもてなしの際に使えば喜ばれるでしょう。陶磁器に比べて扱う機会がそれほど多くない漆器ですが、食器と同じように洗えるなどお手入れがしやすい点も魅力です。

錫製

「錫（すず）」は希少性が高く、金や銀に次いで高価な金属として知られています。酸化しにくいため食器に加工しても美しい光沢を維持できる点が魅力。熱伝導率が高いことから飲み物を入れるタンブラーとして重宝されることが多く人気となっています。錫は金属特有のにおいもしないことから、和菓子はもちろん、料理の味や香りを邪魔することなく使用できます。

和菓子に使えるお皿の選び方

サイズで選ぶ

和菓子の盛り付けに使う小皿のサイズは約4～5寸（約12cm～15cm）が一般的。小皿よりも小ぶりなサイズのお皿は「豆皿」と呼ばれます。豆皿でも対応できますが、小さいサイズのお皿の場合、和菓子とのバランスが悪くなることも考えられるため、選ぶ際にはサイズをしっかり確認しましょう。

形で選ぶ

和菓子用のお皿を選ぶ際には、形にもこだわりましょう。小皿は丸皿のほかに四角形やオーバルなどさまざまな形が販売されています。葉をモチーフにした葉形や花びらをモチーフした輪花形のお皿は高いデザイン性が魅力。四季を感じられる形のお皿は和菓子の盛り付けにぴったりです。

色や柄で選ぶ

色・柄は陶磁器や漆器などのお皿の種類によっても異なります。白などのシンプルなお皿以外に、色や柄を取り入れたお皿も和菓子にマッチします。黒い漆器に赤や金の模様や桜の花の絵柄など、和を感じさせるモチーフは取り入れやすく、来客へのおもてなしにも使えるため揃えておくと便利です。

価格で選ぶ

和菓子に使えるお皿は小ぶりなためお求めやすい価格で販売されていることが多いです。1つ数万円する高級品もありますが、シンプルなお皿であれば1,000円前後で購入も可能。銘々皿の場合、5点や7点などのセットで販売されていることが多いため、結婚の内祝いやお返しのギフトとして利用できます。

和菓子におすすめのお皿9選

和菓子におすすめのお皿1
【美しい花結晶が特徴的な「京焼・清水焼」の銘々皿】

釉薬（うわぐすり）の異なる組み合わせによって現れる花結晶の模様が珍しい京焼・清水焼の磁器のお皿。花が咲いたような花結晶の模様は一つひとつ現れ方が異なります。

シーズン問わず使えるお皿で、それぞれの色合いと和菓子との調和を楽しめます。美しさが際立つお皿は、来客へのおもてなしやプレゼントとして贈っても喜ばれます。

陶葊
【京焼-清水焼】陶葊花結晶銘々皿（5点セット）

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和菓子におすすめのお皿2
【金と吟朱のコントラストが美しい「越前漆器」】

吟朱（ぎんしゅ）と呼ばれる黒っぽく落ち着いた朱色が鮮やかな印象の越前漆器のお皿です。越前漆器は、福井県鯖江市の周辺で生産され、華やかさと落ち着きのある光沢が特徴的。上品な印象のお皿は職人の技が光る工芸品として高い人気を誇ります。

漆器の周りは金彩（きんだみ）の技法によって金色に彩られ高級感があります。華やかなお皿は結婚祝いや新築祝いなど、各種お祝いのギフトとして贈ると喜ばれます。

丸山久右衛門商店
金彩フローラ銘々皿（吟朱）5枚セット

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和菓子におすすめのお皿3
【一つひとつ異なる色と模様が施された「美濃焼」】

一つひとつ異なる色と模様が施された美濃焼のお皿です。文山窯は軽くて扱いやすい陶器を生産する美濃で四代続く窯元。美濃焼には決まった型がなく、さまざまな形と色彩、技法によって作られます。

濃い色からナチュラルな色の小皿がセットになっており、それぞれのお皿には一珍模様が手作業で施されています。盛り付ける和菓子やその日の気分に合わせてお皿を選択する楽しみが味わえます。

文山窯
美濃焼文山窯釉変り銘々皿

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和菓子におすすめのお皿4
【コースターとしても使えるオシャレな木皿】

福井県で漆器工房を営む「Kasane」のオリジナル木製皿です。国産のタモの木を削りだしてお皿を製造しているため、つなぎ目がない美しい木目の風合いが魅力的。

撥水コーティング加工により、木製のお皿で気になる汚れやシミの心配もありません。形は3種類（花・雪・月）でどれも温かみのある仕上がりに。和菓子を盛り付けるほか、カップを置くコースターとしても利用できます。モダンでオシャレなお皿が好きな人におすすめします。

Kasane
Kasane オリジナル Forest 木皿

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和菓子におすすめのお皿5
【「西陣織」を使った上品なガラス製の小皿】

「ORI-ZARA」は、特殊なガラスで西陣織をコーティングして作られたお皿。西陣織リニスタは京都で生産される西陣織の可能性を求め、今までにない新たなプロダクトを提案しています。

ブルーやグリーンのグラデーションに桜の花が特徴的なお皿は、陶器や漆器では表現できない美しさが魅力。西陣織を織り込む際に使われる金銀糸は光が当たるごとにキラキラと輝きます。

西陣織リニスタ
【西陣織】ORI-ZARA お皿（桜）ブルー M

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和菓子におすすめのお皿6
【梅と金雲があしらわれた縁起のいい「山中塗」】

梅の花のモチーフがかわいらしい山中塗のお皿です。木ではなくプラスチック樹脂によって作られたお皿に塗装した近代漆器の作品。近代漆器はカジュアルに扱える点が大きな魅力となっています。

お皿には縁起のよい金箔でかたどった金雲があしらわれ、中央には金色に輝く梅の枝と花。日常使いはもちろん来客時のにぎやかなシーンでも活躍します。

山中塗梅型銘々皿

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和菓子におすすめのお皿7
【シンプルでモダンな「有田焼」の小皿】

北欧・スウェーデンを拠点に作品作りを行う「タフ」のモダンな有田焼のプレート。とてもシンプルなデザインのお皿ですが、丸みのあるフォルムが優しい印象を与えます。

お皿は磁器で作られており厚みをなくすことで軽さを実現した扱いやすい一枚。色合いもシンプルなため、どんな和菓子の盛り付けにも活用できる使い勝手のよさが魅力です。

2016/ タフ
【有田焼】2016/ タフプレート 130（ホワイト）

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和菓子におすすめのお皿8
【縁起のいい吉祥文様が描かれた陶板のお皿】

京都の友禅染めをコンセプトにものづくりを行う「Morphoshere（モルフォスフィア）」が手掛けた陶板タイルのお皿です。「銅版釉薬転写技法」によって絵付けされたデザインはとても華やか。

お皿に描かれた「吉祥文様（きっしょうもんよう）」は縁起のいい柄として知られています。和菓子を盛り付ける小皿のほか、鍋敷きやインテリアとしても利用できます。

Morphoshere（モルフォスフィア）
【京友禅】Morphosphere ケモノデ陶板タイル NO.5

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和菓子におすすめのお皿9
【錫で作られた高岡銅器の曲がるお皿】

富山県高岡市で作られる「高岡銅器」の錫製のお皿です。柔らかい錫の性質を生かし、手で自由に成形ができるユニークな商品。

折り紙のように何度でも曲げ伸ばしが可能で、自由なスタイルで和菓子を盛り付けることができますよ。おもてなしの席や贈り物で利用すればきっと喜んでもらえるでしょう。

syouryu
すずがみ 11×11cm かざはな

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陶磁器

木製

ガラス製

漆器

錫製