お中元とは？お歳暮との違いや時期から人気ギフトまで解説！おすすめギフト14選も

夏に贈り物をする年中行事として定着している「お中元」。プライベートやビジネスで日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを伝える重要な役割を担っています。

今回はお中元について特集！お中元の意味やお歳暮との違い、贈る時期などの基本的な知識から、お中元のおすすめギフトまでチェックできます。ぜひお中元を贈る際の参考にしてください。

お中元とは？贈る意味や由来

お中元は、日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちを伝えるため夏に贈りものをする風習のこと。日本で室町時代の頃に公家からはじまり、江戸時代に庶民にも広まったとされる文化ですが、もとは中国の暦に由来しています。

古代中国では、旧暦の1月15日を「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」とし、中元の日に神様にお供え物をした人は罪を赦されると信じられていました。これに、同じ時期に行われていた仏教の盂蘭盆会が結びつき、祖先の霊を供養する日になったと言われています。

​これが日本に伝わり、お供物をする習慣が次第にお供物を贈り合う習慣へと発展。江戸時代以降に、現在のようにお盆の時期にお世話になった人に贈り物をするスタイルとして定着しました。

お中元とお歳暮の違いは？

お中元とお歳暮は贈る時期や意味などが異なる

お中元とお歳暮は​どちらお世話になっている相手に感謝を伝える日本の贈答文化ですが、​贈り物をする時期や内容、金額などに違いがあります。​

お中元は夏に贈る贈り物のことで、お歳暮は年末に贈る贈り物です。そのため、お中元では夏の暑さを和らげるための食品や飲料を選ぶのが一般的ですが、お歳暮では海鮮など鍋の材料や、お正月に飲食できるハムなどが人気です。

また、お中元は上半期の半年間の感謝の気持ちを伝えるもので、​お歳暮は1年間の感謝を伝えるもの。そのため、​金額はお中元よりもお歳暮のほうが高めであることが多いようです。

お中元とお歳暮は両方贈らないといけない？

お中元とお歳暮は両方贈らなくても構いませんが、お中元を贈ってお歳暮は贈らないのは基本的にNGです。予算の都合などで1回にしたい場合は、1年の締めくくりに感謝を伝えるお歳暮のほうを贈るようにしましょう。

お中元はいつからいつまでに贈ればいい？

お中元を贈る時期は地域によって異なる

お中元は、​贈る相手の住む地域によって贈る時期が異なるため注意が必要です。​関東や東北地方では、​7月1日から7月15日の期間、北海道、東海、関西、中国、四国は、7月中旬から8月15日までの期間に贈るのが一般的的とされています。お中元を贈る際には、​地域の習慣やマナーに従い失礼のないよう配慮しましょう。

地域別｜お中元を贈る時期一覧

関東・東北地方	7月1日～7月15日
北海道・東海・関西・中国・四国	7月中旬～8月15日
北陸	7月1日～7月15日までの地域と7月15日～8月15日までの地域に分かれる
九州	8月1日～8月15日
沖縄	旧暦の7月13日～7月15日の3日間の間（8月中旬～9月初旬頃で毎年日付が変わる）

お中元を贈る時期が贈れてしまったら？

もしお中元を贈る期間を過ぎてしまった場合は、表書きを変えることで失礼なく贈ることができます。立秋（8月8日頃）までは「暑中御見舞」、立秋を過ぎた場合は「残暑御見舞」として贈りましょう。

お中元で人気のギフトは？

お中元の人気ギフト1
アイス・ゼリー・水ようかんなどのスイーツ

手軽に食べられるスイーツギフトは、お中元の定番人気。好みが分かれにくく、相手を問わずプレゼントしやすい商品です。

とくに、アイスクリームやゼリー、水ようかんなど清涼感のあるスイーツがよく選ばれています。そのほか、旬のフルーツを使ったものや夏らしいモチーフを取り入れたものもおすすめです。

お中元の人気ギフト2
スイカやメロンなど旬のフルーツ

スイカやメロン、桃など旬のフルーツもお中元のギフトに人気です。夏らしく、見た目にも鮮やかなフルーツは贈り物にぴったり。ジューシーで甘く食欲が減退しがちな夏でもおいしく食べることができ、疲労回復につながる点も喜ばれます。

お中元の人気ギフト3
ビール・ジュースなどのドリンクギフト

暑い季節には、冷たい飲み物が恋しくなるもの。お中元では、ビールやジュース、アイスコーヒーなどのドリンクギフトも人気があります。種類も豊富で、贈る相手に合わせて選べるもの魅力です。

お中元の人気ギフト4
うなぎやそうめんなどのグルメギフト

グルメな方には食品ギフトも喜ばれます。夏の風物詩であるそうめんや、スタミナが付くうなぎなど季節感があるものがとくに人気。そのほか、ドレッシングや調味料、ハムやお肉、海鮮などを贈る方も多いです。

お中元の人気ギフト5
洗剤やタオルなどの日用品・生活雑貨

食品や飲料以外では、まいにちの生活に役立つ実用的な日用品もおすすめです。消耗品の洗剤やいくつあっても困らないタオルなどが定番人気。お中元の時期である夏は汗や汚れが気になるため、洗剤やタオルなどの清涼感を保てるアイテムはもらってうれしいと感じてもらえるでしょう。

人気ジャンルから厳選！お中元のおすすめギフト14選

お中元ギフトにおすすめ【アイスクリーム】
厳選フルーツを使った千疋屋のアイス

お中元ギフトにおすすめ【和菓子】
パッケージも上品！高級感ある一口羊羹

お中元ギフトにおすすめ【洋菓子】
いろんな焼き菓子を楽しめる豪華なギフト

お中元ギフトにおすすめ【フルーツ】
さわやかな甘さが魅力！人気のメロンをプレゼント

お中元ギフトにおすすめ【うなぎ】
名古屋の名店の味を自宅で楽しめる！

お中元ギフトにおすすめ【高級肉】
予約困難な会員制肉割烹のお肉を味わえるカタログギフト

お中元ギフトにおすすめ【調味料】
プロの料理人も使う上品な味わい

お中元ギフトにおすすめ【そうめん】
差がつく！7色の美しいそうめん

お中元ギフトにおすすめ【ビール】
定番人気の4大銘柄を詰め合わせたビールギフト

お中元ギフトにおすすめ【コーヒー】
スペシャルティコーヒー専門店のおしゃれな瓶入りコーヒー

お中元ギフトにおすすめ【ジュース】
果汁100％の贅沢な味わいを贈る

お中元ギフトにおすすめ【タオル】
礼を尽くしたい相手へのお中元に

お中元ギフトにおすすめ【入浴剤】
和テイストの洗練されたパッケージもおしゃれ！

お中元ギフトにおすすめ【洗剤セット】
植物オイル100％の純石鹸をベースにしたキッチン洗剤ギフト

お中元のマナー【贈るとき編】

お中元には、お世話になっている方に定期的に感謝の気持ちを伝えることで、良好な関係を続けていく目的があります。しかし、マナーを守らず贈ると悪印象を与えるなどかえって逆効果になってしまうおそれも。ここでは、押さえておきたいお中元のマナーについて見ていきます。

お中元の金額相場

お中元の金額相場は、​一般的に3,000円から5,000円程度とされています。​ただし、​贈る相手との関係性によっても異なり、会社の上司など特別お世話になった相手には相場以上のものを贈ることもあります。

ただし、理由もなく前年よりも低い金額の品を贈ったり、あまりに高価なものを贈ったりするのはマナー違反にあたるので注意。お互いにとって負担にならない範囲で品物を選ぶようにしましょう。また、贈った品物や金額はメモを取っておくことも大切です。

お中元にふさわしくないタブーなギフト

お中元にはさまざまなものが贈られますが、縁起が悪いとして避けたほうがいいとされるギフトもあります。

そのほか、お酒を飲めない方にアルコール類を贈ったり、消費期限が短めの生鮮食品を単身世帯に贈ったりするのは控えたほうがいいでしょう。ふだんから、相手の好みや家族構成を把握しておくと贈り物選びもスムーズです。

お中元の熨斗のマナー

お中元で使用するのし紙は、紅白蝶結びの水引とのしが印刷されたものを選ぶのが基本です。ただし、魚介類や肉などの生物を贈るときは、熨斗のない水引のみの掛け紙を使用します。これは、のし自体が生ものの象徴であり、意味が重複してしまうからです。

表書きは水引中央の結び目の上に「御中元」と書き、結び目の下に贈り主の名前をフルネームで書きます。

お中元は喪中でも贈れる

お中元やお歳暮はあくまで感謝の気持ちを伝えるためのものなので、喪中でも贈ったり受け取ったりすることができます。

ただし、喪中の場合は熨斗に注意が必要。一般的にお中元に使用される熨斗紙には紅白の水引や熨斗が描かれており、喪中にはふさわしくありません。喪中の場合は、水引や熨斗が印刷されていない白無地の奉書紙や白い短冊を使用するのがマナーです。

また、贈る時期も四十九日が過ぎてからにしたほうがいいでしょう。時期をずらし、暑中御見舞として贈るのも選択肢のひとつです。

お中元のマナー【もらったとき編】

お中元は基本的にお返しは不要

お中元にお返しは基本的に不要です。もしお返しが気になる場合は、お中元のシーズンを過ぎた頃にいただいた品物の半額程度の品を「残暑御見舞」などの表書きで贈るとよいでしょう。

お中元を受け取ったらなるべく早くお礼状を出す

お中元を受け取ったら、お礼状を出すのがマナーです。届いたらすぐ、遅くとも3日以内に郵送しましょう。なお、親しい間柄であれば電話やメールでお礼を伝えても構いません。

法人で取引先にお中元を贈る場合は？

ビジネスシーンでも、お世話になっている取引先の会社などにお中元を贈ることがあります。ここからは、法人の場合のお中元のマナーや基礎知識を見ていきます。

お中元やお歳暮を廃止する企業も増えているので注意

近年は、コンプライアンスの観点からお中元やお歳暮のやりとりを禁止する企業も増えてきています。取引先の会社や担当者にお中元を贈るときは、先方のルールを事前に確認しておくようにしましょう。

法人に贈るお中元の相場は5,000円～1万円

取引先など、ビジネスで関わる方に贈るお中元の場合、金額相場は5,000円～1万円程度です。お付き合いの程度を考慮して選ぶようにしましょう。

取引先へのお中元はシェアしやすいものが喜ばれる

取引先など、法人にお中元を贈る際は個包装で分けやすいものがベストです。社員数なども考慮すれば、気配りができると印象アップにつながるでしょう。

また、法人の場合はほかの取引先など各所からお中元を受け取ることが予想されます。お菓子など食品を贈る場合は、賞味期限が長く常温で日持ちするものを選ぶようにしましょう。

法人に贈るお中元の熨斗の書き方

法人にお中元を贈る場合、表書きの上段には「御中元」と書き、下段には会社名と代表者の氏名を記入します。記入の際は、筆ペンや太めのサインペンを使用しましょう。

お中元の勘定科目は交際費が一般的

お中元が事業を円滑にするために必要なものであれば、経費として認められます。お中元を贈る相手がふだんからお世話になっている取引先の場合、お中元は「接待交際費」として処理するのが基本。お中元にかかった送料や直接訪問して渡した際の交通費も「接待交際費」として計上できます。ただし、会社名や業務を知ってもらうためにお中元を贈ったような場合は、「広告宣伝費」になります。

また、資本金が1億円以下の法人と資本金1億円以上の法人で、それぞれ接待交際費に上限が決められているので注意が必要です。

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夏の贈り物特集では、グルメにファッション・食器や雑貨等、豊富なジャンルから厳選した贈り物をご紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

よくある質問

お中元はいつ贈ればいい？

お中元は地域によって贈る時期が異なるので注意が必要です。記事では、地域別の一覧をチェックできるので参考にしてください。

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お中元にはどのような商品が人気ですか？

お中元には、お菓子や果物、お酒、調味料、グルメ食品などが人気です。記事では、お中元の人気ギフトやおすすめギフトを紹介しています。ぜひ贈り物選びの参考にしてください。

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